二輪噺

奥様ライダーズ小話ブログ

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ロマン街道は険しく果てしない街道

   

 

この前書いた海外のバイクフォーラムでの話し。

 

何乗ってんだ?
って話に成った際、私が顔出し始めた頃はZX10Rと答えていた。
反応は、へ~~って感じ。
随分前の話だけど。

その後、R1に乗り換えたって話をしたら、反応はやっぱりホヘ~~~って感じ。
反応はいまいち希薄。

アメリカ人だからと別にスーパースポーツが嫌いな訳では無いだろう。
現にR1もCBRもS1000RRの人も一杯居たのだから。
だが、他の人たちからしたらいまいちピンと来ない。
だから、フ~~ンって愛想無い反応に成ってしまう。
だが、ハヤブサはちょっと違った。

何乗ってんだ?
って話に成った際、私がHAYABUSAに乗ってんだよって話をしたら、明らかにR1の時とは違う反応が示された。
おお!そりゃスゲーや!!って。

 

だからと別に皆様ハヤブサが好きな訳では無いと思う。
ただ、その特異な存在が非常に解りやすいんだろうと思う。
あんなに速くてデカくてヌメヌメしたバイクなんて他に無いものね。
言わずもながのスペシャル感により、嫌が応にもテンションは上がってしまう。
もうビンビコビンですわ。

 

 

そんな話をしてると

HAYABUSAのレストアを始めるんだ!

って人が現れた。
何処の誰かは知らない。

何でもこのハヤブサ、その人の兄貴が170mphでクラッシュしてバラバラに成ったのだとか。
mphってくらいだから多分アメリカ。
その人の地元、もしくはその国ではアルミフレームの修正も珍しくないらしく、かなりダメージを食らっても直せない事も無いらしい。
日本では大きなダメージを負った現行市販バイクのアルミフレームを修正しようってのはそう多くも無いだろうけど、その人の地元もしくはその国、要するにアメリカさんではアルミフレームの大幅な修正も珍しくないらしい、のだとか。

170mphで大クラッシュしたアルミフレームが本当に直るかどうかは知らないけど、まぁアメリカだからイイんじゃ無いっすかって感じで。
車の足回りの大幅な改造する場合も、巻尺で計ってオッケー!ってハイタッチしてる国だし。
まぁ、細かい事気にすんなって言うことらしいので気にしないでおく。
道路幅も広いしちょっとくらい斜めっても大丈夫さ。
...多分。

 

でもクラッシュした現行市販車を直すにはコストの面で考える事は多々有るだろう。
大きなダメージを負ったアルミフレームの修正はきっと凄く金が掛かるだろうし。
トンカチと巻尺じゃ無く、もっと高度な道具を使うのでその分コストは掛かるだろうしね。

でもそれより何より、コストは掛かっても兄貴のバイクを直したいんだって。
それはそれは、心に染みる話だね。
170mph(273km/h)でクラッシュした兄貴がどうなったかは聞けないけど。

 

現行車種なので、フレームだけを修正したら全てを直す事は可能だ。
外装や足回りやエンジンは幾らでも直せるから問題は無い。
新品パーツが全部手に入るんだからどうって事は無い。

フレームも本来なら修正せずに買い換えるのがベストなのだろうけど、だがそれはテセウスの船のパラドックスと成ってしまうので、兄貴のハヤブサを直すってコンセプトからは逸脱してしまう。
外装と足とエンジンとフレームを交換したら、それは兄貴のハヤブサなんて呼べやしない。
兄貴の尻の匂いの染み付いたシートだけを残しても、流石にそれを兄貴のハヤブサとは言えない。
ぶっちゃけ、それ言い出したら別のハヤブサ買った方が安いし早いし安心だしね。
新車で売ってんだから。
身も蓋も無いけど。

 

ともかく、兄貴のハヤブサをレストアすると立ち上がったこの何処の誰か知らない人。
気楽に覗きに行ける距離では無いので特に気の効いた手伝いは出来ないけれど、情報だけは伝えてあげようかとは思う。
170mphでクラッシュした兄貴がどうなったかは伝えて貰う必要は無いけど、ハヤブサ復活に役に立てるよう情報だけは伝えようかとは思う。
レストアの道は険しく果てしない道だけど、情報だけは伝えてあげようと思う。
もっとも、ハヤブサに関しちゃ日本よりもアメリカの方が詳しいかも知れないけどね。

ともかく、険しい道だけど頑張って欲しいと遠く離れたハヤブサの故郷より私は思う。
兄貴はどうなったかは知らないけれど。

 

 

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ちなみにこの隼。
日本陸軍一式戦闘機 隼。
占守島で回収した残骸をレストア~復元した機体らしい。

エンジンは流石にどうにも成らなかったようで、近似スペックのプラット・アンド・ホイットニーに換装されるが、もともとP&Hを参考に(元はライセンス生産)中島飛行機が栄(陸軍機ではハxx)空冷星型エンジンを開発したから構わないらしい。
まぁ、細かい事気にすんなって言うことらしいので気にしないでおく。

なお、この手の第二次大戦の戦闘機を見たら全部ゼロ戦と言う人も居るが、ゼロ戦は海軍の艦上戦闘機。
対する隼は陸軍の戦闘機。
同じように考える人も多いが全然違う。
ちなみに当時空軍なんて無い。

余談だけど、零式艦上戦闘機を『ゼロ戦』と呼んだら『れい戦と呼べ!』と青筋立てる人も稀に存在するので、ややこしそうな人に向かってややこしい話は控えた方が良いと思う。

 

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ちなみにこんなのを復元するらしい。
これを見て隼だと解る人は凄いね。

 

なお、占守島で回収した残骸をレストア~復元とさらっと書いたけど、プラット・アンド・ホイットニーのエンジンを積んで実際に飛べるように成るまで20年掛かったらしい。
実際の作業時間はどんなもんかは知らないけれど、兄貴が170mphでクラッシュしてバラバラに成ったハヤブサを修理するより何万倍も大変なのは言うまでも無い話だ。
重ね重ね、170mphでクラッシュした兄貴がどうなったかは解らないけれど。

 

ロマンは有る。
凄まじくロマンは有る。
第二次大戦時の戦闘機レストアなんて溢れんばかりにロマンは有る。

でも航空機のレストアは、それ以上に余りにも、余りにも険しく果てしない道だ。
ドレミコレクションの川崎三式戦闘機=飛燕も、もし順調に直せたとしても十数年~何十年と掛かるんだろうと思う。
ロマン街道は険しく果てしない街道なのだ。

飛燕

 

 

こちらは現代に生まれ変わった中島隼

見ての通りの隼だ。
ゼロ戦とは呼ばないで、呼ばないで。

ちなみにオスカーと呼んでるのは、隼の連合軍での呼び名がオスカーだったから。
木馬とか袖着きとかアニマスピリチアみたいなもんだ。

何でオスカー?っては、基本的に戦闘機は男性名、爆撃機は女性名で命名されるのが伝統だからだ。
で、何故オスカーなのかは.....
まぁ、細かい事気にすんなって言うことらしいので気にしないでおく。

 

 

あ、ちなみに170mphでクラッシュした兄貴は現在はスバルのCrosstrekに乗ってるらしい。
何がどうなってハヤブサからCrosstrekに成ったのかは、聞いてないから知らないけど、スバルは隼を作ってた中島飛行機の後継だから、ってのは多分何の関係も無いと思う。

まぁともかく、兄貴ごとバラバラに成ってなくて良かったねと思うばかりだ。

 



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