寝たら死ぬで

2017年3月22日

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『寝るな！眠ったら死ぬぞ！！』

雪山で遭難するシチュエーションで良く有るシーン。
昔から使い古された良くあるシーン。

この眠くなる、と言う話の元は低体温症がそれ。
理由は、なんかあれやこれやと言われてるけれども、まぁ難しい話はともかく実際に起こるらしい。
雪山で遭難したら、猛烈な睡魔に襲われる、なんて事が。
パンをくわえた転校生と曲がり角でぶつかる事は恐らく人類の歴史上殆ど起こった事は無いだろうけども、吹雪の中で眠ってしまう、なんて事は極普通に有る事なのだ。
ナメんな、冬山をナメんな！
と言っておく。
学校の遠足以外で登山したこと無いけど、口尖がらせて偉そうに言っておく。

でも実際には低体温症は常に起こり得るので注意は必要だ。
この時期は逆に大丈夫なんだろうけど、春先のお花見の季節にバイク乗ってたら、日が落ちた途端にいきなり寒くなるなんて事も有るので、昼間はポカポカ陽気だからと油断してたらえらい目に遭うので注意が必要だ。

ただ、気温差の激しい季節って着る服を選ぶのがとても難しい。
昼間に合わせたら朝晩は寒くて乗ってられないし、かと言って朝晩に合わせた真冬のスタイルしてたら余りに仰々しい。
周囲はシャツ一枚の春の格好なのに、自分ひとりだけフリース着てゴツいジャケット着込んでたらちょっと目立ってしまう。
凄く冷え性な人と思われ、気を使われそうに成る。
通りすがりのやさしいおばちゃんから、ガードルに忍ばせてたホカホカの使い捨てカイロを手渡れかねない。
おばちゃんの使ってたカイロあげるからこれで暖まりなさいと、使用中のホッカイロを手渡されてちょっと苦笑いしてしまう状況に成りかねない。
苦笑いがとまらない。

春と言わず夏と言わず、私は何時も思うのだ。
やっぱバイクにメットインは要るよねと。
ジャケット一枚を常に入れておけるトランクスペースは要るよねと。
後付トランクボックスじゃ無くて、バイク本体に収納スペースはもっと有って然るべきだよねと。

だから割と本気で、NC750がもっと売れまくって、メーカーがメットインバイクを作る事に本腰入れてくれないと思ってたりする。
ヤマハもそれに影響されて、MT-07があのままのスタイルでメットイン化してくれないだろうかと。
実は割りと本気で思ってたりするのだ。
過去には２スト50ccでも、直4の250ccでもメットイン出来たのだから。

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体温下がったからとバイク乗りながら眠ってしまうかどうかはともかく、多分バイク乗りながら眠ったら死んでしまうので重々ご注意頂きたい。
ダメ、寝ちゃダメ。

でも、眠っちゃダメな状況で眠ってしまうのは、これがとても気持ちイイもんなんだ。
これが困った事に。

眠っちゃダメ。
でも寝たい。
そんな、心揺らしながらウトウトと眠りにつくのは、これが非常に気持ちイイ。
このまま何もかも投げ捨てて安らかに眠るのも悪くないんじゃ無いかって位に。

そんな心が揺れた昨夜のお風呂タイム。
眠っちゃダメとは思いつつ、ついウトウトしてあの世とこの世の境目を行ったり来たりしてたのだった。
もういっそ、このまま眠ってしまおうかって気持ちがコンニチワしながら。