イリジウム保険-1

皆さまは何かしら保険に入ってると思う。

通常、保険ってのは自分や家族の為に入る物なのだけど、この自動車保険って奴は、基本的に誰かの為に入るって代物。
補償内容には搭乗者や車などを保証する部分も有るが、自賠責保険と共に民間の自動車保険は事故の被害者への保証が主と成る。
良く、保険に入ってないで事故を起こしたら人生が終わってしまうよ、なんて言う人も居るのだけど、実際に人生が終わってしまうのは無保険車に轢かれた人の方で、轢いた方からしたら特に人生は終わらなかったりもする。
保険に入ってない車に轢かれた方は、本当に人生が終わってしまうからね。

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勿論、轢いた側からしても無傷では無い。
だがそもそも自動車保険にすら入らない人生、もしくは入れない人生を歩んでる人は、どの道すでに人生ヤケクソモードに入ってるから、今さら人を轢いた所でどうって事も無かったりする。
もはやヤケクソモードに突入した人ならば、今さら市原や加古川刑務所に何年かブチ込まれても、大してどうと言う事も無い。
例え高額の賠償請求されても、無い袖なんて振れないと答える。
それが大人なんだよ、カミーユ君、とばかりに。

ええい、無い袖は振れない事が何故解らんのだ!

 

まぁそんな訳で、見ず知らずの他人を救う為の自動車保険なんて入らねぇよ、って人が多いか少ないかは知らないけれど確実に居るのが現実。
恐ろしいけれど、それが現実だ。

日本損害保険組合の統計によると、自動車保険加入率の全国平均は2021年3月末現在で75.1%(対人保障)
もっとも加入率が高いのが大阪府で82.8%。
もっとも加入率が低いのは沖縄県で54.1%。
そう、沖縄では、計算上、約半分の車が保険に入ってないって事だ。
あくまで計算上ね

これらはあくまで登録台数に対する保険の加入数を計算しただけなので、少なくとも沖縄本島を走る車の半分が保険に入ってない、なんて事は勿論無い。
登録してるけど動かない車や、動かさない車も含んでるのだから、走行してる車の半分が保険に入ってないなんて事は無い。
ん、無い、と思いたい。

米軍関係、いわゆるYナンバーやEナンバーは保険に入ってない、なんて噂も有ったのだけど、実際には基本的にはSACO合意以降自動車保険の加入は義務化されているので、Yナンバーだから自動車保険には入ってない、なんて事は無い。
ん、無い、と思いたい。

離島が多いからとか、泡盛飲んで踊れば細かい事なんて気にしないとか、色々理由は有ると思うけれど、ともかく統計上では沖縄の自動車保険加入率はあんまり高くは無いんだよ、って事は覚えておこう。
そして沖縄以外にも、自動車保険に入ってない車も確実に存在するんだよって事を。

そう、世の中には確実に存在するんだ。
女みたいな名前の少年も、イイ歳して赤いノースリーブ着てるおっさんも、そして何もかもがヤケクソな人も。
確実に存在する。

 

保険とは、将来に起こり得るアクシデントを見越して、あらかじめ防衛行動を起こしてしておくこと。
起こる可能性が高いと考えられる事象に対し、予め策を打っておくのが保険だ。

例えばゴルフをしない私がホールインワン保険に入っても仕方ない。
乗馬の保険を調べたり、プロレスのリングの下に何故か突っ込まれてるテーブルの堅さに思い悩んでも多分意味は無い。
ホールインワンしたり馬から落ちたりな事は、コンマ数パーセントで程度の確率で起こる可能性は有るかも知れないけれど、流石に後楽園ホールでテーブルにパワーボムされる事は無いだろうから、流石にテーブルの堅さを思い悩んでも意味の無い話だろう。

だが、ロードバイクでパンクしたり、チャーハンが鉄鍋にガビガビにくっついて失敗したり、な可能性は有り得るので、そのような事柄には事前に対処しておく必要が有るだろう。
パンクは避けられないならパンク修理キットを積んで、パンク修理の練習もしておくとか。
鉄の鍋は綺麗に洗って油を馴染ませておくとか。
事前にやるべきことは有るので、やるべきことをやっておくのが重要だろう。
それもある種の保険だ。

 

と言う訳で、本題に入る前に力尽きたので、本題は次回へ続く。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy