生身で受けるのはお勧めしかねる

2018年12月15日

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https://youtu.be/XxBZi3xW53c

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エディ・ゲレロの体重は概ね100kgちょい。
それが1m程の高さのコーナーポストから飛んでくるんだから、下に成ってる方は大変だ。
確かに、さらに落差の有る場外や２階の観客席や自動販売機の上なんかに比べたらまだマシとは思う。
ベイダーやバンバンビガロが降ってくるよりはまだマシだとも思う。
それでもやっぱり、プロレスラーってのは大変な仕事だね。

プロレス技はどの技も危険極まり無いのだけど、ボディプレスはパンチやキックや左足をリングにバン！って言わせる方がメインの長州力のストンピングのように良い塩梅でコントロール出来ない。
加減してゆっくり落下するのは物理的に不可能なだから危険極まりない。
受身次第で着地の衝撃を抑える事は不可能では無いだろうけど、それでも自然の法則に従って重力に任せるまま落ちるしか無い訳。
ともかくボディプレスはやる方も大変だけど受ける方も大変だ。

時折、リングに横たわりながら、場合によっちゃ上手い事当たるように微調整したりしながら、100kgを越える人間が降ってくるのをじっと待ってる下の方の人はどんな気持ちなんだろうかと、思ったりする。
100kg越える人間が降ってくるのを、横たわったまま生身で受けるのを待ち構える人間はどんな気持ちなんだろうかと。

嫌だろうなぁって。
予防接種の列に並んでる時よりも嫌だろうなぁって。
避けたいよなぁって。
でも避けて良い場面と絶対避けちゃダメ！な場面は決まってるので、そう言う訳にも行かないんだよなぁって。
そう思う。
大変な仕事だね。
でもそんなプロレスが大好きだ。
やるのは遠慮しておくけれど。

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トライアルの基本テクニックの一つ。
ステアケース。

ちなみにステアケース＝staircaseとは階段って意味。
別にこんな防波堤みたいな所に乗る事を指してる訳では無いのだけど、まぁそんな事はともかくステアケース。

このレベルの高さに上がるのは見ての通りかなり難しい。
当たり前だけどバイクに乗れるからと誰でも出来るって訳では無い。
オレは限定解除を試験所で取ったんだぜ！と良く解らない自慢をしてくる限定解除おじさんとて、いきなりコレをやれと言われて出来るもんじゃない。

でも、この半分くらいの高さなら、トライアルバイクに乗れば少々の練習と気合次第で不可能では無い。
まずスタンディングで停止できるか、って所から始める必要は有るけれど、トライアラーならそれ程に難しくは無い。
これの半分くらいの高さならね。
トライアル専用バイクならね。

でも、この動画と同じ事を人によってはセローやスーパーシェルパでやってのける。
勿論、人による話、なのだけど。
誰でも彼でも出来る訳では無い。

そりゃそうだ、何の世界においてもその筋のプロとそこらの民間人とでは違って当たり前のお話。
プログラミングから飛び込み営業まで、その筋のプロとそこらの民間人とでは違って当たり前なお話だ。
超一流のプロの手に掛かれば世界を支配できるオペレーションシステムが作れるし、300万円の絨毯を飛び込みで毎日売る事だって出来るかも知れないし、蛍光灯の束の上にボディプレスだって出来てしまう。
それをそこらの人間に真似しろと言われてもそりゃ無理な話だよ。

でも．．．凄いよねって正直に思う。
セローで壁を登れる人も、それが出来てしまうセローも。

ちなみにセローの重量は装備重量で133kg。
70kg程のトライアラーよりもさらに60kgも重いので、上から落ちてきたらかなり痛い。
ステアケースに上がるのを失敗したら、下手するとジャーマン失敗したような体勢に成るのでかなり痛い。
セローは中西学よりも重いので、上からドン！より破壊力が大きいから注意が必要だ。
堅いし。
ほぼ鉄とアルミで出来たセローは、まだヘッドギア着けてた頃の中西学の動きよりも堅い。

私のセローで、私のセローで、しつこいけれど私のセローで調子乗ってそんな事やって下敷きに成った人が居た。
ちょっとした崖を無理して登ろうと失敗して、天龍のエルボードロップのように降ってきたセローの下敷きに成った人が居るので、まぁ余り無理な事はしない方が良いと思うな。
セローが何とも無かったのが幸いだったけれども。
ん？肋骨？
ああ、まぁ大丈夫じゃないのかな。
仮に折れても骨なんか一杯有るからちょっとくらいアレやでと、サラ・コナーも言ってたし。

ともかく、重力に魂を引かれてる我々は、その重力による支配から逃れる術は持ち合わせていない訳で。