二輪噺

奥様ライダーズ小話ブログ

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意外と合う

   

 

バイクとビジネススーツ。
この取り合わせって、スクーターやスーパーカブなら違和感無いのだけど、スーパースポーツやモタードは勿論、ツアラーだってスタンダードなネイキッドバイクでもいまいち似合わない組み合わせな感は否めない。
スポーツバイクとスーツはちょっと合わない。

ビジネスシューズはバイクに不向きだし、ジャケットはバサバサするし、ネクタイだってピロピロするし、転んだらただじゃ済まないし。
と、まぁ誰がどんな格好でバイク乗ってようが好きにして貰えば結構なんだけど、似合うか似合わないかと考えたら、そりゃどう考えても似合わない。
全身をコミネで固めた格好とは比べようも無いくらいにバイクには不向きだ。
ビジネスバイクを除く。

 

 

神戸のイタリアンレストランに行ってきた。

その昔、知らない人同士が集まってご飯を食べる、と言う趣旨のウェブサイトが有った。
まだSNSなんてのが存在してなかった頃。
その頃に、そのウェブサイトの集まりで良く行ってたレストランが有った。
オフ会なんて言葉が普通に飛び交ってた頃の事だ。

そのレストランでコックをしてた人が独立し、神戸にレストランを開いたのはもう随分前の事。
神戸で友人と買い物する用事が有ったので、数ヶ月ぶりにちょいっと顔を出してみた。

体を壊して以降、諸事情により一般的な一人前の量を食べれなく成ったので、外食と言えば焼肉だったり大皿から取り分ける中華屋だったりがメインと成ってるこの頃。
コースを出す店に行くのはちょっと難しい。
ラーメン屋で小分けしたいからお椀下さい、なんて事はちょっと抵抗有る。
パンダの絵の描かれたお椀出されたらちょっと照れる。

イタリアンのコースなんか出されても、アンティパストはクリア出来てもプリモピアット途中で打ち止めと成ってしまうので、この私の事情を汲んでくれてわざわざボリューム控えめサイズで提供してくれるこの店以外でまともなレストランは中々行きにくいのが現実。
概ね1/3位の量で提供してくれるので、盛大に食べ残す事も無いのでとても助かってるのだ。
わざわざ手間掛けさせてごめんなさいと思う。
量は減ってもお値段変わらないので、それで勘弁して下さいな気持ち。

 

そのレストランで久しぶりにスップリと出会った。
要するにライスコロッケ。
シチリアではアランチーニとも呼ばれたりする、モッツアレラチーズを仕込んで丸めたリゾットに衣着けて油で揚げた料理。

久しぶりにスップリと出会ったのだけど、これを見ると思い出す事が有る。
夕飯にクリームコロッケと共にライスコロッケを作ったあの日の事を。
まだ新婚だった、あの頃の事を。

『ライスコロッケって、ご飯と合わないよね』

と、なんとも言えない微妙な空気が流れたあの日の食卓の事を。
ハッキリと思い出されてしまう。
そんなちょっと苦いスップリの思い出。

 

いやぁ、カニクリームコロッケと見た目は何も変わらないから結構いけると思ったんだけどね。
やっぱ無理だったわ。
ご飯をおかずにご飯は無理だったわ。
幾ら日本人でもちょい無理だったわ。

と、以前そんな話をブログに書いた時に読者の方に教えて貰った話が有る。

食パンの耳をフライにして、パンに挟んだら結構美味しいんだよ

って、そんな話。

耳カツサンドと呼ぶらしい。
パン粉着けて油で揚げたパンをパンに挟んだ、そんなカツサンド。
パンにパン粉着けて揚げたパンを挟んだ組み合わせは結構合うらしい。
やった事無いからどんな味するかは詳しく知らないけど、多分パンの味するんじゃ無いかなぁって思う。
だってパンだもん。
何処もかしこもパンだもん。
ゲシュタルト崩壊しそうな程のパンっぷりだもん。

カツが無いならパンをパンに挟めばイイじゃない

某世界大統領が言った、かどうかは知らない。

 

 

そんな話は別にどうでも良くて、レストランを出てあちこちウロウロしつつ目的の店へと向かう途中での事。
GSX-R1100が路肩に停められていた。
懐かしの油冷1100。

オーナーは、スーツを着た男性。
年の頃が40代半ばって所の、中々素敵なルックスのダンディな男性。
勿論何処の誰かは知らないけれど、そのGSX-R1100に跨ってスマホを弄ってたので、きっとこの人がオーナーなんだろうと思う。
歩き疲れたから停まってたバイクに勝手に跨ってみたとか、犯人追いかけてる途中の刑事が偶然見つけた落ちてたバイクに跨ってみたとか、なんて事は無いと思う。
どう考えても、オーナーはこの人だろう。
明らかに、ビジネススーツ着てリアシートに鞄を縛ったこの人であろうと。

 

 

冒頭で、スポーツバイクとビジネススーツは合わないよねと、余計なお世話な事を書いたのだけど、ここでちょい訂正しておきたい。
少なくとも、GSX-R1100は意外と合う、と言う事を書いておきたい。

 

今となれば大人しく見えるそのスタイルからか?
或いは原色が賑やかなスーパースポーツのそれとはちょい趣の異なる派手過ぎないカラーリングだからか?
それともやっぱり舘ひろしの影響か?

理由は何とも言えないけれど、少なくとも、GSX-R1100は意外と合う、と言う事を書いておきたい。
人による、のかも知れないけれどね。
身も蓋もない話だけど。

同様に、スーツとハーレーとショットガンの組み合わせも似合いそうな気はするけれど、実際にそんなあぶない人は見た事無いのでその辺はまだこれからの研究課題としておこうと思う。

 



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