レクオナは、もしかしたらイケル男なのかも知れない

世界最高峰で有るMotoGPクラスには、時折、なんで君が?
なんで君の経歴でココを走れてるの?
って人が現れる。
別にストーナーがお怒りだった事例を出すまでも無く。
ここ数年にも何人か居るのは皆様ご承知だろうと思う。

 

今年はぶっちゃけこの人。
テック3KTMのイケル・レクオナ。
2000年生まれの今年20歳の若者。
いやぁ、遂にMotoGPクラスにも2000年生まれが。
21世紀生まれの登場も近い....かな。
一番手はチェレスティーノ・ヴィエッティ辺りかな。

 

残ってる記録では、2016年のMoto2デビュー。
それ以前はCEV(スペイン選手権)で Moto2を走っていた。

CEVでのランキングは6位。
2017年からMoto2にフル参戦し、初年度はランキング35位。
KTMへ乗り換えた2018年は12位。
そして、アメリカンレーシングから参戦した昨年もランキング12位。

最高成績は2018年のバレンシアでの2位。
次は2019年のタイでの3位。
表彰台はこの2回だけ。

 

そんな、あんまりテレビに映らないライダーが、どういう経緯かテック3へ移籍して、前倒しでオリベイラの代役として2019年の最終戦のMotoGPクラスに参戦する離れ業を披露する。
空回りのザルコにトドメを刺したあのシーンは忘れられない光景だ。

回るザルコは久しぶりに見れたけれど、これはちょっと勘弁してやって欲しい。
お陰で秋のテストはキャンセルするハメに。
なんてこったい。

 

で、そのレクオナ。
FP1の結果は、驚きの9番手。
タイムは1’37.714と、エースのポルから0.002秒差。
ビンダーよりオリベイラより速いタイム。
ちょっと驚いたわ。

そうは言ってもまだまだ序盤のFP1。
まだまだ全然これからな訳だけど、でもタイムだけで見たら、昨年のFP1トップのマルケスよりも速いタイムだったりするんだよ。
もしかしたらまぁまぁイケルのかも知れない。
もしかしたら本気でイケルのかも知れない。
ポンシャラルさんの好きな若い男、って以外にも、もしかしたら走りの方も本当にイケル男なのかも知れない。

 

それはこの後、FP2~を注視しよう。
本当にイケるのか、それともこれがピークなのか。
この先をちょっと楽しみに見ていよう。
....初戦のFP1がピークってのは、ちょっと悲しい話なんだけども。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy