TSR(と書かれてる)ヘルメットの謎
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スペンサーカラーでバックにRam4と書かれてるヘルメット。
ブランドはTSR。
TSRって何処だろう?
TSRと言われて私が思い浮かぶのは、それはもちろん8耐やルマンでお馴染みのテクニカルスポーツ。
一般的には東京商工リサーチが思い浮かぶかも知れないが、バイク乗りに取ってTSRと言えばテクニカルスポーツの事だ。
その筋のマニアからしたら、TSRと言ったらTrans Siberian Railway=シベリア鉄道のことだろ?
と、わざとらしい事を口走ってしまう恐れも有るが、バイク乗りに取ってTSRと言えばそりゃ勿論テクニカルスポーツの事だ。
だが、私の知るTSRは、私の知る限りヘルメットは作ってない。
また、アライがTSRの為にOEM生産するとも思えない。
従って、このRam4と書かれてるヘルメットのブランドのTSRは私の知るTSRでは無く、別の世界線、もしくは平行世界のTSRで有ろうと思う。
どちらにせよ異世界の話なので、鈴鹿に実在するTSRとは一切関係有りませんと判断するのが正しい物の見方だろうと思う。
作ってるのはココっぽい。
MHR Raching
http://mhrracing.com/
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上の黄色いのがRam4と書かれてるヘルメット。
下のゴロワーズがRam3と書かれてるヘルメットだ。
ちなみに、アライコンバートキットと成る物も売られてて、TSRとかMHRとか貼られてる所にシールをペタリと貼ったら何処から見てもアライに成ると言う商品。
何処に出しても恥ずかしく無いアライに変身出来るキット。
ぱっと見た感じでは多分解らないんじゃないかと思う。
転ばない限りは多分解らない。
MHRのヘルメットと言えば、日本でもSGマークとPSCマーク(消費生活用製品安全法適合)が付いた製品を正規販売する、由緒正しいヘルメットブランドだ。
日本にもちゃんとMHRジャパンと言う会社が存在し、真面目に製品を作り真面目に商売してる真面目なメーカーだ。
大手バイク用品店で普通に買えるヘルメット。
ロリス・バズの被るLS2も実はMHR。
MFJ公認も取ってる、レースにも使えるヘルメットも作ってるメーカーだ。
それがMHR。
と、そのMHRとはまた別物なので、そこの君、間違えちゃダメだぞ。
ブランド名はMHR HALMETでは無く、MHR Rachingなんだ。
ごめん、別物なんだ。
ごめんね。
ちなみに本物のMHRはJiangmen Pengcheng Helmetsが正しい会社名。
Jiangmenとは中国の江門市の事。
こっちのMHR Rachingは、大本はCHONG CHIN MOTOR SDN BHDって会社みたい。
マレーシアの会社。
まぁ何だ。
別物なんだろうねって事だ。
結局のところ、何重にもあやふやな出来事が積み重ねられて良く解らない。
ミルフィーユのように重ねられて。
ああ、嫌なミルフィーユだ。
ただ言える事は、このTSRやMHR Rachingのブランドで売られてるRam4って書かれたヘルメットはシェルがABSで出来ているって事。
見てくれはアライのRam4と一緒だけど、残念ながら素材と製法までは随分違うので、安全性についてもそりゃ勿論違う。
値段も違うんだからそりゃそうだ。
藤原嘉明を一撃で倒せる程度の石頭自慢の人でも、このヘルメット被ってアスファルト相手にヘッドバッドしたら頭ごと割れると思うので、頭が大事な人はやっぱ止めといた方が良いかと思う。
まぁ、日本じゃ買えないので、結局の所はどうでも良い話なんだけど。
くれぐれも、マレーシアから輸入したこのあやふやなヘルメットがヤフオクで売られる事が無い事を祈りたい。
この幾重にもあやふやな事実を積み重ねた、このあやふやなヘルメットが日本に入ってくる事はご遠慮頂きたいと願うばかり。
画像だけじゃ解らないので、妙に安くで日本語の怪しいサイトからは何も買わない事をお勧めする。