2020ツール・ド・フランス開幕

開催が絶望視されていたツール・ド・フランスが本日より開幕。

昨年に続き、絶対王者フルームが不在の今回。
総合優勝候補の一人は昨年の覇者、最強チームエネオスのゼッケン1番エガン・ベルナル。

 

ちなみにこのイネオスってチーム。
以前はVR46のスポンサーでもお馴染みのSKYの名を名乗ってた。
そのチーム創業の2010年からの成績は↓

2012年(ブラッドリー・ウイギンス)
2013年(クリス・フルーム)
2015年(クリス・フルーム)
2016年(クリス・フルーム)
2017年(クリス・フルーム)
2018年(クリス・フルーム)
2019年(ゲラント・トーマス)
2020年(エガン・ベルナル)

11年間で8勝を挙げる最強チーム。
今年はフルームとゲラント・トーマスも加えたトリプルエース体制!等と無茶な事を言ってたけれど、調子のいまいち上がらない両名は今回は欠場。

来期からIsrael Start-Up Nationと言うイスラエルのチームへ移籍するフルームに取っては、スカイ~イネオス最後のツールに成ったのだが、残念ながらその勇姿はスマンかったと成る。

Israel Start-Up Nationは、元はイスラエルのヤングライダーを支援する為に作られたチームだったが、Sylvan Adamsと言うカナダ人と言うかイスラエル人と言うか、ともかくその人の手(財力)によって瞬く間に巨大化し、給与不払い問題なんかでガタガタしてたカトゥーシャアルペシンを買収してUCIワールドチームへ昇格。
2021年、ここでフルームの新たな人生が始まる。

そんな最強チームイネオスのエガン・ベルナルに対抗するのは、ユンボのプリモシュ・ログリッチ。
優勝候補筆頭がこの人。

今回は最後にタイムトライアルを持ってきたステージ構成。
しかも、ラストスパートに激坂を持ってきた非常に過酷なコース設定。
TTバイクから登坂用のロードへ乗り換えも含めて、最後の最後でかなり大きなタイム差が着きそう。
昨年のブエルタ覇者、ジロ総合3位の総合力に加え、チームメイトのデュムランとタメを張るTT能力と、超級山岳を制する登坂力を持つログリッチが優勝候補に挙げられるのも良く解る話だ。
一つの懸案は少し前のドーフィネで負った怪我。
骨折等は無かったみたいだけど、その影響はどうなんだろうか。

やる気と登る気次第では、みんなのアイドルあらフィリップさんも昨年のように活躍できそうだけど、今年は本業に専念するとかって話なので総合には絡んで来る事はあんまり成さそう。

 

今年のルールで非常に大きいのが、チーム8名のライダーからコロナウイルス感染者が2名出たらチーム丸ごと失格と言うルール。
当初はスタッフも含む、だったのだが、スタッフは一応除外された模様。

インタビューもこんな感じ。

そこまでしてでもやらなきゃ成らないのか?
って思うかも知れないが、そこまでしてでもやらなきゃ成らないのがツール・ド・フランス。
それがツール・ド・フランスって奴だ。

 

放送は20時35分から。
J SPORTS 4、J SPORTS ONDEMANDで。

Bicycle

Posted by tommy