反逆者は電気竜馬の夢を見るか?

ふと気付いたらもう12月。
2019年も終わろうとしてる。
あらやだ。

2019年と言えば、世が世ならビルから用事も無いのに炎を上げて、アンドロイドが電気羊の夢を見てるのかどうなのさ?って時代。
早いもんだね。
あの頃のハリソン・フォードは若かった。
私もアナタも若かった。
あらやだね。
いやまったくだ。

ブレードランナー公開の1982年。
当事ホンダはこんなバイクを作ってた。

MCX50

一見するとちょっと解り難いけれど、エンジンは2スト。
そんな2ストアメリカン、のようなバイク。
昔ってこんな雰囲気のバイクが多かったよね。
カワサキのZ-LTDシリーズみたいな雰囲気のバイクが。
今や見かける事は皆無だけど。

同時期に発売されたのがNV CUSTOM。
後に続くホンダのアメリカン(クルーザー)でのベストセラーモデルのスティードやシャドウのご先祖様に当たるバイク。
○○CUSTOMって名前で、その昔のホンダはこの手のバイクを幾つか作ってた。
直4のCBXや、モトグッツィみたいな縦置きVツインのCX、そしてこのNV。
きっとこの手の需要が有ったんだろうと思う。
あれこれ同じようなバイクを作ってた。
エンジン毎にご苦労様。
スズキも似た様なの作ってたし、ヤマハだってXS  SPECIALってのを作ってたし。
まぁそんな時代って奴だね。

この手の、おっちゃんが好きそうなバイクは何時しか終焉を向かえ、各メーカー本格的なアメリカン(クルーザー)を作るようになる。
ホンダのスティードやシャドウ、ヤマハのビラーゴ~ドラッグスター、カワサキのバルカン、スズキの...何だっけ?
ともかく、ロング&ローな本格クルーザーを各メーカー共にバンバン出していた。
出していた。
まぁこれまた今や昔の話だけども。

波は、流れは決して永遠では無い。
その昔、NSRはこのまま進化したらどこまで凄くなるんだろうと、1990年代の少年達は思った事だろう。
他の2スト250然り、4スト250/400ccのフルカウルスポーツもまた然り。
FZRにせよZXRにせよ、TZRにせよRGVガンマにせよ、この先何処まで進化するんだろうと。
KR-1は....ん、まぁアレとして。
だが結果は皆様ご存知のとおり。
期待のZX25Rの登場で再びこの流れが出来るか?
それはまだ解らないな。

レプリカブーム終焉と前後して訪れたゼファーブーム。
今度は各メーカーそんなバイクばっかに成った1990年代半ば~の事。
スポーツバイクとして大幅に退化した二本ショックの空冷バイクに回帰するのか?
と、大いに危惧した人も少なくなかっただろうと思う。
このままフルカウルのスポーツバイクは無くなっちゃうんじゃ無いかって。

ただ、バイクの波、バイクの流れって永遠では無く一様でも無い。
NSRやCBRみたいなバイクばっかりの時代も何時か終焉を向かえ、同じくゼファーみたいなバイクばっかの時代も終焉を迎えた。
あれ程街中でバーバー言わせてたTWやFTRも街中から姿を消し、アレほどガチャガチャ居たビックスクーターも大きくその数を減らし、用事も無いのに300km/hも出るメガクルーザーも期待の新型ハヤブサは梨のつぶて。
もう随分古さが目立ってきた感の有るZZR1400が孤軍奮闘するのみ。
昨今大勢力を誇るパラ2の250ccも何時か姿を消し、クチバシブームも過去のモノと成るんだろうと思う。
バイクの波、バイクの流れって永遠では無く一様では無いもんだよ。

日本のクルーザー界で無くてはならない大きな存在。
ホンダ・スティード。
Steedとは軍馬、あるいは竜馬(りゅうめ)とも言われる、滾った元気な馬の事。
このホンダのスティードはそんなに元気に滾ってるかどうかは別として、日本のクルーザー界に取っては無くては成らない大きな存在で有るのは間違いない。
これが無ければ日本のクルーザーが華開く事は無かっただろう。

だが、華も何時かは悲しく萎れる。
栄華を誇ったジャパニーズクルーザーにも同じように押し寄た。
栄枯盛衰の四文字熟語がスポっとハマるかのように、各メーカーのロング&ローなVツインクルーザーは軒並み終焉を迎える。

クルーザーで残ったのは唯一のVツイン=ヤマハのボルト。
後は奇しくもパラ2のカワサキのバルカンS、そしてホンダの反逆者=レブルの2つ。
まさかスティードが、シャドウが、ドラッグスターが、Sじゃ無い方のVツインのバルカンが、スズキの何だったけ??が無くなるとは。
そしてまさかレブルが生き残るとは。

世の中解らないもんだ。
まぁ、エリミネーターがV型エンジンに成ったり、果ては125ccに成ったりと、今までクルーザー界隈では衝撃的な事も幾つか有ったんだけどね。
それにしても生き残ったのはレブルか....。
まさか滾る竜馬が消えて反逆者が生き残るとはね。

何度か乗ったこと有るけれど、このレブル250は本当に良かった。
反逆者と言う割りにとても素直な良い子。
それがレブル250。
タイヤをもうちょっとスポーティーなのに換えてやればさらに良くなりそう。
見てくれ的にはこのバウムクーヘンみたいなのが最適解なのかも知れないけれど。

もちろんエンジンは500の方が勝ってるんだろうけど、あれのネックはお値段。
250の547,800円に対して、500は799,700円。
その差25万円。
価格差45%増し。

排気量とシリンダー~ピストン一式が2倍に成ってるのに値段が2倍じゃ無いだけ良心的だろ、って意見無くも無いけど、やっぱ高いよスレッガーさんと言わざるを得ない。
ん、高いね。
やっぱ250でイイや。

もうひとつのネックは排気量。
今や大型二輪免許もちょっと背伸びすれば手が届く時代。
だから普通二輪免許の枠に囚われる必要も無いのかも知れないけれど、それでも余分に教習受けたり、また年齢制限が有ったりと障壁は依然存在する。
普通二輪免許を持ってても、さらに10万円近く必要だしね。
その敷居を越えるのは中々に大変だ。

これが80年代後半なら、恐らくレブルも日本国内用に400を用意したんだろうと思う。
そして今現在が80年代後半のような勢いが有れば、同じパラ2エンジンを持ってるNC750のエンジンを載せたさらにレブル750、もしくはいっそアフリカツインのエンジン載せてレブル1100なんて可能性すらゼロでは無かったかも知れない。

でも、結構取り返しつつ有るとは言えどもこのご時勢。
バイク業界には未だに北風が吹きすさぶ時代。
北風が止まぬ2019年。
4つも作るのは難しいんだろうね。
2つで十分ですよって事なんだろう。

でもやっぱりレブルだけじゃちょっと寂しいので、同じようなバイクばっか作ってないでそろそろスティード、もしくはそれに準じたジャパニーズクルーザーの復活をちょっと夢見たい。
ホンダだけでなく各メーカー、ジャパニーズクルーザーの復活の夢を。
流石にスーパーチャージャー積んだエリミネーターは無いにしてもだ。

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