ディンプルの効果

 

正直、ミスったと思った。
ハヤブサで阪神高速に乗ってたこの日、正直ミスったと。

寒いの寒くないのって、もうどっちやねんって言いながら、しまったなぁって思った訳だ。
素直に車乗ってくりゃ良かったわと。

現在我が家にはセローとR1が有るのだが、どう考えてもセローで阪神高速は選択しない。
R1も捨てがたいけれど、何よりスタイルを重視して無理して乗るバイク。
従ってこのバイクにハンドルカバーはご遠慮頂きたいので、今回はハヤブサ。
ハンドルカバーとグリップヒーターの快適仕様はやはりこの時期は強い味方だ。
寒い事に違いは無いけど。
ああ、やっぱ車にしときゃ良かった。

等とブツブツと頭の中で思いながら、阪神高速湾岸線の左車線をテレテレと走っていた。
阪神高速湾岸線は通常の路線よりちょい制限速度は高いが、ハヤブサさんならアイドリングのチョイ上で十分な回転。
そりゃ燃費も良い訳だね。

 

なんとなく怪しい雰囲気.....
前を行くのは2人乗りで制限速度ピッタシで走る、何となく怪しい雰囲気のクラウン。
まぁ十中八九ただの普通のクラウンなんだろうけど、万に一つの可能性も無い訳では無いので大人しく後ろを走る事に。
特に急いでる訳でも無いし。
トイレも済ませてきたし。
コタツも切ってきたし。

そんな、ちょい怪しい雰囲気のクラウンの後ろを走ってると、バックミラーに後方よりえらい勢いで追い上げてくる車が目に入った。
中々派手な色のランエボ。
ランエボには詳しく無いので詳細は分からないが、ともかくランエボな事だけは解る。
なんかボッコボコに凹んでたけど、ボーナスステージ後みたいにボッコボコになってたけど、西部警察のロケに使われたかのようにボッコボコだったけど、ともかくランエボな事は解る。

流石に速い。
腐っても鯛、凹んでもランエボ。
流石に速いね。

私のハヤブサと、前を走るちょい怪しい、正確にはちょい怪しかったように思ったけどやっぱ怪しくは無かったクラウンを尻目に、ランエボはえらい勢いで去って行った。
今にも分解しそうな、そんなボッコボコのボディで風を切りながら。
ディンプル効果を私達に見せつけながら。

特に競争する気は持ち合わせてない私は、後ろ走ってて部品飛んできても困るので、走り去るランエボのお尻を静かに見送った。
目の前の二人乗りのちょい怪しいクラウンが、単なる普通のクラウンで良かったね、と思いながら。

最近、自転車用ホイールにはこんなのが有るのだ。

006_Img22078

これはZIPPの404。
404って名前だけどちゃんと存在してる。
リムサイドのディンプルが特徴のカーボンディープホイール。
お肌のボコボコが空気抵抗低減に効果が有るのか無いのかは知らないけど、ともかく見た目は中々にイカつい。
そしてお値段は、マルケジーニのリッターSS用アルミ鍛造より高い。

買えない人は、中華カーボンでも似たようなのが有るのでそっち使っておくれ。

ちなみにディープホイールってのは、リム部分が分厚いホイールの事。
要するにリムハイトの高いホイールの事だ。

この部分が大きい、つまりリムハイトが高い程スポークは短く出来、そのスポークが短い程空気抵抗は小さい。
と言われる。
特に一般的なロードレースのように誰かの後ろを走って風除け(ドラフティング)しながらの走行が禁止される個人タイムトライアルやトライアスロンなら、その恩恵は非常に大きい。
と言われる。

pic_P5X 3_4 DS WB

それらを突き詰めた最新のエアロバイクのデザインはこんな事に成ってる。
究極的に空気抵抗を軽減したい最新のトライアスロン用バイクは、今やこんな形。
ちょっとコンビニには行き難いデザインだけど、実は意外と小物入れなんかが付いてるので、パンやプリンやからあげ君程度ならそこに収納出来るのだ。
意外と便利、かも知れない。
現行R1(無印)が買える値段の自転車なのでコンビニへの足として買うのはお勧めはしかねるけれど。

通常、30km/h位からディープホイールの効果は現れ、プロの平地巡航速度の40km/h以上ならディープホイール、さらにはTTで使えるディスクホイールによる空気抵抗の軽減は大きな恩恵が有ると言われる。
スピードを出せば出すほどに、影響は大きく成るって事だ。

な具合に自転車用ホイールはあれこれと工夫に工夫を重ねて進化してるのだけど、意外と遥かに速度は高いモーターサイクル用ホイールに関しては空力面では余り野心的なデザインが出て来ない。
デザインの流行はあるけれど、あくまで見た目や伝達効率云々って話が中心で、空力がどうこうって話はいまいち聞こえては来ない。
勿論十分考えては居るのだろうけど、だからと自転車のソレ程に空気抵抗低減を突き詰めてデザインが変遷してるとは言えない。
自転車のリムの断面形状って凄く進化してるんだけど、モーターサイクル用リムの断面形状って昔から大して変わらないものね。

当然ながらアメリカンで時折見かけるディスクホイールも、別に空気抵抗を考えてる訳では無い。
フロントに使わないのは、横風の問題は考えてるのだろうけど。

17インチならスポークの長さも短いので大した差は無いのかも知れないが、オフ車の21インチならリム形状でちょっとは変わって来そうな気はしないでも無い。
しないでも無い、と言うか随分違うとは思うんだけどなぁ。
100km/hは出るのだから、ホイールの空気抵抗もバカに成らないように思う。
多分。

リムは鉄からアルミになったりはしてるけれど、オフ車のホイールは昔から特に変わったところはない。
組み方も変わらないし、スポークも昔から普通のプレーンスポークだしね。
少なくともモーターサイクル用エアロスポークなんて見た事無い。

セローやFTRですらグライペルやキッテルを越えるスピードを簡単に出せるのに、これが意外とホイールの進化は見られない。
現状で普通にスピード出せるから面倒臭い事しない、とも言えるのだけど。
ああ、それが正解なのかもね。
それにアルミ鋳造ホイールでディープリムなんて作ったらえらく重く成りそうだし。

でも一時、MotoGPでドゥカティがテストでディスクホイールを使った事が有ったけれど、少なくとも横風の影響を受け難いリアホイールに関してはモーターサイクル用ホイールも今後は変わってくるかも知れない。
実際の燃費等を考えて、ホイールの空気抵抗軽減が大きく見直される日が来るかも知れないね。
この先、ディンプル加工ディープホイールなんてのが出てくるかどうかは解らないけれど。

まぁ、それはそれでちょっと気持ち悪いので、何ら不都合なきゃ何もしなくて良いのかも知れない。
ディンプルは効果アリっすよ!とばかりにハヤブサが全身ブツブツしだしたら気持ち悪いものね。

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