カーボンフォークの好き嫌い
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オーリンズのカーボンフォーク。
前回のチェコGPよりホンダ(マルケス機)にも遂に投入された。
オイルシールが入るアウターチューブの先端部分とクランプ部分はアルミ。
アウターチューブボディの黒い部分はカーボンで出来てる。
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そもそもこのフォークは、ドゥカティとオーリンズが開発してたと言われたモノ。
実際、ドゥカティは開幕戦のカタールからドヴィさん号にこのカーボンフォークを実戦で使っている。
それからかれこれ数ヶ月、やっとこさマルケスにもこのフォークが導入された。
前回のチェコGPで。
このフォークは、コーナリング中にしなる事でフロントの追従性を高めるんじゃ無いか?
とか、なんとかかんとかと言われてたみたい。
自転車のカーボンフォークみたいに、しなる事で何かしらの効果を得ようと、そんな感じで。
このYZR-M1の肉抜きしたトップブリッジと同様に、あえて剛性を落とす事でコーナリングでのしなやかさを出すとか、と言われている。
飾りじゃ無いのさ。
単になんとなく格好イイからと削った訳じゃ無い。
等とあれこれ言われてたけど、結局の所は軽量化がその大きな理由みたい。
カーボンはアルミより軽いから、だって。
なんだ....
現在このカーボンフォークを使用してるのは、ドヴィさんとロレンソのドゥカティチームの2名、そしてマルク・マルケスだけ。
ヤマハの2名はいまいち気に入ってないみたい。
同様に、ペドロっさんも大して。
ペドロっさんには軽量化なんて話はいまいち魅力感じないんだろうと思う。
WPを使うKTMは別として、オーリンズを使ってる他のライダーにも順次デリバリーは始まるだろうと思われる。
スズキとアプリリアの両ファクトリー、そしてGP17を使いながらもスタンダードのフォークを使うペトルッチを筆頭に、ドゥカティとホンダやヤマハのサテライトチームにも。
果たして意味が有るのか無いのかは解らないけれど、ただ言える事は...
転んだら現在のアルミ以上にタダじゃ済まないだろうから、毎レースのようにカーボン製カウルを木っ端微塵にするライダーを抱えてるチームは、また悩ましい事が増えてしまったね、って事。
毎戦、カウルだけに飽き足らずフォークまでもをバッキバキにされたら財布がペランペランに成っちゃう。