MotoGP ドゥカティとKTMの話をちょっとだけ

 

注目のドゥカティファクトリーのシートには、プラマックのバグナイアが入るのがほぼ規定路線。
これでジャック・ミラーとバグナイアの、プラマック2名が揃ってファクトリー昇格。

そのプラマックには、ホルヘ・マルティンとエネア・バスティアニーニが最有力。
ルカ・マリーニって名前を上がってるけど、きっと無い。

従って、ザルコはEsponsorama Racingに残留が濃厚。
ファクトリー入りもワンチャン有るかな、とか思ったけれど、ちょっと難しいか。

この辺りは、9月11日~のミサノの前に発表が有るみたい。

 

問題はクラッチローとドヴィチオーゾ。
当初、クラッチローがアプリリアに入り、ドヴィさんはドゥカティ残留が濃厚だったのだけど、ドカを飛び出したドヴィは来期はどうしたもんかと考えてる現状。
どうしよう。

MotoGP中継のメインストリームで有るBT SPORTSの希望なのかどうなのか、イギリス人をグリッドに残したい意向のMotoGP主催者。
ドルナのボスも頑張ってクラッチローを残そうと頑張ってる。

だから本来はアプリリア入りがスっと決まってもおかしくは無いのだけど、もう一人のシートを探してる人は有ろう事か現在世界2番目の男。
場合によっちゃ今期は初タイトルも不可能では無い。
最高峰クラス世界チャンピオン取ったのに、翌年は無職ってのはちょっと困った話なので、ドヴィさんもどうにか気持ち良く走れる環境を見つけなきゃ成らない。
ああ、どないしよう。

一説には、成績不振のラバトを1年契約を残しながらスマンかったするのはどうだい?
なんて話も出てきてるが、ラバトのスポンサー調達能力、ってか親父の力は侮れないのでそんな簡単な話じゃ無かったりする。
それに、ドゥカティ末席のEsponsorama Racingにドヴィさんを入れるってのは本末転倒だしね。
何の解決にも成っちゃいない。
クラッチローにしても今さらドゥカティってのもねぇ。
いやほんと、重ね重ねにどうしよう。

でも、結局はラバトは契約どおり順当に行きそう。
今年よりさらに経済状況はしっちゃかめっちゃかに成ってるだろう来期。
金を集めれるってのは非常に有りがたい話な訳だ。
カウル1枚でもえらく高いのだから。

もう一説にはテック3KTMのシートを空けよう、とか強引なそんな話も。
今期のルーキーのイケル・レクオナか、ドゥカティから移籍する何かと扱いの悪いペトルッチのどっちか。
可能性としては8:2くらいの印象。
ただこれもちょっと難しいかもね。
前途は多難だ。

そもそも、ヤングライダーを育てたい!
とか言ってるチームのライダーが、ドヴィさんとぺトルッチなんてコンビはちょっと受け入れられない。
ヤングボーイが大好きなポンシャラルさんも、30過ぎのコンビを抱えるのはちょっと待てよと言わざるを得ない。

 

シートの空きが無ければ乗るバイクが無いのが仕方無い話。
昨年のカレル坊ちゃんみたいに、誰かを無理矢理スマンかったしない限りは原状ではドヴィさんかクラッチローのどちらかがシートを失う。

やはりここはグリッドをあと2つ増やしてスズキのサテライトチームの実現が待たれる所だけど、そんな急に言われても流石にちょっと難しいか。
ん、まぁスズキに関しては、ファクトリーが撤退しないだけで有難うって話なのかも知れないのだけど。

 

https://www.motogp.com/ja/news/2020/08/25/KTMが今季2勝目-ダブルポディウムで優遇処置失う/341737

こちらにも書かれてるように、前回のスティリアGPでKTMがコンセッション(特権)を失った。
これでやっとホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、スズキと本当の意味で並ぶメーカーと成る。
詳しくは上のMotoGPオフィシャルページを読んで頂ければ私がとやかく書く必要も無くお解かり頂けるかと思うけれど、一点追加する事は、来期のKTMは2021年型マシンでレースに参戦するって事。

当たり前だろ?
って思うかも知れないけれど、今期の状況を勘案して、来期はエンジンとエアロボディは2020年型を使うって決められている。
つまり、エンジンが遅い割りに信頼性も低いと言う、大きな問題を抱えてるヤマハは来期もそのまんまのエンジンで1年戦わなきゃ成らないって事。
仮に原因が解って、その解決策がバッチリと突き止めれた所で、封印の奥にその原因が有る限り、それは2022年までスマンかったされる。
なんてこった。

その制約をKTMは受けないので、来期はエンジンの使用台数こそはアプリリアを除く他メーカーと同じとなるが、2020年型を使う他メーカーに比べて今季よりも確実にバージョンアップされる可能性が高い。
ただし、超絶パワーアップって訳では無く、耐久性を重視する為レブリミットをちょっと下げるので、レブリミットを下げても戦闘力を確保するのがメイン。
別に超絶パワーアップする訳では成さそう。
KTMに関しては。
アプリリアは....どうだろう。
2年目の飛躍が有れば追いつくチャンスかも知れないけれど、結局あんま変わらないかも知れない。
それは...どうだろう。

 

以上、コレ!と言った気が利いた話も目新しいニュースも特に無く、淡々と終わり。
ではまた。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy