2020年 MotoGP ルーキータイトル

5位で残念、なんてのは甚だ贅沢な話なんだけども、今年の調子を見るとそう言わざるを得ない。
5位で残念だったと。
クアルタラロをもうちょっと楽に抜けてればと。
予選でもうちょい前に行けてたらと。
FP4で転倒しなければと。
とととと言っても仕方ない事をついつい言ってしまいそうに成るけれど、やっぱり思ってしまう。
5位で残念だと。

序盤がねぇ。
中盤以降は申し分ないんだけど、フルタンク状態ではいまいちなのかな?
来年は最新型に乗る予定なので、その辺も含めて改善される事を祈りたいね。

 

最終戦ポルトガルGP。
優勝は、地元の英雄オリベイラ。
今シーズンは変則スケジュールだったからか、それともロレンソとマルク・マルケス不在だったからか。
そもそもの開幕予定だった3月のカタール開幕前の時点で、一体誰がこの混乱の展開を予想しただろう?
クアルタラロの初優勝は十分に有り得たけれども、KTMが3勝するなんて誰が予想出来ただろう?
それもポルでは無く、ルーキーのビンダーにサテライトのオリベイラが2勝だなんて。

ぶっちゃけ、ファクトリーではアプリリアよりちょいマシってレベルの昨年までのKTM。
ホンダ、ヤマハ、ドゥカティには遠く及ばず、スズキにも手が届かないレベル。
なんせアプリリアと並ぶゴマメルール適用メーカーだったのだから。

そのゴマメメーカーのサテライトなんて、誰が勝てると思うんだって話。
LCRやペトロナスやプラマックは有りとしても、テック3が優勝するなんて一体誰が予想出来ただろう。
しかも1人で2勝も挙げるだなんて。
ヤマハファクトリーよりも優勝回数が多いだなんて誰が予想出来ただろう。

オリベイラの2勝なんて、俺は予想してたよ、楽勝で。
なんて生意気言う子は、その尖がらせまくったお口をつねっちゃうぞ。
嘘おっしゃい!
と語気を強めながら。

 

残念ながら10人目の優勝者は出ず、ポルトガルの地に君が代は流れなかったのだけど、変則的な状況で始まった激動の2020年はこれで終わり。
マルク・マルケスが復活する筈の来期はどうなるか分からないけれど、この激動の1年を記憶に刻んでおこう。
KTMの躍進、モルビデリの爆発力、我らが中上君が魅せてくれた大いなる希望。
色んな事が有りすぎた2020年を覚えておこう。
出来れば、実はペトルッチもフランスで優勝したんだよ、って事も覚えておこうね。
色んな事が有りすぎて、みんなすっかり忘れてるかも知れないけれどもさ。

 

2020年ルーキータイトル争い最終結果

 スペインアンダルシアチェコオーストリアスティリアサンマリノリミニカタルーニヤ
Brad Binder(KTM)13(3pt)1(25pt)4(13pt)8(8pt)12(4pt)11(5pt)
Álex Márquez
(HONDA)
12(4pt)8(8pt)15(1pt)14(2pt)16(-)17(-)7(9pt)13(3pt)
Iker Lecuona(KTM)9(7pt)10(6pt)14(2pt)14(2pt)
 フランスアラゴンテルエルヨーロッパバレンシアポルトガル総合
Brad Binder(KTM)12(4pt)11(5pt)7(9pt)5(11pt)11位(87pt)
Álex Márquez
(HONDA)
2(20pt)2(20pt)16(-)9(7pt)14位(74pt)
Iker Lecuona(KTM)15(1pt)14(2pt)9(7pt)20位(27pt)

 

意外とイケる、イケル・レクオナは今回もコロナにより休み。
終盤はコロナにより待機命令で参戦出来なかったけれど、意外とイケる事は十分に証明できたので来期に期待だ。

 

マルケス家を一身に背負うアレックス・マルケス。
雨のフランスとドライのアラゴンで連続で2位獲得したものの、今回はプラクティス~予選でちょっと苦戦中。
やはり親父不在がアレックスのメンタルに悪影響を及ぼしたのか。
リアクション芸しかする事が無いと思われてた親父だけど、実はアレックスに取っては大きな精神的支柱だったのかも知れない。
マルケス兄弟に取って、親父のリアクション芸は重要なファクターだったのかも知れない。
ダチョウ倶楽部がそうで有る様に。
もしそうならば、この場を借りて親父には謹んで謝罪しておきたい。
そりゃスマンかったね。と。

それでもWUPで何かを掴んだのか、最終戦のポルトガルGP決勝は頑張って9位。
ビンダーがリタイヤに終わったのでポイントは詰めれたが、残念ながら手は届かず。
逆転するには優勝しか無かったのでまぁ仕方ないか。

 

と言う訳で、2020年のルーキータイトルは、優勝1回のブラッド・ビンダーが獲得。
おめでとう。
そして、おめでとう。

 

来期のルーキーライダーは、ホルヘ・マルティン(Pramac Racing)、エネア・バスティアニーニ(Esponsorama Racing)、ルカ・マリーニ(Esponsorama SKY Racing Team VR46)

これでVR46の息の掛かった人間は何人目だろう。
ともかく、イタリアンライダー復権の種は大きく花開いた形。
スペイン優勢なのは違い無いけれども、これからもますます勢力は広げて行きそうな、そんな予感。

問題はアプリリア。
ここに入る人間の人選の真っ最中なので、ルーキーライダーならもう一人タイトル候補が増える形。
VR46のベッツェッキとか、アメリカンライダーのジョー・ロバーツとか。
そんな中、嘘かまことかチャズ・デイビスなんて名前も。
クラッチローの離脱によるイギリス不足は大きな問題なので、あながち無いとも言い切れないのもまた事実だったりもする。
.....無いと思うけど。

20代前半の3人のメンバーに、同じく2020代前半のベッツェッキが加わるのか?
それとも10コ程年上のおっちゃんがルーキータイトル争いに参戦するのか?
代役参戦は有るけれど、レギュラー参戦はしてないので、デイビスもMotoGPにフル参戦したらルーキー扱いに成るのだから。

 

ともかく空きシートはあと一つ。
そこに誰が入るか。

そんなこんなの2021年シーズンもまたよろしく。
来年こそは3月に開幕出来る事を、そして日本でも開催される事を願いたいもんだ。

 

MOTOR CYCLE

Posted by TOMMY