1日3回もパンクしたら流石に凹む

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信号待ち、ふと気付いた。
あれ?なんか車高下がってる?って。

パンク。
自転車がパンクした。

頭を抱えながらも、仕方ないかと歩道に押し上げ自転車を確認した。

無残にもペッタンコに成ってるリヤタイヤ。
なんてこった。
これからちょっとした用事が有るってのに。

そう、実はこの日、ちょっとした用事の為に自転車を走らせてたのだ。
何の用事かはさておき、ちょっとした用事が有ったのだ。
雨なら車で行ってる所だけど、この日は天気もまずまず良かったので自転車。
自転車なら駐車場の心配も無用だ。

やっぱりR1で行けば良かったかも?
とブツブツ言いながら、サドルバッグからスペアチューブを取り出し、さっさと交換を済ませた。
自転車のチューブ交換くらいは直ぐに終わる。
ブツブツ言ってる間も無く終わる。

換えたチューブは、随分前にパンク修理したチューブ。
以前、とある自転車屋の目と鼻の先で画鋲を踏んでパンクした際に交換したチューブ。
別に他意は無い。
自転車屋の目と鼻の先で、だからと特に何か言いたい訳では無い。
『パンク修理大歓迎!!』
と、でかでかと掲げられた自転車屋の目と鼻の先だからどうと言いたい訳では無い。
うん、全然何も言いたく無い。

そんなパンク事件が有った際に、この時もサドルバッグからチューブを取り出して交換した。
で、今回パンクしたのがこの時リヤに入れた新品チューブ。
サドルバッグに入ってたのが、家に帰ってからパンク修理したチューブって訳だ。

パッチを貼って修理されたチューブを入れ、トピークのチャチな携帯ポンプでシュッコシュッコと空気を入れる。
この暑い中、シュコシュコとエアを入れる。

空気を圧縮したら熱くなる。
ディーゼルエンジン然り
ファイアーピストン然り
高圧縮エンジンにはハイオクガソリンを入れるのもまた然り。

空気を圧縮すると熱くなる。
この当たり前の現象が、トピークの携帯ポンプを使ってると改めて実感させられる。
ってか、熱い。

『まぁ、今日はこの辺にしといたろか』

私は、携帯ポンプでキンキンに入れるのは取りあえず止めておいて、適当な所で手を打つ事に。
しんどいから。

だが、ここで私に?マークがピコンと点灯したのだ。
あれ??
空気入って無い??
おかしいぞ?
さっきまでちゃんと入ってた筈なのに。

ポンプの故障だろうか?
或いはバルブの故障?
それとも、もしかしたらパンク修理がちゃんとできてなかった?
あれ??

でも大丈夫だ。
私は抜かりの無い人間。
こんな事も有ろうかと、実はパナレーサーのイージーパッチを積んでるのだ。

pana

これは、チューブを紙やすりで擦って足付けしたら、絆創膏みたいにペタっと貼るだけで簡単修理出来る優れもの。
パンク箇所さえ見つけれたら、修理自体はとても簡単。

パッチ貼りが失敗して空気漏れを起こしたチューブはもう無理だろう。
だから今外したばかりのパンクしたチューブをこの場で修理するのが最も正しい道。

耳と唇で感じながら、私は先程外したチューブに空気を入れ、空気の漏れる箇所を探した。
あの人何やってんの?
と、そんな怪訝な顔した通行人なんて気にしない。
一切気にしない。
私はそれ所じゃ無いんだよ。
私は忙しいんだ。

空気漏れの箇所をどうにか探し出した私は、ヤスリでコシコシと擦ってイージーパッチをペタリと貼り付けた。
チューブ単体での空気漏れチェックも万全。
もはや抜かりなんて無い。
有り得ない。

私は、再びチューブをセットしタイヤをハメ、シュッコシュッコとポンプでエアーを入れた。

空気を圧縮したら熱くなる。
ディーゼルエンジン然り
ファイアーピストン然り
高圧縮エンジンにはハイオクガソリンを入れるのもまた然り。
先の閉じたシリンダー内でピストン運動させると熱くなる。
いや、別にスケベな意味合いは一切含まないが。

空気を圧縮すると熱くなる。
この当たり前の現象が、トピークの携帯ポンプを使ってると改めて実感させられる。
ってか、熱い。

『まぁ、今日はこの辺にしといたろか』

私は、携帯ポンプでキンキンに入れるのは取りあえず止めておいて、適当な所で手を打つ事に。
しんどいから。

その瞬間。
パシューーーーー
と言う音と共に、タイヤがペッチャンコに萎むのを感じた。
..........
あれ?
またパンク??
あれ....???

パンク修理において、最も気をつけねば成らない事。
それは、タイヤに刺さった異物を確実に取り除くこと。
これが何より重要だ。
当たり前だが最も重要だ。

そうじゃないと、タイヤにホッチキスの針が刺さったまま気付かないでチューブ交換した所で、何度試そうが結果は変わらない。
賽の河原で石を積むのと同じ位、永遠にパンク修理が成就することは無い。
何百本もチューブを用意した所で結果は変わらないだろう。
延々と同じ事の繰り返しだ。
幾らチューブ有っても足りやしない。
何枚パッチを持ってきても足りやしない。
パンパンに成る位パッチ貼りまくったら意外といけるかも知れないけどお勧めしない。

え?
そんな事は解ってるって?
ああ、そうっすね。
私も解ってるさ。
解ってた筈さ。

でも人は、解っててもミスを犯す事が有るんだ。
イチローだってエラーする事も、ロッシだって転んでしまう事も有るんだから、ホッチキスの針が刺さったまま気付かないでチューブを2回もパンクさせる事だって有り得るさ。
時にそんな事も。
誰だってあるさ....有るかなぁ、どうだろう?

まぁともかくアレだ。
ココをご覧の賢明なる皆様はご注意をって事で。
残りの人生を道端でチューブ交換無間地獄に費やしたく無いのならば、チューブ換える前にタイヤの内側を指で摩ってご確認を。

追記。
流石に自業自得の3回目=通算この日4回目のパンクは無かった事を追記しておきたい。
流石に人はそこまで愚かでは無いのだから。
2回もやったら似たような物かも知れないけど。

Bicycle

Posted by tommy