ランタンの話
ランタンと言えば
こんなのを思い浮かべる人も多いと思う。
昨今流行のランタンフェスティバル。
ランタンを空に飛ばして、うぁーーって言うイベント。
最近は大阪や神戸、その他都市部でも行われたりする。
もっともこちらはLEDスカイランタンと呼ばれ、文字通りLEDの明かり。
飛ぶのはヘリウムで膨らませてるから。
日本の天然ガス田からは産出しないと言われる貴重なヘリウム。
その貴重なヘリウムの安定した入手が生命線な業界の人に取っては、君ら一体何してくれてんねんって思いを抱いてるかも知れないが、まぁ神戸や京都で普通にロウソク灯したランタンを飛ばす訳にも行かないので仕方ない。
町中が火達磨に成っちゃう。
スマンかったな、木星にでも取りに行ってくれと謝っておこう。
でもランタンと言えば、キャンプ好きな人にはこちら。
コールマンのロゴにも成ってるキャンプ用ランタン。
ランタンと言えばやっぱコレ。
通常、コレ以外にそうそうランタンなんて言葉は使わない。
ハロウィンのかぼちゃのランプ、ジャック・オー・ランタンくらいか。
従来はガソリンかOD缶(キャンプ用のガス)かの二者選択だったが、後にCB缶(カセットガスボンベ)仕様のランタンが登場し、さらには昨今はこの真ん中のLEDランタンもガンガンシェアを上げてるみたい。
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実際の使用時はこんな形。
上部分をにょっきり引っ張り出すと勝手にライトが点き、閉じると勝手に消える。
大体はこんなデザイン。
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モノによってはモバイルバッテリーとしても使えるので災害発生時の為にはコッチの方が便利かも。
今時は12800mAhはちょい微妙かも知れないけれど。
実際使ってみた所、明るさは超明るい。
ツーリング用ドームテントなら、ほぼこれ一個で賄える位の明るさを持ってる。
ガスランタンもガソリンランタンも要らない。
勿論マントルも要らない。
そして何より高い安全性。
LEDなので狭い前室やテント内でも使えるのが嬉しい。
小さなテントを使うツーリングライダーには何よりだ。
ただ、夏の北海道や本州でも春秋のツーリングなら、ガスやガソリンランタンの明かりで暖を取れないのがちょっとした難点と言えば難点。
逆に真夏の夜や、台風で停電した屋内で使うには有りがたいのだけどね。
まぁ寒い夜はストーブに火を着けてシュラフに潜って頂ければと。
バッテリーは、フル充電で2~3日くらい。
非常用に単三電池でも使えるけれど、コスト面を考えたら最終手段と考えるのが良さそう。
ランタンに搭載されるバッテリーや実使用時間によって変わってくるけれど、少なくとも普通は一晩で消える事は無い。
明け方まで話し込んだり、もしくは余程バッテリーを使い込んだランタンなら話は別だけど。
ただ、バッテリーは使う度に消耗して行くので、毎晩使う人は意外と早く寿命が来るかも。
毎晩使う人なら。
でも通常、年に数度しか使わないだろうから、そう心配する必要は無いと思う。
これくらいの大きさのテントなら1つでは心もとないけれど、それでも2つ有ればどうにか。
或いはサブとして使うとか。
置き場を選ばないLEDなので自由度は非常に高い。
あ、LEDの光源って虫が寄りにくいって言われてる。
ガスの炎や蛍光灯に比べて、走光性の有る虫が寄り付き難いって。
嘘か本当かは、自分で確かめてみよう。
でも何だかんだでやっぱりコレが好きだったりする。
イワタニのCB-JRL2。
もう既に廃盤と成ってしまったけれど。
少々心もとない明るさなものの、テーブルライトとしてはこれが中々。
しかも信頼と実績のイワタニ。
そして謎のアダプターなんて要らないCB缶(カセットガスボンベ)仕様。
さらにとっても安かった。
言う事無いね。
もう売って無いのが残念だ。
ちょっと熱いけれど、何だかんだ言ってやっぱりコレが好きだ。
暖房が恋しいこれからの時期ならなお更に。
かと言ってこのランタンのお皿の上にコーヒーを乗せて保温するのは大きな声ではお勧めしかねる話では有るけれどもね。
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問題はマントル。
生産終了と成ったこのランタンに適合するマントルの問題。
おマントル問題。
現状、イワタニの純正マントルCB-100MANTLEは入手可能。
だが本体が生産終了した現在、何時まで入手できるかは分らないのもまた確かな話だったりする。
本体が売ってない以上、ショップもマントルの取り扱いを止めても不思議は無い。
だから、急遽必要と成ってスポーツデポに立ち寄っても在庫してなくてCB-100が手に入らない際は、スポデポやオーソリティ、石井や好日やその手のアウトドアショップなら大体は売ってるスノーピークのGP050が適合するらしい。
流石にホームセンターでスノーピークを求めるのは難しいかも知れないけれど、大手スポーツ用品店やアウトドアショップなら大体は手に入るんじゃ無いかと。
でもホームセンターなら逆にイワタニのCB-100の方が入手し易そう....かも。
ともかく、真っ暗なキャンプ場では明りはやっぱり必要。
LEDハンディライトでもどうにか成るって言えばどうにか成るけれど、やっぱり快適な夜を迎えるなら何かしら明りは欲しい。
ガソリンか、OD缶か、CB缶か、LEDか、それともやたら明るい他所のテントの横に張って明り泥棒するか。
それはアナタ次第だ。