我武者羅なまでにオピネル
誰しも、日々何かしらのモノを買って生きてると思う。
毎日では無いにせよ。
その購入時、選択する際に考慮される条件は、時と場合、或いは人によって意見は分かれる所。
・コスト
・素材や品質
・デザイン
・ブランド
・見栄
・政治やイデオロギー
・その他
安ければイイって人も居れば、高くてもフェアトレード商品しか買わないよって人も居る。
人の数だけ....って大げさな話でもないけど、それぞれ意見は有ろうかと思う。
でも、選択として、見栄やブランドにこだわるより、素材や品質に拘る方が正しいとされる場合が多い。
10万円するイタリアンブランドのペラペラのナイロンバッグより、国産の8万円のレザーバッグの方が断然イイよねって具合に。
見栄やブランドに翻弄されるなんて愚かだよねって。
中身で選ぶのが正解だよねって。
でも、必ずしもコスト、或いは中身や使い勝手が優れてるモノが絶対では無い。
時に見栄やブランドや雰囲気が優先される事は多々ある。
お世話に成った方への新年のご挨拶にキャラメルコーン持って行く訳にも行かないし、結婚披露宴でカツ丼出す訳にも行かない。
中途半端なフォアグラやオマール海老より余程美味しいかも知れないけれど、披露宴でカツ丼はちょっと遠慮したい。
食べ盛り君が大量出席する大学アメフト部監督の結婚式でも、カツ丼はちょっと遠慮したい。
着物を着て訪れる新年のご挨拶の場面でもまた然り。
流石にポテコやチップスターを持っていく訳には行かない。
パジャマパーティーじゃないんだからそれはちょとね。
京都に生まれ育った私も八ツ橋よりもポテコの方が好きだけど、流石にその場面ではちょっと格好つけたい気分だ。
いくら相手がうまい棒が好きだとしても、無駄に格好つけたいってのが人の性って奴だ。
断言する。
普通にピーマン切ったり大根切ったりする料理に使うナイフは普通の包丁に勝る物は無いと。
毎日台所で使ってる普通の包丁に勝る物は無いと。
でも、これがアウトドアでは、ついついこんなのを使ってしまう。
絶対、100円ショップの万能包丁の方が使いやすいよね、って解っててもついついこっちを使ってしまう。
意地っ張りさんと言われようとも。
OPINEL(オピネル) ステンレススチール #8 41438 【国内正規商品】 新品価格 |
キャンプとは雰囲気を楽しむもの。
だから私は頑ななまでにオピネルを使う。
流石にジャガイモを真っ直ぐ切れないようなナイフは困るけれどこれはちゃんと使えるし。
ランボーが使ってるようなナイフは流石にカレー作るには便利悪いけど。
でも思う。
やっぱ普通の包丁の方が使いやすいよなぁって。
どう考えても普通の包丁の方が使いやすいと。
でも使う。
それでもオピネルを使う。
頑ななまでに。
我武者羅なまでに。
たとえ意地っ張りさんと言われようともテコでも揺らがない。