バシャム・ドーピング
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その昔、WWEにバシャムブラザーズと言うチームが有った事をご存知だろうか？
ああ、知らないだろうね。
そりゃそうか。
兄＝ダグ・バシャム
弟＝ダニー・バシャム
小芋みたいな顔した兄弟。
どっちがどっちか解らない。
ブラッドショーがヘタレヒールキャラとして当時のWWEに君臨してた頃。
JBLと名乗り、角の付いたリムジンで登場するド派手な時代。
エディゲレロにリムジン壊されたり、アンダーテイカーに腰を抜かされたりしてた時代。
その時代のJBLが率いるヘタレヒール軍団の一翼がこのバシャムブラザーズ。
もう一翼は、小学生の習字みたいな書体で山猫とタトゥーを彫ってるオーランドジョーダン。
なんともヘタレなチームだ。
だが素晴らしい。
JBLじゃ無ければただのヘタレ軍団に終わってたのだけども、ヘタレヒールが時折見せるAPA時代の残虐性、そしてあの首が飛んで行きそうなクローズラインフロムヘルとのコントラストが非常に素晴らしい。
そんなチーム。
で、そのチームの一翼を担ってたのが上記のバシャムブラザーズ。
必殺技は、同じ見た目を利用して試合途中で入れ替わる術。
マシン軍団からベラ姉妹まで、同じ見た目のレスラーで良く見られるクラシックな戦術だ。
疲れ果てた試合終盤、厳正かつ公正なレフリーの目を盗んで入れ替わり、疲れた振りして元気満点な方のバシャムが戦うと言うクラシカルな戦術。
実際、本当にそっくりなので厳正かつ公正なレフリーはおろか、テレビを見てる人にさえアレ？って思わせる事も多々有る。
もっとも、入れ替わった所でヘタレな事に違い無いので、どうって事無いと言えばどうって事は無いのだけど。
ともかく、全く見た目の違うダッドリーブラザーズや実の兄弟で有るワイアットとボーには出来ないバシャムブラザーズのビックリ技に、当時の私はフフンって笑いながら見てたもんだ。
このバシャムブラザーズは、実は全く縁も所縁も無い赤の他人だって事実を知るまで、フフンって笑いながら見てたもんだ。
．．．．．．．．．．．
他人なの？？
マジっすか？？
これには本当に驚いた。
ちなみにこのジャガ芋みたいな二人は正真正銘の双子。
同じ株から生まれた双子のジャガ芋だ。
2016ツール・ド・フランス
ルーキーのアダム・イェーツが非常に調子が良い。
観客がコンセント抜いたので倒れこんだ広告バルーンに突っ込み顎を怪我すると言うアクシデントを乗り越え、第１２ステージ終了現在での順位はトップのフルームと47秒差の2位。
新人賞争いでは勿論トップ。
コンセントが抜けてコンプレッサーが止まったので崩落したらしい。
グランツールデビュー当時からレジェンドライダー、或いはマチュピチュのおみやげ物屋の爺さんみたいな風貌だったキンタナとは違い、まさにヤングライダーの名にふさわしい若々しいルックス。
まだ23才の若者は、初出場のグランツール、しかもツールドフランスで一躍大スターへと躍り出たのだ。
今日のタイムトライアル、そして終盤のアルプス3連戦での戦い如何において、もしかしたらもしかするかも？
そんな予感を感じさせる。
新たなるスターの登場に胸が熱くなる。
ちなみにアダムとサイモンは双子の兄弟。
前の緑メガネがアダム・イェーツ、後の白メガネがサイモン・イェーツ。
ヒゲ剃って顎に絆創膏貼ったらまず見分け不可能だ。
途中で入れ替わったらまず判別不可能だ。
は！まさか出るか！
禁断のバシャム・ドーピング！
大きな問題と成った機材ドーピングの検査の為、Ｘ線での検査から走行中にサーモカメラでの温度監視と躍起になっている今期。
禁断のバシャム・ドーピングが行われ無い事を切に願うばかりだ。
でもまぁそれはそれで、プロレスフアンからしたら胸が熱くなる展開ではあるのだけど。