アクセルターンとオムライスは見られてると緊張する

まだ私が乙女だった頃、料理サイトなんてを作ってた時期が有る。
書道サイトの次にやってたのがコレ。

ちなみに書道サイトってのは、文字通りに毛筆で字を書いてそれをアップすると言う、ありきたりなウェブサイト。
ありきたりなウェブサイトだけど、ありきたりでは無い文字ばっかり書いてたのがどこからかバレて、書道の先生に吐く程に怒られて閉鎖と成った。
いや、人生においてあれ程怒られた経験は無いってくらい。

それはまだ ピーデュロデュロデュロデュロ と、ダイヤルアップしてた頃に遡る。 その頃作り始めたウェブサイトが有った。 ウェブサイトと...

そんな苦い記憶が色濃く残る乙女時代、まだ心の傷が癒えて無い私はお料理サイトってのを作ってたのだ。
当時のYahooのディレクトリに登録されてそこそこ人気だったのだけど、残念ながら公序良俗に反するコンテンツでどうのこうのと、今度はプロバイダーに怒られてこれまた閉鎖する事に。
ピンクの熊ちゃんったら、あんなにいやらしい色してるのに子所良俗にはとても手厳しい。
BEKKOAMEにしときゃ良かったと、何時の話やねんって事を今更言ってみる。

思い返せば、このオムライスが事の発端だったんだろうと思う。
それまで普通の料理サイトだったのに、オムライスに手を出してから下ネタ料理サイトに堕ちて、結果ピンクの熊ちゃんに惨殺される事に。
階段を踏み外すキッカケと成った料理。
全てはオメライスが悪い。
BEKKOAMEにしなかった私が悪い。

そんなトラウマを微塵も感じさせずにこの日はガレージでせっせとオムライスを作ってた。
キャプテンスタッグのキャンプ用フライパンとプリムスのキャンプ用ストーブと言う劣悪な環境で。

オムライスってのは作ってる所を見られてると緊張する。
恩返しする鶴みたいに、こっち見るなと言いたくなってしまう。
オムライス屋さんみたいに、客前でクリクリと包んで作れるプロの領域にはちょっと手が届きそうも無いのが残念な現状だ。

何かをする際に緊張するってのは、2つの要因が有ると私は考える。
一つは、そがちょい難しく余り自信が無い場合。
得意な事や簡単な事なら別に緊張しないものね。
お刺身に花を置く仕事なんて見られてても緊張しないだろうし。
した事ないけど。

もう一つは、余り自信は無いけど上手く見せたいと言う愚かしい意地っ張りさ。
虚勢を張りたい愚かな心。

人間誰しも出来る事も有れば出来ない事も有る。
イーロン・マスクもイチローも、完璧超人のサッシャにだって、きっと出来ない事の一つや二つは有るかと思う。
人間一人の能力には限界は有る。
何でもかんでも完璧に出来る訳無いのだから。

でも、それを認められない器の小さな人間は、あまり得意で無い事でも素直に成れないで、ちょっとでも上手く見えるように足掻いてしまう。
そこに緊張が生まれる。
絶対無理だと最初から諦めてたら緊張なんてしないのだから。

私が左足一本ですら器用にオムライスが作れる超絶オムライス職人なら別に緊張しないだろう。
私がオムライスのタマゴをカップヌードルの具みたいにしてしまう超絶ドジっ子属性を持ち、周囲もそんなちょっと痛々しいドジっ子ちゃん扱いしてくれるならこれまた緊張なんてしないだろう。
焦げたケチャップライスの上に炒りタマゴが乗ってるのが通常で、周囲もそう言うもんだと認めてくれるのなら何も緊張なんてしないだろう。

そのどちらでもない、でもそれを認めたくない若さ、戸籍上はまぁまぁイイ歳食ってるけど精神的な未熟さが、この緊張を生むのだろうと思う。
オムライスごときに大袈裟な話だけど。
まぁ、毎日2つも3つもオムライス作ってたらもっと上手く成るだろうけど、ニシキヘビみたいにそんなにタマゴばっか食べてられないので中々難しい相談って奴だ。

ちょっとした下り斜面の駐車場にバイクを停めるハメに成った。
とある斜面に住んでる友人宅へと寄った際の事。

引越し以前の私のように、わざわざ斜面に住んでるこの人。
家は流石に傾いてないけれど、駐車スペースはほんのちょっと傾いている。
そんな家。

車なら何事も無く停めれて何事も無く出れるのだけど、バイクの場合はちょっと問題。
停めるのは下りなので簡単なんだけど、出て行く時が一苦労。
バックで停めれば良かったんだけど、そんなの後の祭りって奴だよ。

乗っていったバイクはセロー。
ZZR1400なら結構途方に暮れれたかも知れない。
何ならアクサダイレクトのバイクレスキューを呼んでたかも知れない。
ちょっと引っ張り出して下さいと。
やってくれるかどうかは知らないけど。

でもセローならどうにか成る。
どうにでも成る。

方法は2つだ。
一つは頑張って引っ張り出す。
もう一つはアクセルターンで向きを変える。
この2つ。

セローを引っ張り出すのは体力が有ればどうとでも成る話なので割愛。
問題はアクセルターン。
果たして、このシチュエーションで成功するのかって事。

アクセルターンが出来るか出来ないかと聞かれたら、そりゃ出来る。
何度も書いてるように、まだ義務教育だった頃からモトクロッサーに乗ってる私。
モトクロスコースを頻繁に走るのは中学生では中々大変だけど、幸いな事に知り合いの所有する大きな土地(重機の駐機場跡地)を改造した練習場が使えたので、月に何度か、夏や冬の長期休みは時には毎日のようにモトクロッサーに乗っていた。
せませまと、チマチマとした敷地で。
ビル工事するような重機を何機も置いてた敷地なので土地は広いのだけど、それでもバイクを乗るには余りに狭い。
本気でジャンプしたら余所の家の玄関にお宅訪問しちゃう程。

だから必然的に八の字やったり定常旋廻したり小さなジャンプを一個だけ飛んだりと、そんなチマチマした練習ばっかしてたのだけど、必ず取り入れるのはアクセルターン。
モトクロスにおいて、一旦止まってハンドル切って、足着いてバイクを寝かして、スロットル開けてリアを滑らせてターンする、そんな暢気な事やってるシチュエーションは無いのだけど、ダートバイクコントロールの基本なので良くやってた。
だからアクセルターンが出来るのかと聞かれたら、そりゃ出来るわと答える。
リトルリーグからピッチャー一筋15年の人にカーブ投げれるか?って聞くようなもの。
漁師に生きた魚触れるかって聞くようなもの。
出来なきゃちょっと心配なレベルだ。

ただ、それはあくまで土の上での話。
舗装道路の上でアクセルターンするってのは、少々敷居が高い。
アクション映画で敵を追跡する為に勝手に借りたバイクに乗る主人公のように、舗装道路でアクセルターンをするってのはこれが中々難しい。
技術もそうだけど、何よりメンタル面での敷居が高い。

思いっきり寝かしてやれば、セローのパワーでも十分にリアスライドは可能だ。
MotoGPくらいに倒してやれば何万キロも走ってる224ccのエンジンでもリアタイヤなんか簡単に滑るさ。
下手したらそのまま倒れそうだけど、倒れる前にスロットル開けてクラッチ繋いでやれば周れるので問題は無い。
ターンしたら勝手に立ち上がるし。
それに転んだら転んだで、セローならどうって事も無いしね。
セローなら。

ただ、途中でグリップした時がちょっと困る。
これが大きな駐車場なんかの広場ならともかく、公共の駐車場でアクセルターン等と言う行儀の悪い事をする行為自体の可否については別の話として、広場ならばどうって事は無い。
でもこの場所は友人宅の所有する駐車場スペース。
車数台分の狭いスペースなので、周ってる最中にグリップを取り戻して暴走したら結構悲惨な事に成ってしまう。

一度、そんなネガティブなイメージを抱くと、どうにもスロットルを開ける手が緩んでしまう。
アクセルターンで、特に舗装路のアクセルターンでは緩めちゃダメなんだけど、ついつい緩めてしまう。

それに、人が見てるってのも困る。
ちょっと緊張する。
どうにもスロットルを開ける手が緩んでしまう。
緩めちゃダメなんだけど、ついつい緩めてしまう。

ま、今日の所は勘弁しといたるわ。

私は、うんしょうんしょとセローを引っ張り出して方向転換するのだった。
あんな狭い所でアクセルターンなんて迷惑なので止めておくわ。
余所の家の玄関に突撃晩御飯したらえらい事だしね。

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