シーズンの途中ですが予選の振り分け方法が変更と成りました

MotoGPのQ1とQ2の振り分け方法が変更と成った。

現在は金曜日午前のP1と午後のP2での総合の上位10名がQ2へ直接進出、11番手以降はQ1を走り上位2名がQ2へ。
そんなルールだったが、次のイギリスGPからは、P1のタイムは考慮されず金曜午後のP2だけで決まる事と成る。

メリットは、金曜午前のP1はあまりタイムを気にせずひたすらセットアップに費やせるので、プラクティスのセッションが減った今季は、特にセットアップに悩んでるチームには朗報と成る。
天候が午後から崩れる予報の日は、セッティングが決まってない状態で有っても雨が降る前に無理なアタックを行う必要が有ったのだが、雨が降ろうと酷暑と成ろうと金曜午後のセッションだけで全てが決まるので、P1で無茶をする必要は無くなった。
また、天気が崩れる日はP1で頑張ってタイムを出したら雨のP2はほぼ意味の無い時間帯と成ったのだが、それも無くなるメリットが有る。

一方で、荒れた天候を利用してのP1一発タイムのサプライズは無くなるので、実力面では劣るライダーに取っては上位進出のチャンスが減った事を意味する。
また、P2ラストアタックに失敗したら全ての計画が終わってしまうので、その時間帯でのアクシデントや、また第三者のアクシデントによりアタック中断を余儀なくされる悲運も有るかもね。
イザって時にやらかしてしまうライダーは要注意だ。
そして、雨だろうと何だろうとP2でタイムを出さないと成らないので、コンディションの揺れに対応出来ないライダーは辛いかも。

 

なお名称は以下の通り

金曜日午前 フリープラクティス1 45分
金曜日午後 プラクティス 60分
土曜日午前 フリープラクティス2 30分

金曜午後のプラクティスだけが予選の組み分けに関係する。
名称については、来季はもうちょい気の利いたモノを考えて欲しいなと思う。
現状、ちょっと、ややこしい。

 

ルールは一律なので、誰に有利とか誰に不利なんて事は無い。
当初はドゥカティが反対してたのでドゥカティに不利なルールなのかと思うせっかちさんも居るかも知れないけれども、ドゥカティはP1だろうとP2だろうと、アベレージだろうと一発タイムだろうとどれも速いので、ぶっちゃけあんまり関係ないかも。

一方ホンダは、路面温度が上がるとリアのグリップが苦しい傾向が有るので、その辺を克服しない限りは戦況はしんどい、かも知れない。
午後から気温が下がれば良いのだけど、残念ながら普通は逆だ。
このサマーブレイク中にその辺りを克服してれば良いのだけど、1か月で克服出来たら誰も苦労しないので、淡い期待を持つのは控えておくのが賢明、かもしれないが、そんなのお構いなしに大いに淡い期待を抱こうと私は思う。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy