パパを返せ!-前編

まだ引越しする前、ともかく随分前のある日の事。
家の前で自転車に空気入れてた時の事。

『こんにちわ』

と、声を掛けて来た人が。

 

ふと見ると、挨拶と適当な立ち話くらいはするけど特にコレと言った交流はしてないご近所の旦那さんの姿。
一緒にバーベキューやチーズフォンデュ大会したりはしないけど、適当な立ち話くらいはするご近所の旦那さんの姿。
お子さんを連れて、何処かへ行く途中っぽい。

『あ、こんにちわ』

私も挨拶を交わす。
でもそれ以上お互い特に用事も無いのでそれっきり特に言葉を交わす事は無かった。
別に洗剤をセールスされたり、団子やるからちょっと島まで着いて来いと誘われたりもしなかった。
ただのご挨拶。
ご近所さんとの必要最低限の交流だ。

 

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私が自転車に使ってる空気入れは、トピークのジョ-ブロー スポーツ。
お求め易い価格だけど、とりあえずはロードバイクに空気が入れられるので問題は無い。
110psiまで普通に入るので特に困った点は無い。

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ちなみに現在はモデルチェンジしてジョ-ブロー スポーツ3と成ってるみたい。
ヘッドが米式/仏式共通のニュータイプとなったり、ゲージが見易くなったりと何となくバージョンアップしてる。

本体は特に変わり無いんじゃ無いかと思うな。
って言うか、余り変えようが無いわ。
4000円クラスの空気入れの中身なんてそうそう変えようが無い。
毎年画期的にモデルチェンジしろと言われたら開発陣もちょっと困ってしまう。

 

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最高160psiまでメーターは記載されるが、私の全体重を掛けてもこの圧まで入れるのは多分無理。
そもそもそこまで入れる事も無いけど。
160psiでリアタイヤがバーストしたら尻がちょっと心配だからそんなに入れない。
なんせ昨今は大容量&低空気圧がトレンド。
寝起きの高校一年生男子みたいに、触れるだけで爆発しそうな程にキンキンに入れるのはいまや昔の話だよ。

 

なお、トピークの空気入れ(フロアポンプ)のラインナップを見ると、MTB用に大容量充填に特化したタイプから、充填速度を重視した物から、高圧に特化した物から、痒い所に手が届くやたらと豊富なラインナップ。
果たしてこんなに要るのだろうか?と思うのはごもっともだ。
ああ、とてもごもっともなご感想。
でも、選択肢があるってのはそれは素晴らしい事なのだ。
開発陣も開発のしがいが有るってもんだね。

 

知り合いに一人、ジョーブロウエース+ヒラメと言う、ロードバイク乗りにしかいまいち伝わらないけど、解る方なら『おお!!』って言うセレブリティなエアポンプを使ってる人が居る。

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中々に高級な空気入れだ。

 

何度か使わせて貰った事は有るけれど、やっぱ空気入れ一つ取っても随分違うもんだとつくづく思う。
そして、そんなの知るんじゃ無かったわと、同時に思ったりする。
同じトピークだけど、値段が違ったら随分違うのねと。

こいつのウリは、2本のシリンダーを同時に作動させられる事(レバー位置はステージ1の場合)
それによって、最大60psiまで一気に大量の空気を入れられる。
チューブ交換した時等、ぺったんこからの充填が本当に早い。
シュコーーーシュコーーーと、ダースベイダーのごとく空気が入る様は非常に頼もしい。

60psi辺りで一般的な人の腕力と体重では辛く成るので、レバーをステージ2に切り替えてやる。
すると、普通のエアポンプと同程度の力で120psiまでエアが充填出来る。
これは普通のポンプと同じなので、普通のポンプと同じく普通にシュッコシュッコと、ちょっと興奮気味のダースベイダーっぽく普通に空気は入る。

さらに高圧を求める人、例えばトラック競技の人とか、そんな人の為にステージ3が用意されている。
これで最大260psiと言う、もはや爆発物と呼んで過言でない圧まで入れる事が出来るのだ。
リアタイヤがバーストしたら大変だ。
尻が割れそうだ。

だがこのモードは高圧だけに一度に入る量は少ない。
シュコシュコシュコシュコって、ドキドキしながら予防注射の列に並んでるダースベイダーみたいに小刻みな息使いでちょっとずつ入る、のだと思う。
使った事無いから知らないよ。

トラック競技を個人でやってる人はそれ程居ないだろうけども、低圧大容量のMTBとそこそこ高圧そこそこエア容量のロードの両方乗ってる人には使い勝手の高いエアポンプだろう。

ただ、空気入れ一つ取っても有る程度以上と成ると趣味や思想が入ってくるので、これが意外と簡単な話では無くなってしまうのだけど。
マニアの中には、SLICAで空気を入れた自転車はやっぱ走りが違うぜ!って、オーディオマニアのコピペっぽい人も居るとか居ないとか、って奥の深い世界なのだから。

さらには、ヒラメヘッドをセットしたらもうこの世界に敵なんか居ないゼって気分に成れる。

余りにうれしくて、用も無いのに空気入れて空気抜いて、また空気入れてまた空気抜いて...
って事を一日中やってたく成る、かどうかは知らないけど、ともかく邪魔臭い空気入れも環境を整えてやれば使い勝手は非常に高く成る物なのだ。
まぁ空気入れに18000円も注ぎ込む気合が有ればの話なのだけどね。

 

関係無い話書いてたら長くなったので後編へ続く
ちなみに本編はこれからだ。
そう、本番はこれからだ。
いやぁ、我ながら驚いた。

Bicycle

Posted by tommy