補給は大事だから

トライアルバイクに乗ってた人が過去に何人か居る。
広場で借りて遊んだら本当に面白い、でも自分じゃ中々買わないよねって、そんなトラ車に乗ってた人が過去に何人か。

一人が、正確には一人じゃ無かったけど、ともかくその一人がその昔に世話に成ってたバイク屋の兄ちゃんとその友人達。
BETAだったかガスガスだったのか本気のトライアラーに乗り、当時住んでた横浜から随分遠くの山まで良く出かけていた。
一人じゃない、正確には三人程。

彼らモノホンのトライアラーの走破性には、私のセローやCRMじゃ正直スマンかったな話なのだが、比較的フラットなエリアまでは何度かご一緒させて貰ってた。
もっとテクが有ればセローでもかなりのレベルまで着いて行けそうなんだけど、そんな事を私に言われても困ってしまう。
セローでもちょっとしたステアケースならクリア出来るけれど、崖を登っていくトラ車には流石に着いていくなんて無理。
私が駆ると、ヒマラヤカモシカは残念ながらそんなに走破性は高くない。

トライアラーって本当に面白い。
自分じゃ中々買わないけれど、借りて乗ったら本当に面白い。
ただ、あの手のバイクで自走するのはかなりの苦痛を伴う。
トライアラーとして本気に成れば成る程に、移動が本当に苦痛に成る。
5km/hでスタンディングするならとても素晴らしいけれど、幹線道路を数時間走るのは苦行以外の何物でも無い。
シートに座ったらM字開脚してしまうものね。
短パンで乗ったら一大事だ。
どんなに上手に隠しても、可愛いゴーヤがメンソーレしてしまう。
一大事だ。

移動区間でのポジションも問題に成れば、その短い航続距離もまた大きな問題と成る。
多くとも3リッター程度しかガソリンが入らないモノホンのトライアラー。
下手したら2リッターすら怪しいモノも。
流石にチェーンソウやコールマンのガソリンランタンよりは入るが、それでも移動手段としては非常に心もとない。
しかも幹線道路を車の流れに乗って走ろうと思ったらかなりブン回す必要があるので、これが非常に燃費が悪くなってしまう。
幾ら超軽量バイクと言えど、エンジンをブン回したらガソリン食うのは仕方ない話だろう。
サポートカーが着いてれば、移動用にスプロケ交換してやれば移動も随分楽に成るんだろうけど、それは流石に望めねい。
ってか、それなら車に積んでいく。

幾ら保安部品付いてナンバーが取れて保険も入れて公道もイケる口のバイクと言っても、そこはやっぱりモノホンのトライアラー。
出光イーハトーブのように公道も使うトライアルイベントでも走れるよってだけで、基本的に幹線道路を涼しい顔して走るようには作られてはいない。
126cc以上なら法律上高速道路だって走れるが、流石にそれは止めた方がイイとは思う。
余りにヤンチャが過ぎるわ。

だから、その航続距離の短さをカバーする為、そして山の中で遊ぶ時の移動式ガソリンスタンドとしても、トライアラーを出撃させる際はSX200を同行させるのが常と成っていた。
何用かは知らないけれど、ともかく巨大で不細工なビッグタンクに換装された、非常に不細工なSX200を給油用タンクローリーとして帯同させていた。
マッドマックスみたいにガソリンを奪われる為だけに。
SXご本人は超絶燃費バイクなのでちょっともガソリン食わないってのに。

嗚呼、なんて可愛そうなSX。
不細工な改造まで施されて。

でも、兵站を疎かにすると戦いには勝て無いのは必然。
補給は大事だよと旧ザクのおっさんもその生き様で語ってたし。
だから補給艦SXはとても大事。
不細工な巨大タンク付けられた不細工なバイクだけども、このバイクはとても大事なのだ。

そんな苦労をしてでも、やっぱりトライアルは面白い。
自分じゃ中々買おうって根性は沸き起こらないけれど、アレは本当に面白いね。
多分今後も買わないと思うけれど。

ちなみに補給艦SX担当はトラ乗りの人達の間で行く度にじゃんけんで決めてたみたい。
別に苛めてた訳では無い事を一応書いておく。

そんな補給艦が再び私の手元にやって来るかもしれない。
そう、山奥でトラ車で遊ぶ人の補給艦として、自走式ガソリンスタンドとして。
マッドマックスのタンクローリーのように、ただガソリンを奪われる為だけに。

その話は、またの機会に。

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