ピーマンの呪縛 後編
黄緑のバイクに黄緑のウエアを着て、黄色いヘルメットを被る色鮮やかな人。
だったのだが.....割と最近にイタリア製のゴツいお洒落バイクに買い換えた。
ドゥカティディアベルってバイクに。
さようならライムグリーン、こんにちわマットブラック。
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少し前までは緑黄色野菜みたいだった彼も、生意気にも今やすっかりお洒落ライダーに変貌してしまった。
マットブラックのRX-7Xにクシタニのエクスプローラーにダイネーゼのジャケットと言う、ライダースクラブの誌面に出てきそうなお洒落おじさんに変貌してしまった。
あら、なんて生意気。
ちょい前まで野菜生活みたいな色してたのに。
カラーピーマンなんて今や昔。
今やお洒落な黒ピーマン。
ディアベルは非常に素晴らしいバイクらしいのだけど、ただ、流石にディアベル一台で全てを賄うのはしんどいらしい。
今までは100ccクラスのスクーターも別に持ってたのだが、それを諸事情で手放した現在、それに変わるお手軽な、それでいて楽しいバイクを探してるみたいな。
今度はスクーターでは無くて、軽いトレールバイクかモタードなんかを。
CBR250赤ピーマンからDトラピーマンと、紆余曲折を経て、たどり着いた現在の選択はコレ。
ついに到達したオレンジピーマン。
新たなるカラードピーマン。
オレンジピーマンへと。
お祝いに、ヘルメットをオレンジピーマン色に塗ってあげたい、そんな気持ち。
結局どの道、彼はピーマンから逃れる事は出来ない。
ピーマンの呪縛から、緑黄色野菜の呪縛からは決して。
野菜生活はこれからも続くのだ。
これからもずっと。
俺が!俺たちが!ピーマンだ!