motoGP 2020シーズン タイトルの行方
MotoGP World Standing 2020
Pos. | Rider | Team | Bike | Nation | Points |
---|---|---|---|---|---|
1 | Joan MIR | Team SUZUKI ECSTAR | Suzuki | SPA | 137 |
2 | Fabio QUARTARARO | Petronas Yamaha SRT | Yamaha | FRA | 123 |
3 | Maverick VIÑALES | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | SPA | 118 |
4 | Franco MORBIDELLI | Petronas Yamaha SRT | Yamaha | ITA | 112 |
5 | Andrea DOVIZIOSO | Ducati Team | Ducati | ITA | 109 |
6 | Alex RINS | Team SUZUKI ECSTAR | Suzuki | SPA | 105 |
7 | Takaaki NAKAGAMI | LCR Honda IDEMITSU | Honda | JPN | 95 |
8 | Pol ESPARGARO | Red Bull KTM Factory Racing | KTM | SPA | 90 |
9 | Jack MILLER | Pramac Racing | Ducati | AUS | 82 |
10 | Miguel OLIVEIRA | Red Bull KTM Tech 3 | KTM | POR | 79 |
11 | Danilo PETRUCCI | Ducati Team | Ducati | ITA | 71 |
12 | Brad BINDER | Red Bull KTM Factory Racing | KTM | RSA | 67 |
13 | Alex MARQUEZ | Repsol Honda Team | Honda | SPA | 67 |
14 | Johann ZARCO | Esponsorama Racing | Ducati | FRA | 64 |
15 | Valentino ROSSI | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | ITA | 58 |
16 | Francesco BAGNAIA | Pramac Racing | Ducati | ITA | 42 |
17 | Iker LECUONA | Red Bull KTM Tech 3 | KTM | SPA | 27 |
18 | Aleix ESPARGARO | Aprilia Racing Team Gresini | Aprilia | SPA | 27 |
19 | Cal CRUTCHLOW | LCR Honda CASTROL | Honda | GBR | 26 |
20 | Stefan BRADL | Repsol Honda Team | Honda | GER | 12 |
21 | Bradley SMITH | Aprilia Racing Team Gresini | Aprilia | GBR | 12 |
22 | Tito RABAT | Esponsorama Racing | Ducati | SPA | 10 |
23 | Michele PIRRO | Pramac Racing* | Ducati | ITA | 4 |
Michele PIRROは第4戦オーストリアと第5戦のスティリアに、バニャイアの代役として参戦。
3年連続ランキング2位。
マルク・マルケス不在の今期、チャンピオン候補だった最右翼だったドヴィチオーゾさんのコメント。
Aragon MotoGP: Dovi: Without speed you can’t fight, title chances 'almost zero’
タイトルのチャンスは殆どゼロですわ。
との事。
バイクの状態や本人のメンタルの問題はさておき、物理的な問題として現在チャンピオンが獲得出来る可能性が有るのは、ランキング14位のザルコまで。
残り3戦、75ポイントを積み増しして、ミルの137ポイントを上回る事が出来るのはザルコまで。
残念ながら15位のロッシさんは残り3戦に出場して残り全部優勝して、上位陣はみんなノーポイントに終わったとしてもチャンピオンには届かない。
チャンピオンシップ争いは相手が居るので、そのライバルがどれくらいポイントを積んで来るかによって状況は変わってくる。
だが、そんなの無関係に、自分さえ残り3戦に優勝すれば勝てる、つまりミルが残り2位でも自分が全て優勝すればタイトルが自力で獲得出来るライダーは何人居るだろうかと計算してみると....
現在のミルの137ポイントに、残り3戦を2位で終えた場合は最終的に197ポイントと成る。
残り全部勝って75ポイントを積み増して、その197ポイントに並ぶライダーは、実はクアルタラロただ一人だったりする。
123ポイント+75ポイント=198ポイント。
したがって、クアルタラロが残り全部勝てば、ミルが全部2位でも1ポイント上回ってチャンピオンが獲れる。
可能性としては....どうだろう。
ちなみに昨年のリカルド・トルモは、初日からFP3~Q2まで全てクアルタラロがトップ。
レースはマルケスにしてやられが、リカルド・トルモとの相性は抜群だ。
ミルに関しては、昨年の成績はあんまり参考には成らないので良く解らないけれども。
昨年の再現とばかりにクアルタラロが初日からブリブリ飛ばして2連戦のレースを制すると解らなく成る。
一方で、調子を崩したら一気に決まりかねない、そんな諸刃の剣。
それがリカルド・トルモ2連戦。
ちなみに現在109ポイントのドヴィチオーゾは、残り3つを優勝しても184ポイント。
数字の上では現在のポイント差は28ポイントと大した差では無いのだけど、ミルのベテランライダーのようなド安定ぶりと、どう逆立ちしても勝てそうに無い現在のドゥカティと、そしてMoto3ライダーのように乱れるメンタルのドヴィさん本人を見ると....
殆どゼロですわ、と言う本人のコメントに掛ける否定する言葉は何も出てこないのが現実問題。
もはや、スマンかった、としか発する事は出来やしない。
そんな2020シーズンもいよいよフィナーレ。
再来週から始まるリカルド・トルモ2連戦と、最終戦のポルトガルをお楽しみに。
ポルトガルにはマルク・マルケスが復活....かどうかは、どうだろう。