バレンシアGP プラクティス

結果を残す事、それ自体は全ての面において重要な点では有る。
仕事だろうと勉強だろうとゲームだろうとも。
だが、同時にもう一つ大事なことが有る。
それは、何時、その結果を残すのか?って事。
タイミング次第で折角残した結果は何らの意味を為さない場合が有るので、闇雲に結果を残せば良いって訳では無い。
10対0で負けて場面でセーフティバントを決めてもあんまり意味は無いので、より効果的なここぞって場面で結果を残す事が重要だ。
結果=つまりは『何?』はとても大事なのだが、『何時?』もこれまた大事なのだって事。

前回のカタールGPでは、予選が2位、ショートレースも2位、そして日曜の決勝はキャリア初優勝と大爆発したジャントン君。
クビが確定してからは吹っ切れたかのようにグッドなリザルトを刻み続けているのだが、なんで今さらこんな絶好調に成っちゃうのか。
ああ、なんて今さらジャントン君。

この絶好調が夏ごろから始まってれば。
マルケスのホンダ離脱の確定がもっと早ければ。
ルカのお兄ちゃん離れがもっと早ければ。

場合によっては来期はプラマックだった可能性も、LCRホンダ、或いはレプソルホンダだった可能性も有ったのだけど、残念ながら現在残されてるのが事実上VR46だけ。
電撃的に誰かがクビちょんぱされない限りは、イタリア人なのにあんまり接点の無いVR46に一縷の望みを賭けるしか道は無い。
モルビデリがVR46に入ってジャントン君がプラマックに入ったら、人間関係的にも今期の成績の面においても綺麗な形に成るのだけど、流石に今さら無理だ。
モルビデリは地の底で蠢きながらも上手い事シートをゲットしたのだが、強大な大人の事情に翻弄されるジャントン君は、結局魅惑的なチケットをその手にする事は叶わなかった。

世の中は例え公正で有ったとしても決して公平では無いので、物事を左右する人と物事に左右される人に分かれてしまうのは仕方のない話なのだろう。
少なくとも物事を左右する人の筆頭で有るマルケスのグレシーニ移籍公式発表時点では、ジャントン君は紛れもなく後者だったのだから仕方ないっちゃ仕方ないのかも知れない。
せめて夏ごろに優勝してれば、もうちょい状況は違った物に成ってたんだろうけどね。

 

さて最終戦のプラクティスの結果。
終盤、執拗なホルヘ丸のマークにメンタルが乱されたか、王者バニャイアは無念のQ1行き。
一方ホルヘ丸は調子上々で気合もギンギン。
21ポイント差をひっくり返すには、まずはともかくショートレースを確実にモノにしたい。
とにかく攻めるのみ。
もはや攻める以外に道は無いのだから。

 

一部で妄想されてるようにマルケスは1年でホンダに帰ってくるのか?
それともこのままKTMへ流れてホンダへは帰ってこないのか?
どうだろう。
ともあれマルケスのホンダラストレースは無事にQ2チケットをゲット。
一方のミルは最下位と、最後の最後まで絶望の沈没丸に終わる。
流石にこのレースで優勝を望むのは難しいかも知れないが、火曜日から始まる2024テストでは、生まれ変わったミルを魅せてやって欲しい。
ってか、流石にヤバいわ、このままじゃ。

MOTOR CYCLE

Posted by tommy