You!反対側のビードが上がってないかい?

ビードとは、タイヤの縁の事。
この部分がホイールのビードシート~フランジに引っかかる事で、タイヤがホイールから外れない構造に成ってる。
自転車用を含めて、厳密には幾つか種類は有るのだけど、まぁ面倒だから割愛しておく。
気に成る人は、獣医だったジョン・ボイド・ダンロップさんが何故空気入りタイヤを開発する事に成ったのか?
なんてお話を調べて頂ければ良いかと。

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バイクのタイヤなら、木工用のバイスでビードは落ちるよ。
180でもどうにか落ちる。

 

タイヤを着脱する際、このビードを如何にホイールの真ん中の窪みに落とした状態を保持するかが成否を大きく分けるポイントと成る。

バイク用でも自転車用でも自動車用でも、一般的なクリンチャータイヤ用のホイールは、必ず真ん中部分が窪んでいる。
ココに窪みの無いホイールは多分無いと思う。
この窪んだ部分にビードを落とし続けるのが、タイヤを着脱する際に最も重要な事。
この部分、ホイール中心部分の直径はホイールのビードシート=つまりタイヤ自体の内径より小さい。
だからここにビードを落とせば、反対側に余裕が生まれるので入れやすく成るって事だ。
これを怠って力任せにタイヤレバーでビッシビシしてやると、ホイールに傷が入ったり、場合によってタイヤに大きなダメージを負わせてしまう事も有る。
タイヤが入らないよとお嘆きの方は、改めて見直そう。
You!反対側のビードが上がってないかい?

 

オフ車のタイヤなら、片足で踏んでやれば事足りるのだけど、ロード用のラジアルタイヤは足で踏むだけじゃビードを落とした状態を保持するのは困難なので、何かしらの対策は用意してた方が安心だ。

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これは、ビードを落としたホイールにセットして、タイヤのビードを落とした状態を保持するサポートツール。
4つセットなので、タイヤの裏表に2つずつセットしてやるのがお勧め。
足で踏んだだけじゃ片方のビードしか落とせないが、これを使うと両方同時に落とせるのでとても便利だろう。
きっと。
いやぁ、使った事なんだけどさ。

 

考え方は同じだけど、こんな事をやってる人も居る。
色々と考えるもんだ。

他には、上のように木工用のバイスでタイヤを挟んで潰した状態でビードを落としておくとか、色々と手段は有るかと思う。
ただ言える事は、ビードはしっかりと中心の窪みに落としておこう、って事。
それさえできたらタイヤ交換なんて大した力は要らない。
全然、とは言わないけどさ。

 

と言う訳で、自分でタイヤ交換する人はきっとあんまり居ないだろうけど、自分でやる人には改めてただ一言だけ言っておく。

You!反対側のビードが上がってないかい?

MOTOR CYCLE

Posted by tommy