乗る理由と降りる理由

バイクに乗る理由は、通勤通学日常の足、を除いて、大体の人は楽しいから乗ってると答えるかと思う。
楽しい事ばっかりな訳でも無いけれども、結局楽しいから乗ってる訳で。
楽しくなければわざわざ乗らないと思う。
中には惰性で乗ってる人も居るかも知れないけれども、それでもやっぱりバイクってのは楽しいもんだ。

バイクに乗り始める人が居て、バイクに乗り続ける人も居る一方、バイクに乗らなく成る人が、バイクを降りる事に成る人も居る。
何かしらの理由で、バイクから降りざるを得なく成った人が。

理由は様々。
単純にバイクはもうイイやって人も多いだろう。
それ以外に生活環境やライフスタイルの変化だったり、経済的な面だったり、健康面だったり、或いは免許が無くなったり。
理由は様々。

私の周囲では、ハヤブサに乗ってた人がバイクに乗れなくなったのがちょい前に起こった事。
しばしの海外勤務と成ったのがその理由。
流石にバイク持って行くってのは現実的じゃ無いし。
モトコンポならまだしも、流石にハヤブサはなぁ。

当初はバイクを売り払って、また帰ってきたら新たにハヤブサを買いなおすって計画だったのだが、色々と検討した結果、彼が帰ってくるまでの間、私がハヤブサを預かるって事に話は決まった。
実際には、私が彼からハヤブサを買い取って、ちゃんと乗ってちゃんとメンテして維持管理はしておいてあげる。
帰国してまだ元のハヤブサに乗る気が有るなら買い戻せば良い。
その気が無いなら好きにすりゃイイよ。
でもそれまでに壊したらスマンかったな。
と言う話。

基本、そこらのパン屋か県内の道の駅くらいしか行かない人間がハヤブサに乗ってるのはそんな訳。
そして、近日中にこのハヤブサとお別れするのもそんな訳。
中古の990SUPERDUKEに買い換える、だなんてむき出しの地雷を力いっぱい踏み抜こうとしてるのも、それもちょい関係してる。

そして、つい最近また一人バイクを降りる事と成った。
って、まぁそんな大袈裟な話しでも無いんだけど。

彼の場合は、この世で最もポピュラーな理由。
それは家族が増えるから。
何処にでも転がってる最もポピュラーな理由だ。

別にバイクに限った話では無く、2シーターコンバーチブルにせよ、ウォータークラフト(水上バイクのことだ)にせよ。
或いは登山や船釣りやヒッチハイクの旅だったり。
家族が増えたら、要するに子供が出来たら今までどおりに好きに生きるのは難しい。
多くの場合は。

フリードなりノートなり、何かしらのファミリーカーを別に持ってるならまだしも、子供が出来たのに頑なにスーパーセブンに乗り続けるってのはどう考えても理解されないだろう。
それは流石にちょっとね、と言わざるを得ない。
義両親を含む、親族親戚ご一同から苦言の一つも頂戴するのも止むを得ないな。

使える金も使える時間も人には限りがある。
金は有るけど暇がないとか、暇は有るけど金が無いとか、或いはどっちも無いとか。
全てを持ちえる人も世の中には少なく無いのだろうけど、でも遥かに多くの人は何かしらが欠落するので、何処かしらにしわ寄せが来てしまう。
それがリッターSSに、それがスーパーセブンに、それがヒマラヤ登山に...etc
それらにしわ寄せが来てしまうのもそりゃ仕方ない話しだ。
子供のオムツも替えないでオイル交換してたらそりゃ奥様もブチ切れですわ。

先にオムツを替えなさい。
そして使用済みのムーニーマンをオイル処理に使いなさい。
と言うのかどうかは解らないけれども。

人は自分だけの為に生きる訳では無い。
誰かの為にも、そして家族の為にも生きる。
決して自分自身の為だけに生きている訳では無い。

だから、好きだったバイクを処分してミニバンを買うってのは、ライダーに取っては非常に辛いモノが有るのだけど、人生に取ってはそれはそれで悪くは無いと思う。
家族が増えて、ミニバンに乗らざるを得なく成った人生ってのは、それはそれで幸せだろうと思う。

とは言え、自分以外の誰かの為だけに生きるってのも、それはそれで余りにも辛い。
小遣い1万円で毎日10時間働いて少ない休みは雑事と雑用に費やされる毎日を定年まで続けろと言われたら、そりゃ考えただけでぞっとする。
ふらりと自分探しの旅に出たく成るのも仕方ないかも知れない。

何かとバランス。
バランスが大事だ。

だから今回バイクを手放す事と成った彼だが、何時か何処かのタイミングで上手くバランスが取れる日が来たら、再びバイクに跨れる日が来る事を願いたい。

まぁきっと大丈夫だ。
私と変わらない股下で、大型アドベンチャーツアラーに乗ってた程にバランス感覚に優れた人だから、きっと何時か上手い事バランス取れる日が来ると思う。
そしてその日が何時か来たら、そのバランスを支えてあげる程度のサポートはしてあげようと思う。
だからと言って、リターンする日までバイクを預かってあげよう、なんてのはお断りさせて頂くけれど。
あんなヒグマみたいなバイクを保管するのはちょっと勘弁だ。
意外とコンパクトなハヤブサならまだしも、流石に大型アドベンチャーツアラーは遠慮させて頂きたいわ。

と、そんな訳で何時かの帰ってくる事を期待したい。
何時の日にはまたライダーへとリターン出来る日が来る事を。

つ...通勤用っすよ、と言う名目で来週にでもDトラッカーに乗ってそうな不穏な空気を何となく感じてるのは気のせいなのかどうなのかはわからないけれども、

ん、もしかしたら意外と早いかも知れないな。

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