ちょっと待てやと思わず口走るー前編

[adsense]

 

MotoGP開催直前に、G+で過去のレースの放送が良く行われる。
MotoGPアーカイブセレクションって番組。

アッセンの前なら何年か前のアッセンを、サンマリノGPなら同じく何年か前のサンマリノGPを。
って感じで。

MotoGPプラチナセレクションに比べ、こちらは比較的新しい。

 

MotoGPプラチナセレクションってのは、日本人ライダーの記念となるレースが放送される番組。
今のところ放送されたのは以下の番組。

日本人ライダー初優勝特集
阿部典史/坂田和人/岡田忠之

 

一番下の、岡田忠之初優勝は、負けたドゥーハンがレース後にタディに向かって何かやった思い出深いレースだね。
プロとしての勝利の執念故か、意外と器が小さいのか、それについては...どうだろうね。
態度はデカいがナニは小さい男って訳では無いとは思うけれど。

 

とタイトル付いてるけど、この番組は別にそのタイトルと成ったレースだけを放送する訳で無く、125ccから順に全て放送してくれる。
実況は勿論千年屋俊幸では無く、この放送の為に新たに日本テレビのアナウンサーによって入れている。
解説は毎度お馴染みの坂田和人さん。
とてもイイ声の坂田和人さん。

従って、自分の走るレースを自分で解説するって言うややこしい状況に成るのだけど、ノリックが初優勝した1996年のスズカって、解説の坂田和人さんはクラッシュしてリタイヤしてたりするのだ。

20年前に自分のクラッシュした映像を見ながらそれを解説するって経験は多分滅多に無い事だろうけども、民間人なら心が折れそうなそんな残酷な仕事も平気でこなせるのは、やはり2度の世界王者のメンタルの強さ故、なのだろうと思う。
私なら考えるだけで鬱に成りそうだ。

 

それはともかく、MotoGPアーカイブセレクション。

こちらは何年か前のレースを再放送する番組。
次のアラゴン前には、2016年と2014年のレースが放送される予定。

結果の解ってる過去のレースだけど、当時は何も思わなかった事が、改めて見たらお!!っとした発見が有ったりするのがちょっと面白い。
昔のプロレスで、黒パンの岡田かずちかが第一試合を戦ってたり、ヒロムがバーバー矢野に丸刈りにされたりとか、なんてのを見るのと同じく、今を知った上で改めて過去の映像を見たら、それはそれで結構面白いもんだ。

125cc時代のストーナーやロレンソが、後に頂点を極めるとは思えない走りでその他大勢の後方集団の中に埋もれたり、イアンノーネは今と変らず無茶に突っ込んで他人を巻き込んでクラッシュしてたりとか。
変った事、そして変らない事と色々有るけれど、今改めて見返して見たらこれが結構面白い。

ちなみにこの前放送された2009年のサンマリノは、イアンノーネがラストラップに先頭争いしてたポルのインを無茶に突っ込んで両者クラッシュと言う、とても既視感あるレース展開だったりして。
ちょい前にも見たことある様な、非常に見覚えの有るレースだ。

ブチ切れたポルが、若さに任せて頭突きを炸裂させたのも無理は無い。
流石にドヴィさんは頭突きしたりしないけどね。
でも、そうは言っても人格者のドヴィさんとて、時には蹴っ飛ばしたり、なんて事も有ったんだよ。
昔の話だけどね。

 

そんな昔の、まだマルケスもビニャーレスもまだまだ少年だった頃のレース。
ストーナーがドゥカティに乗り、ロレンソがMotoGPクラスへ上がった頃。
変らないのは、最高峰クラスでの頂点を争うロッシさん、そしてそれを追うペドロ。
そしてこの人。

 

マティア・パシーニ。

mattiapasini_italtrans
左手がフロントブレーキの男。
マティア・パシーニ。

 

 

 

長くなったのでその2へ続く

MOTOR CYCLE

Posted by tommy