エンジン塗装

 

エンジン塗装と一口に言っても、業者に外注して塗ってもらう完璧仕上げから、そこらの缶スプレーでちゃっちゃと塗ってしまう物まで様々。
予算と色と考え方によって様々存在する。

勿論、業者に送って耐熱塗装して貰うのがベストなのは言う間でもない。
が、中古50ccスクーターのエンジンを業者に送って、全部分解してガンコートしてくれって依頼するのは少々現実的では無いだろう。
下手したら新車が買えてしまいかねないその選択は、私個人的にはどうなんだろう、とは思う。

全然知らない人の行動なら好きにして貰えば結構なんだけど、良く知る人の行動ならばちょっと口を挟んでしまいたい。
それはどうなのさと。
原チャリのエンジンなんだから、コーナンで買ってきた缶スプレーでイイんじゃ無いの?
って。

ただ、何でもかんでもそこらで売ってる缶スプレーで良い訳では無く、何十万、或いは何十万どころでは無いコストを掛けてリビルドした往年の名車のエンジンの仕上げには、やはりそれにふさわしいエンジンコーティングを奢ってやりたい。
一流のエンジン屋の手によりミッションから完璧に組み上げたZ1000のエンジンを、そこらの缶スプレーで塗るのはお勧めしかねる。
やはりエンジンにふさわしい仕上げが有ろうと、と思う。

お茶の間でのエンジン塗装において、最も優れてるのはやっぱり何だかんだ言ってトップヒートだろうと思う。
私の周りのニンジャの人もカタナの人も使ってる、この耐熱塗料は現状ナンバーワンと言って差し支え無いかと思う。
ゼファーなんかのダークグレー系が無いのが残念だけど、シルバー、艶黒、半艶黒のエンジンならトップヒートが一番だろうと思う。
結局コレが一番だろうと。

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難点は、ちょっとお高い事。
ネットショップでは、6本入りで16,320円。
6本も要らない人にはちょっと持て余してしまうかも知れない。

そして、硬化温度まで温度を上げないと真価を発揮しない点。
ここがちょっとしたネックだったりする。
コレに限らず多くの耐熱塗料に付き纏う問題点だ。

このトップヒートは、完全硬化には150度まで温度を上げる必要が有る。
カタナの場合シリンダー~ヘッドに関しては乗ってたら勝手に硬化するから問題は無いのだが、水冷のニンジャの場合はシリンダーヘッドのエキパイ付近を除いて150度まで温度を上げるのはちょっと難しい。
スプレーしたら綺麗に成るのでそれで良いと言えばそれで良いのだが、それで本当にこの塗料の性能を出せてるかと言えばちょっとした疑問が有ったり無かったり。
特に黒のスプレーは、ちょっと剥げただけでとても目立ってしまうので、やはり折角の高性能塗料の性能を搾り出したい。
折角高い缶スプレーを買ったのだから。

エンジン分解してブラスト掛けて清掃して完全脱脂して塗装して指定温度で焼付け。
が、最も正しい道で有り、これ以外にこのスプレーの真価は発揮されないだろう、と思う。
説明書には塗ってエンジン掛けたらオッケーよ、とは書いてるけど、カバー類は勿論クランクケースすら150度に達するとは思えないので、やっぱり分解は必須だろうと。
正しく加熱硬化が行われたら最高の仕上がりと成るが、単にちゃっちゃと塗っただけでは真価を発揮してくれるとは言いがたい。

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イチネンケミカルズ(旧タイホーコーザイ)シルバーコート

随分前から私が使ってるのがコレ。

耐熱温度=200度
指触乾燥時間=常温5~10分

このスプレーの特徴は、バイク用エンジンとしては十分な耐熱性に加え、説明書においては特に焼付けが指定されてない点、そして何より色が結構純正っぽい仕上がりな点。
これがかなり良好な色合い。
特に明るい系シルバーのエンジンには、純正と殆ど見分け着かない。
と思う。
そもそも銀色エンジンの色なんて何だって一緒と言えなくもないんだけど。

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長年、セローのエンジンにはコレを使ってるのだけど、シリンダーやクランクケースに関しては一切不満は無い。
ただ、ヘッドの排気側は暫く乗ってると少々ダメージが有るのは確か。
熱の影響か、それとも砂や埃の影響か、1年程乗ってるとエキパイ周辺にはややダメージは有る。
耐熱温度200度を謳ってはいるが、オキツモ等の焼付け必須の本気の耐熱スプレーに比べると一歩及ばないのは正直な所だろう。

でも、剥がれたら洗車してこのスプレーをシュっと吹いてやれば済むので、それくらいの事でガタガタ言わない人が私は好きだ。
800円の缶スプレーにそんなに期待すんなって、と、そうは言わないけどちょっと言ってみたい気持ちも無い訳では無い。

耐油性については、ガソリンを盛大に掛けた事は無いので良く解らないけど、灯油で拭く程度なら何ら変化無いので、ドバドバとキャブから吹き出したガソリンが掛かるエンジン以外には特に問題には成らないと思う。
なお、そんなキャブはエンジンの色をどうこう言う前に先にキャブを直そうと言っておく。
丸焼けに成る前に。

ちなみに、少なくともこのシルバーに関しては、何の考えも無くシュっとスプレーするだけで以前の塗装と馴染んでくれるので苦労は要らない。
ただ吹くだけ。
本当に簡単。
最高だ。

そして、この塗装が完全乾燥したエンジン表面をシリコーンオイルで拭いてやると、これがまたしっとりと上品な光沢が得られてとても美しい。
林道走るセローには勿体無い位に。
本当に最高だ。
好きだ、シルバーコート、好きだ!

結論。
何十万も掛けた至高のエンジンなら素直に外注しよう。
きっとそれが一番正しい。

金は掛けたく無いけど手を掛ける事に惜しまないならエンジン分解してトップヒートを使って焼付け塗装しよう。
何だかんだ言って、オキツモの耐熱塗料に勝る物はそうそう無いのだから。

でも、金も手間も掛けたくないならわがままな方は、イチネンケミカルズ(旧タイホーコーザイ)シルバーコートを使おう。
手間も要らず、そして綺麗に仕上がる、わがままな方に最高の缶スプレーだろう。

これが私の考えるベストな選択だろうと思う。
後はあなたの考え方(主にご予算)次第だ。

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