頑張るSHARKと頑張って欲しいアライ-1
SHARK RACE R PRO
特定民族の方達の血圧を爆裂に上げてしまいそうなデザインの(旧)ザルコレプリカ。
本来はサイドにガツンとレッドブルが入るのだけど、諸般の事情で中々難しいのでゼッケンを入れてみました。
モンスターエナジーは時々入ってるんだけど、レッドブルはちょっと難しいのかな。
アライのペドロさんレプリカと同じような感じだね。
2020年は、チャクラをイメージしたデザインへ切り替わったので、これも見納め。
日本での取り扱いはヤマハのY’S GEAR。
古くからZENITHと言うブランドの正体不明のヘルメットをリリースしてるのだが、何年か前から正式にSHARKを扱っている。
ヨーロッパでのMTシリーズのイベント=European MT-Tourってのが有って、2016年から昨年2019年まで、このSHARKがオフィシャルパートナーとして手を取り合っている。
それに関係してか、特に関係無いか、それとももっと深い所で関係してるのか、その辺はいまいち良く解らないんだけど、その2016年辺りから日本ではY’S GEARが結構大々的に取り扱ってるのだ。
モーターサイクルショーのY’S GEARブースにSHARKコーナー作るくらいに。
当然ながらPSCマークはちゃんと着いてる。
そりゃそうさ。
マケプレの転売業者じゃ有るまいし。
ちなみにこのザルコレプリカ。
海外通販の有名どころ、motard innでの価格は¥59,822、同じくお馴染みのFC-motoでは¥57,858。
決済時の為替で微妙に変動するけれど、実売価格は概ね6万円を切る値段。
1万円~10万円近くまで有る、結構幅広い価格帯のSHARKだけど、これは元々まぁまぁ高いヘルメットに分類される。
フラッグシップモデル、とは言わないけれど。
同じモデルのSHARK RACE R PRO-19ザルコの日本国内正規モデルでは標準小売価格は¥70,400(税込み)
正規取扱店でのネットショップ価格では、RACE R PROは¥61,013(税込)
ヨーロッパで買うのも日本で買うのも、概ね数千円の違いとかなり頑張ったプライスを掲げてる。
アライとショウエイが牛耳ってる日本のヘルメット界においては、あんまり高かったら売れない、って理由なんだろうけど。
一方アライ。
随分と前に書いたような気がするけれど、日本でRX7-RRを買ってドイツに送った事が有る。
4だったか5だったかの時代。
レーシングワールドで買って、郵便局から送ったような記憶。
別にそんな小遣い稼ぎしてた訳では無いのだけど。
わざわざそんな事してた理由は簡単。
ヨーロッパではアライのヘルメットはやたらめったら高いから。
当時は幾らだったか、なんてのはさっぱり知らないのだけど、現在の価格は簡単に調べる事が出来る。
前述したmotard innでのRX7-Vの価格は、一部のサイズ限定在庫品を除いて10万円に届く、中々強烈なプライスが掲げられている。
国やショップ、為替によって差は有るけれど、現行RX7-Vはヨーロッパでは概ね8~10万円くらい。
日本では5万円台前半で売られてる事を考えたら、ヨーロッパの人がアライを欲しくなったら海外へ、ってか日本のサイトが気に成るのも無理も無い話だ。
ただ、Rakuten Global は閉鎖しちゃったので、webikeのグローバルサイトかアマゾンジャパンくらいかな。
日本から個人輸入したヘルメットをヨーロッパで使用する事の法律上のあれこれは良く知らないけれど、この辺りで購入するのが現実的かなって思う。
流石にグラスファイバーのヘルメットに10万円=830ユーロはちと高いな。
海外のものを日本で売ると何かとコストが掛かってしまうように、日本のものを海外で売ると同じくコストが掛かってどうしても値上がりは避けれない。
生産や流通を見直せばその辺は有る程度クリアされるんだろうけど、ノーランやシューベルトでも難しいのでアライにそれを求めるのは酷な話だ。
ちなみに、世界のプレミアムヘルメットのシェアでは、ショウエイがトップ、続いてHJC、NOLAN、Schuberth、SUOMY。
AGVとBELL、その後ろにOGK、そしてその他へと続く。
そんな感じ。
詳細な数値は有料情報なので知らない。
二輪車新聞なら載ってるかもね。
買ってないけど。
世界シェアではその他にひとくくりにされるアライとSHARKにもっとグローバルな展開を、ってのは少々難しい注文なんだけど、それでもSHARKは頑張った。
この値段は十分に頑張った。
長くなったので続く