ボルトは小形を使おう
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中古バイクを買ったら、時折遭遇するのがホームセンターで売ってるボルト。
大体ステンレスだったりもする。
時に、一本だけコレに変わってたりして、ちょっとうんざりしてしまう。
うんざりしてしまうだけならまだ良いのだけど、以前開けた中古エンジンのクラッチプレッシャープレートで一本だけステンレスボルトに替わってた事が有って、不安に感じた事がある。
なんか凄い適当な扱いされてるこのエンジンは大丈夫なんすかと。
日曜大工みたいな適当な事してるこのエンジンは大丈夫なんすかねと。
強度の面で少々の不安を感じるけれど、気持ちの面ではさらに大きな不安を抱いてしまう。
ボルトの強度やステンレス云々ってのはまぁ別の話として、ボルトの規格=二面幅が違ってるってのは非常に邪魔臭い。
ネジ径やピッチが違ってるのにお構いなしに無理矢理突っ込んでるのは邪魔臭いってレベルじゃ無いけれど。
それは業界用語では壊してるって言う。
ボルト径 | 二面幅 | 二面幅(小形) |
M8 | 13mm | 12mm |
M10 | 17mm | 14mm |
M12 | 19mm | 17mm |
M14 | 22mm | 19mm |
M16 | 24mm | 22mm |
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これが一般的なホームセンターで売ってる一般的な規格のボルトとバイクに使われる小形ボルトの二面幅のM8~M16までの規格。
M6までは小形は設定されていない。
二面幅=要するにボルトの頭のレンチのサイズの事。
一般的にバイクにはこの二面幅がちょっと小さい小形六角ボルトが使われる。
ホームセンターで売ってるボルトが変わってるのでは無く、そもそもバイクに使ってるサイズのボルトが必ずしも一般的とは言えない小形六角ボルトって規格のボルト。
だからホームセンターで売ってるボルトに文句言うのは筋違いって奴だ。
バイクや車以外は大体普通のボルトなのだから。
一番出くわすのがM8。
頭が13mmのM8ボルト。
知ったこっちゃ無いかも知れないけれど、私の場合は使う予定の工具はワゴンに用意するタイプ。
どの部分をどのレベルまで触るか?ってので用意する工具は変わっては来るけれど、通常はバタフライインパクトと3/8インパクトソケット各種が主力。
それに加えて3/8ラチェットが2本にスタビーラチェットが2本にソケット各種、1/2のブレーカーバーとラチェット1本をソケット各種。
それにコンビレンチが数本、六角レンチセット、プライヤー3本とドライバー1本。
基本的にこれくらいを手元のワゴンに用意してから作業を始める。
勿論状況によるので、足回りがメインの場合はもうちょい高強度で揃えるし、細かいボルトが多い時は1/4Drをメインに使う事も有る。
まぁ状況次第だ。
ラチェットが合計4本ってのは、ソケットを挿しっぱなしにしてるから。
特にカム周りや湿式クラッチ周りを触る場合はどうしてもオイルで工具がヌラヌラするので、梨地のハゼットのソケットとプッシュリリースのラチェットを使ってると言ってもやっぱり差し替えがちょい不便。
従って、差し替え無くても良いように、何本かのラチェットレンチを用意して予めソケットを挿しっぱなしにしてるって訳だ。
使うソケットはその時次第。
まぁでも、バイクにもよるが3/8Drのラチェットに8mmと10mmと12mmと14mmのソケットで大体は事足りる。
大体は、の話。
コンビレンチや時折使うギアレンチも同様。
8mm/10mm/12mm/14mm/17mm/19mm。
一般的な六角ボルトを扱う場合は概ねこれくらい用意しておけば事足りる。
ほぼほぼ困る事は無い。
まぁほぼほぼ、の話。
したがって、通常国産バイクでは出てこない13mmの工具は用意しないので、これに出くわしたらとても面倒臭い。
別に13って数字にどうのこうのって、ムーを熟読してる中学二年生みたいな事を言う気は無いけれど、やっぱり嫌だ。
一本だけこんなボルトが混じってたらなんかとてもうんざりしてしまう。
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便利な世の中に成ったもので、今では形六角ボルトもネットで普通に買える時代。
そこらのホームセンターではちょっと難しいけれど、アマゾンでも楽天でもその他のネットショップでもこの小形ボルトはそこそこ普通に手に入る。
便利な世の中に成ったもんだね。
そう、折角そんな便利な世の中に成ったのだから素直に小形ボルトを使おう。
二面幅13mmのボルトは邪魔臭いので勘弁して下さいなと強く願う。
まぁ、このホーン↓みたいにM7なんて言う訳の解らないサイズを純正で使ってるバイクに比べりゃまだマシなんだけどね。
錆び錆びでスマンかったけれど、私は言いたい。
なんでM7なんて使ったんだい?と。
M6かM8じゃダメだったのかと。
私はこのホーンを作ったメーカーに問いたい。
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大阪日本橋のナニワネジなら有るかも知れないけれど、少なくともそこらのホームセンターや金物屋ではまずM7のナットなんて入手不可能なので、失くした方はアマゾンや楽天などでどうぞ。
なお、普通のM7ナットは二面幅11mmと言うこれまた非常に鬱陶しいサイズなので、二面幅10mmのフランジ付きナットを使っておこう。
これなら問題ない。
いやぁ、便利な世の中に成ったもんだね。