二番目に重要なもの

人の成長の為に、最も重要な事は自分自身。
結局、何をするにも全て本人次第。
そりゃそうさ。
どんな素晴らしいDNAを受け継ごうと、プリングルス食べながらコタツの中で日々を過ごしてたら、残念ながら自身の成長は望めない。
お腹周りは大いに成長しそうだけど、成長しすぎてコタツから出れなくならない様に気をつけろと、ポテコを食べながらコタツの中から言ってみる私。

 

勿論DNAは重要だろう。
将来はファッションモデルやプロレスラーに成りたいのなら、残念ながらパパとママが生まれた時点で篩いに掛けられてしまう。
その篩いにしがみ付いて生き残る事は本人の努力次第で不可能では無いのだろうが、現実的には中々難しい。
154cmのパパの遺伝子を受け継いだら、どんなに強く願ってどんなに頑張った所で、ビッグ・ショーみたいに成るのは難しい。
ダニエル・ブライアンなら努力次第で目指せない事も無いが、ビッグ・ショーに成りたいなら努力じゃどうにも成らんわ。
成りたいかどうかは別として。

ちなみに、この大巨人と戦ってる山羊みたいな小さい人は、公式スペックで178cm、体重はおよそ100Kg有ったりする。
エレベーターで乗り合わせたら普通に威圧されるサイズの山羊だ。
この人でも十分にデカい。
大巨人があまりにデカ過ぎるだけで。
凄いね、この大巨人は。
こんなの巨大な遺伝子を受け継いでなきゃ、本人の努力だけじゃどうにも成らん。

 

遺伝子の重要度は、どのように成長するのかによって少し違ってくる話。
ルックスも含めたフィジカルが何より重要視される道へ進みたいのなら遺伝子は大きなウエイトを占めるのだけど、それ以外の多くの場合は遺伝子よりも本人の努力が重要と成る。
総理大臣だろうとロックンローラーだろうと市役所の係長だろうと、フィジカルよりも本人の努力が重要だ。
大体の場合、パパとママの遺伝子だけじゃどうにも成らん。
遺伝子を操作する時代がやって来たら話は変わってくるかも知れないけれど。

 

人の成長の為に、二番目に大事なもの。
人の成長の為に、二番目に重要なもの。

本人の努力はとても重要だ。
でも、それだけで人は正しく成長出来るとは限らない。
例えば数学一つ取っても、どれだけ自宅で自習に励んだ所で、やはり学校に通って塾にも通った人と肩を並べるのは難しい。
語学でもテニスでも一緒。
壁に向かってどれだけ練習した所で、生本番にはやっぱり敵わない。
生には勝てない。
本番には勝てやしない。

結局、正しく成長したいなら、勉強なら学校に通って、出来れば塾に通う環境が最善の道。
さらに、集中して自習できる環境を整えるのも重要だ。
どれだけやる気が有っても、立ち飲み屋の片隅で自習するのはちょっと難しい。
1000円でべろべろに成ってるオッサンの中で勉強するのはちょっと難しいな。

テニスが上手く成りたいなら、基礎をしっかりと学んだ上で対戦するのが最善の道。
スキーだろうと将棋だろうと格闘ゲームだって同じだ。
基礎を身につける環境が重要だし、それを実践出来る実戦環境もまた重要。
ローションでぬるぬるさせた風呂場でスキーの練習した所で上手くは成らないと思うから余りお勧めしないな。
ってか、とても危ないのでせめてマットくらいは敷いておこう。
きっとママも喜んでくれるはずだ。

 

と、まぁなんか適当な話に成ってきたけれど、要するに環境は大事だって事。
スキーが上手く成りたいならスキーが上手く成る環境、総理大臣になりたいなら総理大臣に成れる様な環境が必要。
自分一人でどうこうと頑張った所でやっぱり限界は有るし、それに間違った方向へと進みかねない恐れもある。
それはバイクだって同じ。
基礎を学び、正しい環境において正しいライディングを身に着ける必要がある。
安全に公道を走るならその為のライディングを。
モトクロスやサーキットで速く走りたいならその為の正しいライディングを。

免許を取得したら最低限の基礎は身に着けてるだろうけど、それだけじゃやっぱり心もとないので、信頼できる人に改めて教えて貰うのが最善だろうと思う。
もっとも、その信頼できる人を探すのが中々難しいんだけどね。
シャチホコみたいなバイクに乗ってるセンパイに着いていったら、自身もまたシャチホコしてしてしまう未来しかないのだから。
君がシャチコホを覗く時、シャチホコもまた君を覗いているのだから。

ちなみに私の場合、兄とその友人達にバイクの乗り方、モトクロッサーの乗り方を教えて貰った。
後に、それはどうなんだろう??って思う事の一つや二つは出てきたけれど、クラッチって何??な状態からまともにYZを乗れるように成れたのは彼らの教えのお陰だろうと思う。

自転車だってスマホだって何だって一緒だけど、初見で何の説明も無いままマニュアルクラッチ付いてるバイクなんて絶対に乗れないからね。
バイクのバの字も知らない人に乗せてもブッシュマン状態に成っちゃうのは必然だ。
さらに土の上でモトクロッサーを走らせろ、ってのはそりゃ余りに無理な話だ。
漫画でもちょっと無理が有る展開だ。

後に、それはどうなんだろう??って思う事の一つや二つは出てきたけれど、私の育った環境は決して悪くは無く、非常に恵まれていたと思っている。
フォークオイルなんて入ってたらそれでええんやで
と言う大雑把な環境では無かったので、私は恵まれた正しい環境で育てられたと思っている。
ちゃんと育ったかどうかは、まぁアレとして。

 

随分と前に書いたけれど、近所にドラッグスターに乗りたい!と言ってる若者が住んでいた。
免許取得したものの、ゼルビスと言うコレジャナイバイクを買い与えられたその若者。
親父がポンっとバイク買ってくれるんだから贅沢言うなよ、って話なんだけど、やっぱりコレジャナイバイクはコレジャナイ訳で。
十代にして世間の酸っぱさを身にしみて味わう事に。

ゼルビスって良いバイクだと思うよ。
地味だけど。
シートがバコって開くし。
地味だけど。
と、第三者だからそんな適当な事を平気な顔して言えるけれど、当の本人はやっぱり思う訳だ。
父ちゃん、コレジャナイよ.....って。

そんなこんなで紆余曲折を経て遂にドラッグスターに乗ったのだが、その彼が何か唐突にモトクロスをやりたいと言い出している。
もともと昔からモトクロスやる人なんてレアなんだけど、このバイク高齢化時代において若者がモトクロスを始めるなんてさらにレアなケースだ。
昭和生まれの人が今からモトクロスするのは、気持ちは若くても体はアレなのであんまりお勧めしないけれど、若者が土に目覚めるのはとても喜ばしい。
バイク界の為にも、彼には正しく育ってもらいたいもんだ。

ただ問題は、モトクロスは余りにも危険な遊びなので、怪我のリスクが非常に高いって事。
リスクが非常に高い事を認識しておく必要がある。

だから、モトクロッサーの維持管理を含めて、正しい環境を整えてやる必要が有るのだけど、残念ながら今はちょっと遠い所に住んでるのでどうしたもんかなぁって考えてる。
未来有る若者に、こんな危険な遊びをさせて良いのものなのか、どうなのか?
って事も含めて。
全然知らない人なら適当な事も言えるんだろうけど、そうじゃないから中々考えてしまう。
首の骨折ったからと私が訴えられる事は無いだろうけど、それでも色々考えてしまう訳だよ。

 

モトクロスを始めるに当たって、もっとも重要なのは自分自身。
自分のヤル気、覚悟、そして経済力。
これらは誰も助けてくれないので、自分でどうにかしなきゃ成らない。

その次に重要なのはやはり環境。
最初は85-LWから始めるにしても、明らかに公道を走るバイクと違う乗り物。
そもそも公道が走れないので運搬手段からして必要だ。
公道を走るバイクは適当で良い、って訳でも無いけれど、正しい乗り方と正しいメンテナンスを行わないと、自分以外の誰かを傷つけかねない危険な乗り物で有る訳で。
公道とモトクロスコースのどっちが危険か、って事は簡単には言えないけれど、まぁともかく適当じゃダメだよって事だ。
公道を走るバイクは適当で良い、って訳でも無いけれど。

これが我流なら、何が適当で何が適正なのかはわかり難い。
やってりゃその内に分かるんだろうけど、出来れば最低限は最初にちゃんと分かった上で走って欲しいと思うな。
コースの入り方や出方とか、施設毎に決まってるエンジンを掛けて良い時間帯の規制とか。
事前に知ってなきゃいきなりトラブルに出くわすので、出来れば最初にちゃんと分かった上で走って欲しいと思う。
走って学ぶ事は沢山有るけれど、走る前に学んでおく事もまた沢山有る。
その辺をちゃんと面倒みてくれる人、そしてその環境がやはり必要だ。

 

若者がモトクロスを始めるのはバイク界に取って喜ばしい事なんだけど、それをご近所さんの大事な一人息子にお勧め出来るのかと言えば、それはそれでちょっと悩ましいのが本当のところ。
どうしたもんかなぁ、とは思いつつも、放り出すよりは全うな環境を整えてやった方が良いとは思うので、その彼の居住地と同じエリアの全うな人を紹介してやろうと思ってる。

全ては本人次第だ。
何をするにも、何を目指すにも、結局、全ては本人次第なのだから。
でもそれだけじゃどうにも成らないので全うな人を紹介してやろうと思ってる。
九州や沖縄やバングラディシュに知り合いは居ないのでどうにも成らないのだけど、幸いにして彼の現居住エリアには知り合いが居るので話くらいはつけてやろうと思ってる。
少なくとも、フォークオイルなんて入ってたらそれでええんやで
と言う大雑把な人では無いので、まぁ大丈夫....かなぁ。

 

MOTOR CYCLE

Posted by TOMMY