セロー、ポコポコ病を発症する

ポコポコ言うんです。
ポコポコポコポコ言うんですよ。

と、そんな症状を発症したセローがガレージへと運び込まれてきた。
重度のポコポコ病を発症したセローが。

ポコポコ病
スロットルオフ状態でエンブレが効いた状態で起こるアフタファイヤ。
排気ガスと乗り手の知性とが盛大に抜けまくってる社外品の轟音マフラーなら、これまた盛大なアフターファイヤが起こる所だろうけど、ノーマルマフラーならポコポコと可愛い音が鳴る。
結構恥ずかしいポコポコ音が。

原因の一つとして考えられるのが、セッティングが薄いって事。
排気系を変更した事で結果的にセッティングが薄くなったのが一つ。
そして、何も変更してないけど吸気系の何処かからエアを吸ってる、ってのが一つ。
所謂、何もやってないのに壊れたんです状態だね。

ノーマル状態のセローならば、インレットパイプの接続部分のリーク、そしてインレットパイプ自体のひび割れ。
そして、インレットパイプに昔から着いてる負圧取出しニップルからのエアの吸い込み。
要するにエアインダクションや燃料コックに使ってるならちゃんとホースが挿さってるか、何も使ってないならちゃんと蓋されてるか?って事。

右がセロー(4JG 5~)の燃料コック。 ON-OFF-RESの文字を見ての通り、手動開閉式の燃料コック。 左はSRX用のコック...

燃料コックってのはコレのこと。

キャブ周りが原因のポコポコ病の病巣は、大体はその辺に答えが有るので、その辺に手を入れる事でポコポコ病完治への道が開かれる。
要するに、二次エアを吸ってないかちゃんと確認しようって事だ。
そこを確認すればポコポコ病完治への道が開かれる筈。

で、筈だったのだが真に残念ながらその道は特に開かれなかったので、こんな所を開けてみる事に。

コースティングエンリッチャー。

ばっちいキャブでごめんなさい。

コースティングエンリッチャーとは、文字通り...文字を見ても何の事だか解らないか。
惰性運転(コースティング)時に混合気を濃くする機能(エンリッチャー)って事。
多くの単気筒バイクのキャブに付けられてた機能。

これにより、コースティング時にちょい濃い目のガスを送る事でアフターファイヤを防止するって構造。
なお『濃い目のガス』と言ってもエアをカットしてるだけで、別に加速ポンプみたいにガソリンをピュッピュと吐いてる訳では無い。

スーパーカブさえもFI化して10年以上も経つ今の時代から見れば古代文明の生活の知恵みたいな機能だけど、アナログだった時代にはこのベロベロしたゴムの膜が役に立ってくれてたのだ。
サンキュー!膜!


たかがゴムの膜。
だがこのゴム膜一つで、凄く不快でちょっと恥ずかしいポコポコを防いでくれる。
そう、ゴムマックならね。

等と書きつつも、実際の所、ここが壊れる事は滅多に無い。
何も改造してないのにアフターファイヤが起こるのは、キャブの取り付け部分からエアを吸ってるか、或いは点火系の何処かに問題を抱えてる場合が多い。

今回に関してはこのダイヤフラムを交換してキャブを組みなおしたらポコポコ病は完治したので、原因はどこだったのかはいまいち探りきれなかったものの、直ったからまぁいいやって思っておく。

この世の全てのポコポコ病が、これで直るとは決して言えないけれども。

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