ホンダの勝利はまだ遠い....のか

バイクレース界において、世界最強無敵の存在。
それがホンダ。

ってイメージをお持ちの方も少なくないかと思うけれど、実はそれはMotoGPクラスにおいての話。
ってか、マルケス(兄)の話。
それ以外のカテゴリーに関しては、少なからずのスマンかった感は否めない。

 

2019年の主な二輪レースの総合結果

MotoGP マルク・マルケス ホンダ
ダカールラリー トビー・プライス KTM
WSBK ジョナサン・レイ カワサキ
JSB 中須賀克行 ヤマハ
EWC SRC KAWASAKI カワサキ
鈴鹿8H カワサキレーシング カワサキ
MXGP ティム・ガイザー ホンダ
AMA-SX クーパー・ウェブ KTM
WCT(OUTdoor) トニー・ボウ モンテッサ・ホンダ
WCT(INdoor) トニー・ボウ モンテッサ・ホンダ
X-Trial トニー・ボウ モンテッサ・ホンダ

 

2019年はMXGP(世界モトクロス選手権)でティム・カイザーが久しぶりにタイトルを獲得した以外、ほぼほぼ何時もと同じパターンに終わった。
マルケスは何時ものように勝利し、そしてトライアルのトニー・ボウはさらに輪を掛けて何時ものように勝利を手にした。
この二人が居なきゃどれだけ寒い結果に終わった事か。
ちなみにトニー・ボウは13年連続の世界タイトル獲得。
もう笑いしか出てこないね。

 

ホンダに取っての最重要事項は、それは勿論MotoGP。
2020年もマルケスが勝つ事こそがホンダに取っての至上命題。
2021年以降も、マルケスがホンダに乗って勝つ事こそが絶対。

でも、MotoGPばかりに注力してる訳では無い。
今期はさらに重要度が増したのがSBK。
オールニューマシンと共に完全にファクトリーと成った2020年は、バウティスタとレオン・ハスラムのベテランコンビで打倒黄緑を誓う。
最強の布陣で散々っぱらコテンパンにシメられてる黄緑を叩きのめす(目標)

プロダクションレース界での頭上の黄緑と同じく、砂の上にもまた大きな敵がホンダの頭の上に鎮座する。
オレンジ色した巨大な敵が。

レッドブルKTM

2001年から昨年2019年まで、18連覇中(途中1年は未開催)の、ダカールラリー最強チーム。
それがこのレッドブルを背負ったオレンジ色。
厄介な相手だ。

2013年に復活以降、打倒オレンジ色を目指して体制を強化しつつ参戦を重ね、今では紛う事無きファクトリー。
レッドブルと真っ向対立するモンスターエナジーを背負って、打倒KTMを目指して毎年戦いを挑むも、結果は真に残念ながら迎春のお慶びとは行かず。
この度の結果は謹んでスマンかったなダカールラリーが続く。
ホンダ史上過去最高の布陣で挑んだ昨年2019年なんて、KTMの1-2-3フィニッシュに終わる始末。
もうコテンパンですわ。
まさに砂を噛むような、テンション下がる新年のご挨拶。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/砂を噛むよう/

 

だが、何時までも負けたままで終わらないのがホンダ。
今年こそやってくれるさ。
アフリカツインも頑張ってるし、X-ADVだって頑張ってるし、X-ADV150だって発売されたし。
そろそろ砂漠の頂点、ダカールラリーでもやってくれる筈。

 

2020 ダカールラリー 総合結果(~ステージ1)

POS. EXP. DRIVE-TEAM MARK-MODEL TIME VARIATION PENALITY
1 1  
 TOBY PRICE
RED BULL KTM FACTORY TEAM 03H 21′ 33"   00H 02′ 00"
2 9  
 RICKY BRABEC
MONSTER ENERGY HONDA TEAM 2020 03H 21′ 38" + 00H 00′ 05"  
3 2  
 MATTHIAS WALKNER
RED BULL KTM FACTORY TEAM 03H 22′ 13" + 00H 00′ 40"  
4 7  
 KEVIN BENAVIDES
MONSTER ENERGY HONDA TEAM 2020 03H 24′ 04" + 00H 02′ 31"  
5 3  
 SAM SUNDERLAND
RED BULL KTM FACTORY TEAM 03H 24′ 48" + 00H 03′ 15"  
6 5  
 PABLO QUINTANILLA
ROCKSTAR ENERGY HUSQVARNA FACTORY RACING 03H 25′ 09" + 00H 03′ 36"  
7 12  
 JOAN BARREDA BORT
MONSTER ENERGY HONDA TEAM 2020 03H 27′ 24" + 00H 05′ 51"  
8 16  
 LUCIANO BENAVIDES
RED BULL KTM FACTORY TEAM 03H 28′ 29" + 00H 06′ 56"  
9 6  
 ANDREW SHORT
ROCKSTAR ENERGY HUSQVARNA FACTORY RACING 03H 28′ 36" + 00H 07′ 03"  
10 4  
 ADRIEN VAN BEVEREN
MONSTER ENERGY YAMAHA RALLY TEAM 03H 29′ 25" + 00H 07′ 52"

 

MONSTER ENERGY HONDA TEAM 2020は5台中、3台がトップ10入り。

トップは昨年覇者のKTMのトビー・プライス。
だがリッキー・ブラベックは5秒差、ケビン・ベナバイズは2分31秒差と勿論全然射程内。
それくらい、タイヤを取られて一回ボテっと転んだだけで簡単にひっくり返る。
問題は、ちょっとも転ばない事なんだけどね。
あんな砂の上走りながらちょっと転ばないんだけど。

 

 

ダカールラリーにおいてのホンダの勝利はまだまだ遠いのか、それともあと少し手を伸ばせば確実に手に出来る程に近いのか?
その答えは....17日の最終ステージとは言わず、あと3日程したら解りそうな機がする。
その答えがどっちに転ぶのかは解らないけれどもね。

 

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy