エントシュルディグング
YZF R25
初期型が発売されたのは2015年。
そのちょい前、モーターショーに出品されたモデルにちょっとドキドキしたもんだ。
ヤマハは遂にやってくれたよと。
ペンペン草も生えない不毛の軽二輪界に新たな希望を芽吹かせてくれたよと。
ニンジャ250以外の選択肢を僕たちに示してくれたよと。
実際に発売されたモデルはこの参考出品モデルとは少々違ってたりもしたのだけど、それでもカワサキのニンジャと並ぶベストセラーモデルとしてご存知のように売れまくった。
2019年には、倒立フォークにフルデジタルメーターにと、やたらと豪華にモデルチェンジ。
正直、中々に格好イイ。
価格は654,500円 （消費税10％込み）
2015年（発売は2014年12月）モデルに比べ10万円程値上がりしてるけれど、超絶豪華なCBR250RRや、これから発売されるこのご時勢に4気筒エンジンを積んだZX-25Rに比べるとかなり安い。
バイアスタイヤと普通のフォークが付いてる2気筒Ninja 250と同じ価格。
CBR250RRとは15万円差。
恐らく80～90万円くらいかな？とか言われてる発売予定のZX-25Rとは20万円～くらいの差に成りそう。
この少なくない価格差で勝負するのか、或いはホンダやカワサキに対抗して高価格帯のスペシャルモデルを投入してくるのか？
それは．．．．どうだろう。
ヤマハの選択は？
他所は他所、うちはうち．．．．かな。
ちなみにこのR25。
実は私、発売された当時から、もっと言えばさらにその前から『あーる にーごー』と呼んでたりする。
そりゃもう随分と長い事。
ワンにシックスにセブンにスリーと、他のYZFブラザーは英語で呼んでるので、25をいきなり日本語で呼ぶってのはやっぱり不自然なんだろう。
やはり『ツーファイブ』と呼ぶのが自然か。
ただこの呼び方、一貫した法則性がある訳では無い。
一桁だから、二桁だから、と明確な基準がある訳では無い。
ZX12Rは『とぅえるぶ』で、MC28は『にぃはち』で、RX-78は『ななじゅうはち』と呼ぶのが一般的。
一桁だから、二桁だから、と明確な基準がある訳では無い。
この辺はオフィシャルに準じるのが最も正しいのだけど、必ずしもふり仮名を振ってくれる訳では無いので、その辺は多数派に倣っておくのが無難な道か。
でも出来るなら、ちゃんとふり仮名を併記してて欲しいなと思う。
以前、このバイクにちょろっと乗る機会が有った。
BMW S1000RR。
フルモデルチェンジした2019では無く、アンシンメトリーな顔した2018モデル。
ギョロ目さんR1とちょい交換しただけなんだけどS10000RRはちょっと驚いた。
これがBMWとヤマハの差なのか、それとも最新スペックの新車と今時尻から排気ガス吐いてるR1とのジェネレーションギャップなのかは解らないけれど、ともかくこのバイクは凄かった。
ってか緊張した。
最新の2019モデルはきっともっと凄いんだろうけど、残念ながら乗る機会はきっと無さそう。
この1回目の車検すらまだ迎えてないS1000RRのオーナーがニューマシンに買い換えない限りは。
だって私を含めて居ないもの。
このバイクを買おうって人は周囲には。
あ、ちなみにこのバイク。
BMW乗りが言うには『えす せん あーるあーる』で良いらしい。
『えす たうぜんと えぁーえぁー』とはあまり呼ばない。
アプリリアのRSV1000を『みっれ』と呼ぶ人は居るだろうけど、996を『のーべのーべせーい』なんて言う人は居ないにしても、ともかく『えす せん あーるあーる』で良いらしい。
なお、このS1000RRの2019年モデルは、話によると今秋予定のデリバリーが大幅に遅れてて秋納車の予定が2020年にズレ込むのだとか。
外国車だから良く有る話だとか、BMWなのに有るのかって、感想は分かれる所かも知れないけれど、夏前に予約した人の待ちぼうけには同情せざるを得ない。
ヨドバシの取り寄せ商品でもここまで待たせない、中々にジリジリさせられる話だ。
新車を買うって大変だ。
10/28/2019に発表された記事では、アメリカでの総販売数は416台。
ちょっとも売れなかった訳なく、たったコレだけしかアメリカへデリバリーされなかったみたい。
その416台に、オイルクーラーのホースからのオイル漏れによるリコールが発表されたよって記事。
なお日本での納車遅れはリコールとは関係無いみたい。
ダメ押しの一撃に成った可能性は否めないけれども。
春には納車されるようなので、夏前に予約した方ももうちょいお待ちを。
2020年に受け取るバイクが2019年型な件については、正直エントシュルディグングといわざるを得ないのだけど。