みんな、土に帰りたがってるんだ
そろそろ始まる、所によっては既に始まってるレースシリーズ。
シクロクロス。
ロードバイクのようなバイクで階段等のセクションが設けられた土の上を走るバードなレース。
それがシクロクロス。
見た感じロードバイクのようだけどちょっと違う。
もっとも、最近はロードもディスクブレーキ付いて太いタイヤを履けるように成ったので、クランク～カセットの辺りしか違わないような気がしないでもないんだけどね。
グラベルロードだなんて、ダートに特化したロードバイクっぽいバイクも有ったりするし。
以前は23cが主流だったロードに比べ圧倒的に太いタイヤにカンチブレーキだったり、またはボトルケージが付けれなかったり等と随分と差異は見られたのだけど、最近はクランク～カセット周りを除いてまた解りにくく成ってきた。
ボトルに関してはレギュレーション次第なのかな。
普通に付けれるのから、付けれないのも色々。
ダート走るなら何もそんな走りにくそうなバイク乗らないでMTBでイイじゃんって思ったりもするんだけど、それはきっとお口にチャックしとけって話なんだろう。
そりゃ野暮ってもんだ。
何もこんな事を土の上でやらなくたって．．．．とは思うんだけど、やはり人は土へと帰りたがってるんだろうね。
サイバイマンみたいに文字通り土から生まれた訳では無くとも、アスファルトとコンクリートに囲まれた生活をしてると、時には土へと帰りたく成るのだろう。
きっとそれが生物で有る人間に取って最も自然な姿なのだろうと思う。
そして、そもそも土の上で生きるべきセローに取っても。
と言う訳で、秋の林道ごっこ仕様へと換装された．．．って、ツーテンからツーリストへタイヤ替えただけなんだけど、ともかく由緒正しいマウンテントレイルとして蘇った私のセローを見送った。
近所のスーパーへの足、と言う仮の姿から、由緒正しい林道アタッカーへと生まれ変わり、とある林道へと出撃したセローを見送った。
正確には、セローやらトラ車やらを積んだトランポの後姿を見送った。
私は行かない。
まぁ折角のトレールバイク。
林道走ってナンボなバイクなので、それはとても結構な事だと思う。
生まれ育った土の上へと回帰するのはとても結構な事だと思う。
調子に乗って、セローも人も、本当にそのまま土へと帰った切りに成らなければそれで。
来週も近所のスーパーに乗ってくのでちゃんと帰って来てくれたらそれで。