愚者はどうのこうので、賢者はなんとかかんとか

六甲山の北側、山と田んぼと畑と田んぼと山と畑が広がる所を走っていた。
特に重要な用事が有った訳でも無いのだけど。

乗っていたのはZZR1400。
先日よりちょろっと書いてる、買おうかどうしようか迷ってるバイク。
昨年手放したハヤブサの後継機として。

► 300km/h on AUTOBAHN with KAWASAKI ZZR-1400

ハヤブサも大概速かったけれど、これも流石の怪物。
一体、普段時速40km制限の道ばっか走ってる私にこんな怪物が必要なのかと思うけれど、そんな野暮は言うまいて、言うまいて。
そんな事を言い出したらYZF R25ですらオーバースペックなのだから。

日本ではYZF R30と保険と税金の維持費は変わらないものね。
軽自動車と8400ccのSRTバイパーじゃ維持費は物凄く違うけれど、バイクの場合は251cc以上なら一緒。
223ccの車検の無いセローと比べても大した差は無い。
モロモロの事情が許すならば、悪くは無い選択では無いかも知れない。
タイヤ代は随分違うけれどさ。

で、そんな怪物に乗って六甲山の向こう側を走ってた。
特に何も無い所を、特にこれと言った用事も無く。

制限速度は50km/h。
でも、信号も無ければ民家も無い、人口よりもイノシシの方が多いようなエリア。
流れるスピードはかなり高い片側1車線の道路。
頑なに制限速度を守るってのはちょっと難しい状況だ。

ちょっとパワー系で攻めてみようかな。
そんな気分のある日の昼食。
ガレージに何人か集まり、適当にダラダラしてたある日の昼食。
まだ残暑の残る、暑いある日の昼食。

かと言って、急にミックスフライが出来る程に豊富な冷蔵庫は持ち合わせていない。
タコヤキを作った残りの卵くらいなら有るけれど、流石にそれだけでどうにか成る程の超魔術は持ち合わせて居ない。
タマゴとマヨネーズとエポキシ樹脂くらいしか入ってない冷蔵庫なんだから。

カレーかな。
結局、インドだかパキスタンだかネパールだか、ともかくソレ系のカレー屋かな。
暑い日はカレーかな。
パワー系と言うには少々物足りない気はしなくもないけれど、高校二年生サッカー部じゃ無いのでこれで十分だろう。

『昼はそうめんでもしておこうか?』

誰かが持ってきたお中元のお裾分けそうめんを指しながら、誰かがそう言った。
残暑厳しい中お集まりの皆様も、その案に一様に同意する。
おお、いいね!いいね!と発言者の大事な所を指で押しながら、否、特に押したりもせずに、その案に一様に同意する。

私は、そんなそうめんが流れる空気を一刀両断するかのように、切れ味鋭い一言を発した。

『うん、いいよ』

と。

まだ残暑の残る、暑いある日の昼食。
まだ残暑の残る、口はカレーに成ってるのにそうめんに流された暑いある日の思ひ出。
流されそうめんの思ひ出。

と、まぁそれ位に割りと流される私なので、ここも有る程度は流れに身を任せておこうかと、結構速い車の流れに身を任せていた。
速いと言っても、100km/hも150km/hも出てる訳じゃ無いんだけどね。
流石にそんなデスロードでは無い。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。

愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。(直訳)
Nur ein Idiot glaubt, aus den eigenen Erfahrungen zu lernen.

https://ja.wikiquote.org/wiki/オットー・フォン・ビスマルク

人一人が経験出来る事なんてたかが知れている。
そして、時に一度経験したら二度目のチャンスは永遠に訪れない、なんて事も有る。
10階建てのビルの屋上の手すりの上で逆立ちしたらどうなるか?
なんて、1回大失敗したら2回目のチャンスなんて無いものね。

だから、自分の経験を踏まえる事は重要だが、他人の失敗やミスの経験を知る事もまた重要。
いわゆる、ヒヤリ・ハット事例って奴だね。
ご安全にって事だ。

ふと思い出したことが有る。
それは何年も前、この道で白バイに捕まった人が居た事を。
こんな山と田んぼと畑と田んぼと山と畑しかないような所で。
一緒に何処かへ出かけた際、調子乗って先行してた彼が、白バイと一緒に路肩に止まってたあのシーンは、苦い思い出の一こまとして今も記憶に残っている。

それが何処で有ろうが、公道である以上道路交通法は存在する。
人よりも猫の方が多い離島で有ったとしても。
公道である以上、そこで取り締まりが行われる可能性は有る。
それがどんなに何も無い所で有ろうとも。

だからこんなイノシシしか住んでないような所でも取り締まりが行われないとは限らない。
流石に白バイはレアだろうけど。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。

私はくれぐれも調子に乗らず、ゆるっとZZR1400を走らせていた。
アイドリングのちょい上くらいの回転で。
あの苦い光景を良く覚えてる私は、ZZR1400をゆるっと走らせていた。

幸いにして白バイもパトカーも出ず、幸いにして捕まる事も無く、幸いにして何事も無かったのだけど、まぁ調子乗ったら大体は痛い目に遭うのは世の常。
作戦中に女のことで人を揶揄うといきなり撃墜される事を僕達は良く知ってる筈だ、愛を覚えてる筈だ。

ん、まぁアイドリングのちょい上くらいの回転でゆっくり走るのが良さそうだね。
残りパワー180馬力程は無駄だとしても。

ソーセージと法律の作り方を知る人は、もはや安眠することが出来ない。

Wer weiß, wie Gesetze und Würste zustande kommen, der kann nachts nicht mehr ruhig schlafen.

https://ja.wikiquote.org/wiki/オットー・フォン・ビスマルク

ソーセージと法律の作り方については特に語れないけれど、ペット屋で売れ残ったウーパールーパーの行方についてはちょっと機会が有ったら語ろうと思う。
機会が有れば。

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