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英国紳士は傘を差して車に乗る

 

生きてれば色々辛い事、苦しい事は有るものだ。
苦行と言って過言では無い、そんな辛く苦しい事が。

上司とのカラオケ、正月にやって来る親戚との対面、兄より優れた弟と二人っきり...
等、人それぞれに苦行は有ろうかと思う。
アナタに取っての三大苦行が。

この世には苦行は数多く有るだろうが、友達の撮ったホームビデオを見せられる苦行は、多くの人に取ってかなり上位に位置づけられるだろうかと思う。
結婚式とか、新婚旅行とか、子供のお遊戯発表会とか。
本人に取っては非常に重要な映像コンテンツなのだろうが、第三者からしたら苦行以外の何者でもない。
特に新婚旅行のビデオ。
あれは勘弁頂きたい。
映像を見る振りしてビデオのタイマーを見る苦行はご免被りたい。
一向に進まない、無間地獄のようなタイマーを見る苦行は。

『良いお式だったのよ、見て行って』

と、全く知らないおじいさんの葬式のビデオを見せられた友人も居るので、新婚旅行のビデオはまだマシと言えなくも無いのだけど、何にせよ勘弁してくださいな気分である事に違いは無い。
もっとも、最近のビデオは手振れしないので、タイマーを見てないと吐いてしまいそうに成らない点だけは有りがたいと言えば有りがたいのだけど。

近所に住んでる友人のお兄さんがお土産持ってやって来た。
海外旅行のお土産を。
わざわざどうも有難う。

お土産と共に、鞄から取り出したDVDが一枚。
いかがわしいビデオでは無く、旅行に行って来たビデオ。
現世における三大苦行の一つ、旅の思い出ビデオ。
赤の他人からしたら拷問以外の何者でも無い。
通常は。

だが実は、ビデオ撮ったと聞いたのでわざわざ持って来て貰ったのだ。
余所の人が旅行先で撮って来た旅のビデオをわざわざ持って来て貰ったのだ。
別に精神を鍛えたいとか、Mに目覚めたとかでは無く、単に興味有ったから。
マン島をドライブして来たと言う、そんなビデオがちょっと見たかった、だけの事だ。

マン島と言えば、TTでお馴染みのバイク乗りに取っては特別な存在の島。
そこに行って来たってんだから興味は尽きない。
バリ島行って来たと言われても何の興味も無いが、マン島に関しては興味は尽きないのがバイク乗りの性ってもんだ。

なんでも、イギリスに住む友人とマン島に行って来たみたい。
リバプールからフェリーに乗って。

TVRサーブラウ、ケーターハムスーパーセブン、そして何故だかランエボ。
この3台でマン島をタラっと流してきたみたい。
アウトバーンでお馴染みのドイツでもそうだけど、スピード違反って意外と厳しいので、余所者は大人しく走るのが鉄則だ。
TT気分で調子乗ってたらロクな事無い。

その昔、モーガンに乗る英国紳士は、雨の日には傘を差して車に乗ると聞いた事が有る。
嘘か本当かは知らない、と言うか多分嘘だろうけど。
ちなみに同じ人から、英国紳士は雨でも傘を差さないとも聞いた。
ズブ濡れに成るのもまた粋なんだってさ。
この相反する与太話に、私の心は翻弄される。
一体どっちなのさと。

そんな昔の与太話をふと思い出したのは、この方の持ってきたビデオに写ってるスーパーセブンの人を見たから。
190cm以上有るかなりの大男。
友人(兄)も180cmくらい有るのだが、それよりさらに大きい。
イギリス人と言えどかなりの大男だ。
ちょっと普段お見かけしないサイズの人。

これくらいの体格が有れば、怪物君以外に手が届かないと言われるハンドブレーキにも手が届きそうだ。
何故か助手席の足元についてるハンドブレーキに手が届きそうだ。

*ちなみに現在のハンドブレーキの主流は普通の位置なので、坂道発進で暴走族みたいな乗り方しなくても済むので安心だ。
4点ハーネスでもちゃんと普通にハンドブレーキに手が届く。
普通って素晴らしい。

その巨大な人、スーパーセブンを通勤からレジャーから何から何まで普通に使ってるんだとか。
我が旦那さんとて、日常の足としてスーパーセブンに乗ってた時期が有ったので不可能では無いのだけども、雨の日どうしてるんだろうかとそれが大いに気に成ったりしたのだ。

と言うのも、この車って幌を付けたら非常に乗り降りし難い。
ナスカーと同じく、窓、と言うか幌とサイドパネルの隙間から体をモジモジさせながら乗り込む必要が有るのだ。
ミニスカート履いて乗ったら大惨事だ。

ナスカーと違う点は、屋根は非常に脆い骨組みで構成された幌なので手で持てないって事。
したがって、雨の日にスーパーセブンに乗るのはかなりの苦行を強いられてしまうのだ。
変な所を掴んだらすぐ壊れる。
壊さないように慎重に、蛸のようににゅるりと乗り込み、そして貞子のように這い降りるのが正しいお作法。
中々大変だ。

ただ、私も旦那さんもの170cmに満たない身長。
だから、岩陰へと滑りこむ蛸のように、足からにゅるんと乗り込む事も可能なのだが、この190cmオーバーの英国紳士は雨の日どうやって乗ってんだろうか?

絶対無理だ。
こんなデカい人、幌付きのセブンには絶対乗れない。
その筋でちょっと話題のガルウイング仕様は別として。

やっぱ雨の日は傘差すのか?
それともズブ濡れになるのもまた粋なのか?
どうなんだろう。

と、そればっか気になって肝心のマン島の事はいまいち解らなかったりしたのだった。

そんなアナタも私も、マン島TTレースが気に成る方はG+をどうぞ。
放送は12月23日(金)20:00~0:00
お楽しみに。

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