足よりも手が問題だ

随分前に、GSX-R1100ってバイクに乗った事が有る。
油冷の最終モデルだったか、それとも水冷だったか、いまいち記憶があいまいだけど。

そしていわゆる1100カタナ、GSX-1100Sにも乗った事は有る。
あんまり詳しくないのでどのカタナかは定かでないけれど、ともかくカタナはカタナ。

そして、ご存知な方も多いかもしれないけれど、RGVγってバイクにも乗ってた時期が有る。
当時はガンマ専門サイトをやってて、その関係で主に分解と組み立てをやってた。

 

共通してるのは遠い事。
そう、昔のスズキって、シートからハンドルまでの距離がやたら遠かった。
当時のスズキのテストライダーは大巨人だったのか、あるいはケビンシュワンツを基本に考えてたのか、ともかくシートからハンドルまでの距離が非常に遠かった。

R1100とカタナは本当に絶望的な長さ。
そしてVJ21A/22AのRGVΓも、250ccとは思えない程にハンドルが遠かった。
サーキットを走るならあれくらいが伏せやすいのかも知れないけれど、身長165cm足らずの人間がストリートで乗るにはちょいキビシイ。
最終型のVJ23Aは私が乗っても快適なポジションだったのだけど、昔のガンマは本当にキツかった。
てかデカかった。
うすらデカかった。

 

後ろ乗りこそが正義と言われた時代。
そんな中、ガキッチョモトクロスからバイクが始まった影響か、私は少数派の前乗りティだった。
だが、ある日CBR250Rでどこかの峠を走ってて実感したのだ。
あれ、後ろに座ったらクリクリ曲がるよって事を。
別に普通に街中を走る分には、シートの上に座ってりゃ、前だろうと後ろだろうとどっちでもイイのだけど、ちょっと頑張ってワインディングを走るなら、正しい位置に座らなきゃ成らないって事を実感させられた。

よくライディングのハウトゥ本には大体こんな事が書かれてる。
『リアに体重掛けてリアサスペンションを沈めましょう』
って、こんな事を。

これが体重60kgの成人男性なら容易いのだが、45kg程度の私にはこれが中々に難しい。
体重45kgって、カンパチとしてはかなりの重さだけど、バイクに乗るには正直体重が足りてない。
イニシャルを最弱にしても全然沈まない。

本来なら、リアショックを交換して、バネレートの低いスプリングに交換、無ければオーダーするのが最善なんだろうけど、言うは易いが行うは大変だ。
そんな事言われてもなぁ。

したがって、リアショックを沈めるには後ろに乗るのが一番簡単な手と成る。
正直、初めてリアを沈めたらイイってのを知った時はちょっと感動したもんだよ。
あれ、なんかちょっと上手く成った??って。

だが、CBR250Rや3XVなら通じたこの方法は、GSX-R1100には全く通じない。
通じないってか、リアショックがちゃんと動く所に座ったらハンドルに手が届かないのだ。
マジックハンドが欲しいレベルで絶望的に届かない。
タンクにへばりつくように、めい一杯伏せてどうにかギリって位。
乗り難いったらありゃしない。

 

タンクバッグ

私がミミンゼミのように、GSX-R1100のタンクにベッタリとへばりついて乗ってる様を見て、誰かが名づけたナイスなあだ名。
まるで最高速アタックしてるような伏せっぷりはとても奇妙にうつっただろうと思う。
でも仕方ないじゃ無いか。
そうしなきゃちょっとも曲がってくれないんだから。
そこまでしてもちょっとも曲がっちゃくれないんだからさ。

 

GSX-R1100で、GSX-1100Sカタナで、そしてVJ21A型RGVΓで。
やたらめったらハンドルの遠いこれら昔のスズキにより、タンクバック人生を余儀なくされた私は強く思う訳だ。
バイクは、足つきよりもハンドルに手が届くかどうかが重要だよと。
ん、まぁ足が着かないのはそりゃ問題だけど、それよりも手が届かないってのも大きな問題だろうよと。
まぁ、GSX-R1100は片足のつま先しか着かなかったので、問題は手だけじゃ無かったんだけどね。
ありゃ無理だ。
何もかもがデカ過ぎたわ。

 

そんなほろ苦い思い出が蘇ったのはスーパーブラックバードが原因。

前にちょろっと書いた、スーパーブラックバードを貰ったから大型二輪免許を取りに教習所通い始めたおっちゃんの話。
なんでブラックバードなんて貰えるのか、ってのは書くのは控えておくけれど、ともかく小型AT限定から、この度一気に全ての限定が解除されたのだ。

 

免許は無事に取得出来、そしてブラックバードも車検をクリア。
保険も入り、装備も整え、そして酷暑も過ぎたここ最近は、週末を中心にちょこちょこと乗ってるみたい。
今のところは無事に。

だが、問題はハンドル。
ブラックバードもかなり遠いんだよ、ハンドルが。
私がちょろっと乗った感じ、ハヤブサやZZR1400よりもキツい。
250km/hを常用するならこのポジションが正義なんだろうけど、残念ながらそんなのありえないのでもうちょいどうにかしてやりたい所。

 

オーナーは日本人の平均身長よりちょい低め。
正直、ブラックバードは持て余す感じ。
ZZR1400乗ってる私が言うのもアレなんだけど。

現状で乗れなくは無いんだろうけど、このままじゃ腰をヤってしまいそうな感じ。
ブラバのハンドルでおっちゃんの腰がヤバい。
せめてハンドルを近づけれるようにバーハンドル化を検討する余地は有りそうだ。

 

MOTOR CYCLE

Posted by TOMMY