ギュントーリ、ポディウムに立つ
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ワールドスーパーバイク最終戦カタール。
ついにヤマハが表彰台に立った。
ギュントーリ、ポディウムに立つ。
3位では有るけど、非常に大きな一歩だ。
長かった。
本当に長かった。
圧倒的に戦闘力を上げた新型R1はJSBでも8耐でも無敵の強さを魅せてたものの、SBKには更なる怪物＝緑色の2台と赤色の2台．．．．えっと、まぁともかく、3人のイギリス人の圧倒的な強さのモンスターを前に苦戦を強いられてた今期。
王者レイ、元王者のサイクス、そしてドゥカティのエース＝デイビスの3人の最強のイギリス人を前に、苦戦に次ぐ苦戦の連続。
長かった。
本当に長かった。
なんせ、全13開催中、この3人以外がポールポジションを逃したのは第二戦のタイ。
ファン・デル・マークに奪われた1回だけ。
そして13開催ｘ2の全26レース中、この3人以外で優勝したのはニッキー・ヘイデンだけ。
キラリと光る値千金の1勝を上げる、流石は僕らのニッキー。
やってくれる男だ。
そんな圧倒的なイギリス人トリオ、そしてそれに次ぐファン・デル・マークとニッキー・ヘイデンのホンダコンビの前に黒星を積み上げていったのだが、最終戦にしてようやくのレース1に3位、レース2でも4位と来年に繋がる成績を残した。
流石は元SBK王者（アプリリア時代）、そして元MotoGPライダーのギュントーリ。
やる時はやってくれる男だ。
就職活動時代ヤマハには今後のご健勝をお祈りされた苦い経験を持つ私だが、それでも幼少期のYZに始まり今もセローとR1に乗るヤマハラブリーな私としては、非常に嬉しい結果で有り、来年にも少しは期待を持てる、そんな気がする最終戦の結果なのだ。
もっとも、来年はホンダはニューマシンにブラドル乗る事が決定してるし、カワサキは相変わらず強いだろうし、デイビスは後半6連勝して来年のタイトル最右翼だし、そして今回表彰台をゲットしたギュントーリはどうやらBSBに行っちゃうっぽいし。
．．．．なんてこったい！
要するに来年も苦戦が目に見えてる状態な訳なのだが、期待だけはとても高いロウスと、来期はヤマハへスイッチするファン・デル・マークの活躍に期待したい。
ポルとスミス氏が仲良くテック3からSBKのヤマハファクトリーに移ってたら、期待値も大いに上がったかも知れないのだけど。
エスパル兄ちゃんの動向と共にそれはまた再来年以降のお楽しみと取っておこう。
と言う訳で、始まる前から苦戦が目に見える来期のSBKヤマハファクトリー。
せめて1勝くらいして欲しいなと、今から来年の方を見ながら切に願う。