ホンダは遅く成ったのか?

泥沼でのたうち回るかのように藻掻き苦しんでるホンダ。
この惨状を見て、思う人も中には居るかも知れない。
去年のバイクで走らせた方が速いんじゃないの?
と。

現実的にはレギュレーション上そういう訳にも行かないんだけど、それが事実か否かを昨年のサンマリノGPとのタイムで比べてみたい。
比較はプラクティスでのコンビネーションタイム。
一発勝負の予選やレースは時と運と状況次第だけど、ドライでのプラクティス総合結果なら本当に実力を見極められる、んじゃ無いかなと。

 

まずはトップライダー3名のタイム。
昨年トップだったバグナイアは、今年はさらに.569秒も詰めたものの2番手。
昨年2番手だったクアルタラロは.331秒詰めたものの、昨年の2番手から4番手に後退。
一方、ジャック・ミラーは.793秒ものタイムを更新してトップ。
昨年3番手だったミラーが、さらにここまでタイムアップできるのだから、ドゥカティは着実に進化してるのが良く分かる。

 2021年2022年タイム差
 F.BAGNAIA1’31.936(1)1’31.367(2)△.569
 F.QUARTARARO1’31.975(2)1’31.644(4)△.331
J.MILLER1’32.089(3)1’31.296(1)△.793

( )は順位

ちなみに来季の赤スーツをゲットしたバスティアニーニはこの1年で1.543秒も詰めてる。
バスティアニーニも凄いけどドゥカティはやっぱり凄い。
ひょっとしたら今季もタイトル争いで一発逆転が有るかも。
もはや赤い熱風だ。
4連勝したこの勢いそのまま、クアルタラロを食ってしまうのも十分に有り得るか。
それどころか、この先にはドゥカティ&アプリリア2強時代がやってくるかも知れない。
時代はイタリアンを選択するのか.....

 

一方ブリザードが吹き荒れるホンダ勢はこちら

 2021年2022年タイム差
T.NAKAGAMI1’32.481(12)1’32.506(20)+.025
S.BRADL1’32.550(13)1’32.462(19)△.088
M.MARQUEZ1’32.637(14) 
A.MARQUEZ1’32.807(16)1’32.122(14)△.685
P.ESPARGARO1’32.075(12) 

昨年はポルが欠場した代わりにマルク・マルケスが出走。
今年はマルクが欠場してポルは出走。
代役は変わらずステファン・ブラドルだが、昨年とタイムはあんまり変わらず0.88秒差で19番手。
我らが中上君に至っては、昨年よりタイムを落とす悲惨な状況。
今年のホンダ勢トップのポルは12番手でアレックスは14番手と言う、こちらも変わらず惨憺たる状況。
やっぱ今年のホンダはダメだ....

とお思いの方もきっと多いだろうけど、今年のタイムを見るとこれが意外な事に昨年ならジャック・ミラーを上回る3番手にポルが入る。
アレックス・マルケスもジャック・ミラーのすぐ後ろ、Q2圏内のグッドタイムを出している。
昨年ならね。

実際、アレックス・マルケスは0.685秒も詰めてるので、少なくとも昨年より遅く成ってる事は無い、と言えなくも無い。
なんかもにょもにょした言い回しだけど、そう言う事。
タイヤの違いやらチームや自身の状況の違いなんかも有って、一概にあーだのこーだのは言えないんだけども、少なくとも遅くは成ってないんじゃ無いかと。
ただ、ドゥカティが圧倒的に早い速度で進化してるので、それにちょっとも追いつけてないってのが真相なのかな。
アレックスがタイムアップしても、ドゥカティ勢も同じように、或いはそれ以上にタイムアップしてるので、結局その差はさらに広がってる状態。

バイクの進化は勿論だけど、やっぱりドゥカティとは圧倒的な物量の差なので、やはり言われてたようにスズキ撤退の穴を埋めるべくホンダサテライトをもう1チーム増やしてドゥカティの大物量作戦に対抗するのが正しい道と言えるのかも。
なんて事は外野の多くの人間はそう思うんだろうけど、現実はマル兄ちゃん一本柱作戦は変わらないんだろう。
これで、2024年からマル兄ちゃんがドゥカティに移ったらどうするんだろうね。
そうなればもう、ブリビオをボスにしてミルとリンスで走らせるしか道は無いかも知れない。
いっそバイクを青く塗ったりして。

 

結論。
ホンダは別に遅くは成ってない。
ただ、ドゥカティの進化にどんどんどんどん取り残されてるだけ。
どっちにしても、結局その状況はお寒い事に変わりはない、っと言えば変わりは無いのかも知れないが。

 

 

と言う訳で、本日よりぼちぼちと再開します。
まぁまぁ適当に。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy