マン島TTで死亡事故
現在開催中のマン島TT。
予選セッション中のクラッシュにより亡くなったのはマーク・パースローさん。
29歳。
この場所かな。
2010年に炎上事故の有ったBallagarey。
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この件に対して、私がとやかく言う権利も無ければその気も無いのだけど、ただ一つ思う事は、このマン島TTの主催者ってのはやっぱり凄い所だと言う事。
1911年からの通算で、日本人一人を含む261人が死亡。
2001年以降でも約60人が死亡している。
ここ最近では、2019年に2名、2018年と2017年に3名ずつ、2016年には4名が死亡している。
2020年と2021年はコロナにより中止。
その昔、石原慎太郎都知事時代に三宅島TT構想ってのが有ったのを覚えてる人も多いだろうと思う。
その時に、最大の懸案とされたのが公道レースの危険性、つまりクラッシュしたら高い確率で死んでしまうって事。
レースと成ると恐らくはクラッシュする人間は出てきて、その結果死亡に繋がる可能性は高い。
エスケープゾーンの無い公道では自明の理。
ペプシを飲んだらゲップが出るように、日豊本線に乗ったら別府に出るように、それは自明の理。
宮城光さんも言ってたように、主催者はその覚悟が出来てるのかと言えば、東京都もMFJもその覚悟は出来てなかった。
死亡者が出て責任を取る気も無ければ、そもそも念頭にさえなかったような。
幸か不幸かと言えば、恐らくは幸だったんだろうと思う。
日本の島で公道レースだなんて無茶な事が中止されたのは。
でも、これだけ死亡者数を出しながらも、それでも開催するのがイギリスのACU(AUTO CYCLE UNION)
それが良いか悪いかはそれぞれ勝手に考えて頂けたら結構なんだけど、これだけ死亡者を出しながらもレースを続けるACUは、凄い所だと思う。
日本じゃやっぱ考えられない事だろうと思うな。
それが良いか悪いかは、特に語ったりはしないけどさ。