時代は進んでも、未だどうしようも無い事も有る

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R1に乗ってる知人が居る。
我が家のギョロ目さんでは無く、現行のR1に乗ってる人が。
『M』では無いが、新車で200万円超える現行R1に乗ってる人が。
あら、なんて羽振りの良い事で。

 

今までのバイクの延長線上、その到達点とも言える世代の我が家のR1。
実際、その昔に乗ってたインジェクションに成ったばかりのR1とは隔世の感が有る程に凄い。
どう凄いと聞かれても、とにかく凄いっすよとしか言えない私のテクはちょっと悔しいけれど、とにかく凄いバイクだ。
スゲー!スゲーー!!
と、ライガーじゃ無くても言ってしまいそうな、そんな凄いバイクだ。
名前と見た目が一緒なだけで、5バルブ時代のR1とは全然違うバイクだわと。

 

だが、現行R1はきっとそのレベルでは無いんだろうと思う。
もはや別次元にシフトしたかのように。
ショックアブソーバーまで電子制御された『M』なら尚更。
凄い世の中に成ったもんだ。
もはやライガーですら言葉を失うほどに。

 

 

遠くに住んでるので、実は実際に見た事は未だ無い。
ゴーデンウィーク辺りに何処か行こうとは計画してるのだけども、未だそのスーパーでスペシャルなR1にはお目にかかってない。
その家宝とも言えるR1には。
その人の住んでるのはついこの前まで雪降ってた所だし。
やる事と言えば、自宅ガレージでせっせと磨く事以外に何も出来ないし。

 

そんな、尻に入れても痛くない程に可愛がってるR1が、パンクしたとの知らせを受けたのがつい先日の事。
どうやら、雪が消えたので近所をちょろっと走ったら釘踏んだとか。
嗚呼....

 

最新型の200万円のバイクに、ドライグリップで最高性能の最新の高級タイヤを履いた所で、釘一本踏んだら終わってしまう現実は変わらない。
バイク用ランフラットタイヤが開発されていない現状において、どれほどまでに凄いバイクなんだぞと言った所で釘の一本にも勝てない。
未だ我らバイク乗りは、未だ釘一本にさえ勝てやしないのだ。

スペースコロニーに暮らし、巨大ロボットで宇宙戦争する時代に成っても、アムロの天パは克服されないのと同じ。
幾ら時代が進んでも、出来る事と出来ない事は有る。
時代は進んでも、未だどうしようも無い事も有るのだ。
幾ら時代は進んで、遠く離れた人と心が通じ合える、そんな革新を迎えてもお前は天パ。
悲しいけど、天パなんだよね、コレ。

 

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ミミズで直すか、それとも裏パッチか。

その昔、大仁田厚が試合した所を走ったのか、どうなのか。
ふと気づいたら6本くらい釘をタイヤで拾ってしまった人が居た。

すでに1本のミミズスティック修理が施されたリアタイヤに、さらに6本ものミミズスティックが差し込まれる事と成ったのだ。
ミミズ6匹。
このまま増えまくって1000匹に達したらどうしようかとドキドキしたものだけど、勿論そんな事は無い。
ん、無いね。

この人の場合は町乗り用、と言うかバイク便の仕事用の、確かVTZだったと思う。
だからミミズだらけでも特に問題も無かったと、少なくともミミズだらけでも大して気にはしてなかったのだろうと思うのだが、現行R1のパンクをミミズで直すのはどうなんだろう?って思ったりはする。
やっぱ裏パッチがイイんじゃ無いの?って。

 

https://youtu.be/SaQbZ2C1Fo8

パンク修理はコレがベストだと思う。

M4.5E-275x300

これは、ゴルフで使うグリーンマーカーみたいな形の、パッチとプラグとが一体化したパンク修理用品。
動画で見た通り、タイヤを外して穴掃除して、接着剤塗って裏から差し込んで修理する、と言う方式。
これにより、タイヤの穴と内面との両面でシール出来るので、エア漏れに関しては万全と成る。
チューブレスタイヤの修理では、現在コレに勝る方式は無いと思う。

ただ、バイクのタイヤでここまでの修理が必要か?と言われたらハッキリした事を自信満々に口尖がらせて言い切れないので、通常のパッチだけでの修理でも問題は無いだろうとは思う。
ミミズ突っ込んだだけでも問題無いって言えば問題無いんだけどね。

 

ただ、バイクのタイヤで内面修理をやってくれる修理屋が有るのかどうか?
自動車なら結構一般的な修理だが、通りすがりのバイク屋でコレをやってくれるのかどうなのか?
と言う大きな問題が有る。
根本的な大きな問題が。

馴染みのショップが有れば、お願いしたらきっと希望に答えてくれるだろうけど、街のバイク屋にいきなり持っていって、釘踏んだから内面修理してくれと言っても、多分苦笑いされるだろうと思う。
いやぁ、そんな急に言われましても....って。

 

 

自分でやる?
そりゃ無理だ。

 

ウチに宅配便でホイールごと送ってくる?
それも金掛かる、その上手動式スタティックバランサーしか持ってないので、それはそれでどうなんだろうとも思う。
この方法で、8耐予選出場と言うかなり微妙な最高リザルトを持つ人がサーキット走ってたので、最新のR1と言ってもそこら走る程度なら問題無いとは思うのだけど。
思いはすれど、どうなのかなぁって気持ちが無い訳では無い。

 

買った所に持って行ったら?
現行R1を新車で売ってる所なら、色々出来るだろうし、200万円超えの新車買ったんだからちょっと位の無理は聞いてくれるだろう?
と思ったら、色々有って嫌みたい。
なんか色々有るみたいな。

 

んじゃぁ、ミミズスティック突っ込んでおけばイイんじゃ無いっすか?
ちゃんと直したらちゃんと直るし。
空気圧をマメに確認してたら問題無いだろうしね。

と言う話をしてたら、どうやら新品タイヤに履き替えると言う、なんともゴージャスな選択を取ったみたい。

あらまぁ、なんてゴージャスな。

 

どの道、冬眠明けにはタイヤ交換も考えてたみたい。
ってのも、ドライでの最高のグリップと性能を得られるタイヤは、賞味期限がとても短いのが世の常と成ってるのだから。
今も昔も変わらない。
こればかりは、時代は進んでも、未だどうしようも無い事なんだろうと思う。
RS10 TYPE-Rのドライ性能と、G556の耐久性を併せ持つタイヤなんて存在しないのだから。
そんな無茶なわがままを聞いてくれる時代なんて絶対にやって来ないのだから。
天パを直せる時代はとっくに来てるとしても。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy