SBK開幕前夜！
正確にはまだ前夜、って訳でもないけれど、そろそろ開幕するSBKについてさらっと。
まずは今年の主なライダーラインナップ
| ジョナサン・レイ | イギリス | カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK |
| レオン・ハスラム | イギリス | カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK |
| チャズ・デイビス | イギリス | Aruba.it レーシング-ドゥカティ |
| アルバロ・バウティスタ | スペイン | Aruba.it レーシング-ドゥカティ |
| マイケル・ファン・デル・マーク | オランダ | パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム |
| アレックス・ロウズ | イギリス | パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム |
| レオン・キャミア | イギリス | モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム |
| 清成龍一 | 日本 | モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム |
| トム・サイクス | イギリス | BMWモトラッド・ワールドSBKチーム |
| マルコ・メランドリ | イタリア | GRTヤマハ・ワールドSBK |
注目はやはりジョナサン・レイの5連覇と、その阻止が至上命題なデイビスの戦い。
さらに戦闘力は年々上がってるヤマハの２人に、MotoGPからやって来たバウティスタと昨年BSBタイトルを獲得したレオン・ハスラム。
今の段階で現実的に考えられるタイトル争いは最大でこの６名に成るかと。
この6名にBMWへ移籍したサイクスとヤマハのプライベートチームから参戦するメランドリが何処まで戦えるか。
ホンダは．．．どうだろうね。
なお、先日オーストラリアで行われた開幕直前公式テストでは、バウティスタが２日連続トップタイム。
パニガーレV4 R初年度ながら、トップタイムは流石は元motoGPライダーって感じだ。
It’s #wheeliewednesday ✊🏼✊🏼 pic.twitter.com/e5XkQIzCdu
— Alvaro Bautista Arce (@19Bautista) 2019年2月20日
ともかく楽しそうだ。
さて、先日発表されたのがエンジンの最大回転数の規定。
昨年は主にカワサキが回転数を抑えられ、カワサキ虐めとの声も上がったのだが、今年はこんな感じ。
今回発表された、BMW S 1000RR 、Kawasaki ZX 10 RR 、Ducati Panigale V4Rのレブリミットは以下の通り↓
| BMW S 1000RR | Kawasaki ZX 10 RR | Ducati Panigale V4R |
| 14,900rpm | 14,600rpm | 16,350rpm |
ホンダ、ヤマハ、アプリリアについてはまだ未発表。
参考までに昨年の開幕時点でのレブリミットはこんな感じだった。
| Aprilia | BMW | MV Agusta | Suzuki | Yamaha | Honda | Kawasaki | Ducati |
| 14,700 | 14,700 | 14,700 | 14,700 | 14,700 | 14,300 | 14,100 | 12,400 |
カワサキだけが14,100rpmで、ホンダを除く他のメーカーは14,700rpm。
Ducatiは2気筒だったので回転数は低く抑えられていた。
一方で今年は、カワサキの締め付けは緩くなったものの、Ducatiは大幅に優遇される事に。
今まで2気筒でしかSBKを戦った事の無いCucatiへの優遇措置なのだろうけど、テストでのバウうティスタの走りを見たら、そこまでの優遇は要らないんじゃ無いかな？ときっと多くの人は思うだろう。
中には、そこまでしてDucatiに勝たせたいのか？と、陰謀論めいた事を思う人も居るかも知れない。
陰謀論だよ。
そりゃボーボーに陰謀論だよ。
ともあれ、こんな感じでそろそろ始まるSBK。
開幕は2月22日。
場所はオーストラリアのフィリップアイランド。
昨年ロレンソの代役としてファクトリーからエントリーして4位を獲得したフィリップアイランドがバウティスタのSBKデビューの地。
絶好調のバウティスタがデビューウインを飾るか、或いは絶対王者のレイが力でねじ伏せるか、デイビスは？ヤマハの2人は？そしてホンダは突然速く成ったりするのか？
開幕は目と鼻の先だ。
お楽しみに！