ジョアンとフランチェスコ

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外国人の愛称って非常にややこしい。

 

マイケルがミックに成ったりエドワードがエドに成る辺りはまだしも、メアリーがポリーに成ったりエカテリーナがカチューシャに成ったりしたら、知らない人はちょっと着いていけない領域。

 

MotoGPライダーで言えば、エスパルお兄ちゃん=Aleix(アレイシ/アレイクス)は、Aleixandre(アレイクサンドレ)の愛称と成る。
アレックス・リンスやアレックス・マルケス=Alexの場合、Alejandro(アレハンドロ)の愛称と成るので、良く似てるけど実はちょっとだけ違う。
意味合いとしては、どっちもアレクサンドロス (Aleksandros)要するにアレクサンダーに由来してるので一緒なんだろうけど。

カル・クラッチローの場合、カルヴィンだかカルバンだかの愛称かと思ったら、どうやらCalが正式な名前みたい。
Cal Rayborn(カル・レイボーン)と言うアメリカ人レーサーから名前を取って着けられたとか。
実はクラッチロー(父)もバイクレーサーだったので、息子にカルって着けたんだって。
日本人がノリックやタディやシャケって着けるようなモノだろうか。
...シャケは無いな、シャケは。
ってか、今時何人の片に理解頂けるか解らない気もするけど。

ちなみにそのカル・レイボーンさんの本名はカルヴィン・レイボーン二世なので、クラッチローも本名はカルヴィンで有る可能性も捨てがたいけど、まぁどっちでもイイかって思う。
ん、どっちでもイイね。

 

 

外国人名、と言うかキリスト教圏の人名は、言語による表記の違いは有っても由来が同じ、なんて場合が良くある。

ドゥーハンのマイケルも、オリベイラのミケーレも、カリオのミカも、由来はどれも同じ。
大天使ミカエルがその由来だ。

 

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この青いバイクに乗る人。
2017年のMoto3王者、ジョアン・ミル
2018年は、 チャンピオンチームのMarc VDSからMoto2に参戦する。
アレックス・マルケスのチームメイトと成る。

このジョアンって名前は、英語圏で言う所のジョンに相当する。
コシンスキーやシナやブラッドショー・レイフィールドのジョンと同じ。
由来はヨハネ。
洗礼者のヨハネか使途のヨハネかは解らないけれど。

ジョバンニもイワンもヨハネ。
ザルコのヨハンも勿論ヨハネだ。
世の中ヨハネは大人気。

 

 

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この白いバイクに乗る人。
白バイ兄さんは、フランチェスコ・バニャイア
通称バニャニャイニャ。
現在はMoto2でVR46の黒いマシンに乗る黒バイ兄さん。
フランチェスコ・バニャイア

フランチェスコの由来はアッシジのフランチェスコ(フランシスコ)
ザビエルの名の由来もソレ。

スペイン~ポルトガル語圏では良く有る名前で、それ故に南米でも良く見かける名前だ。
だから愛称も数多く、パコとかキコとか呼ばれたりする。
特にメキシコではパンチョと呼ばれるのが有名だ。

そう、良く聞くフレーズのパンチョって、実はこのフランチェスコの愛称だったりするのだ。
なんでパンチョやねんってのは、良く解らないけど昔からそうなんだろうねって事しか私には言えない。
メキシコの柳田國男にでも聞いてほしい。

 

 

片や名門のチャンピオンチーム、Marc VDSから参戦するジョアン・ミル
そして片やバレンティーノ・ロッシ率いるVR46から参戦するフランチェスコ”パンチョ”バニャイア

共にトップチームから参戦する二人のトップライダー。
惜しまれるのは、二人が別チームから参戦する事。
2人がコンビで白いバイクで参戦したら
『白バイ野郎ジョン&パンチョ』が爆誕する所なのだが。
嗚呼、とても残念だ。

今後の展開に大いに期待したいね。
白いバイクでジョンとパンチョがコンビで戦う日が来る事を。

 

ちなみに白バイ乗ってたジョンとパンチは、スターウォーズのR2と3POの人と同じように物凄く仲悪かったらしいけど、Moto2のジョンとパンチョは仲良くやって欲しいと願う。

 

MOTOR CYCLE

Posted by tommy