鈴鹿8耐出場枠とトライアウトについてもう少し詳しく

2020年4月17日

この前にちょろっと書いた8耐と出場枠についての話をもう少し詳しく。

鈴鹿8耐の出場枠

出場枠は以下の通り。

(1)シード権取得チーム

(2)トライアウトで勝ち上がったチーム

WEC(世界耐久選手権)フル参戦チームを除いて、鈴鹿8耐にだけ出るチームはこの2つの出場枠を争う。

 

(1)シード権

以前は前年大会のトップ10トライアル出場チームだったが、現在のルールはちょっと変わっている。

この枠は合計6チーム。
プレミアムチーム枠が1チームと、チャレンジャーチーム枠が5チーム。
何じゃそりゃって方は、まずライダーカテゴライゼーションから覚えておこう。

 

ライダーカテゴライゼーション

これは、出場するライダーのランク分け。
分け方は以下の通りに分けられる。

 

 カテゴリー1(5pt)カテゴリー2(3pt)
MotoGP参戦経験がある 
Moto2ランキング10位以内年間参戦
WSBKランキング15位以内年間参戦
BSBランキング10位以内 
JSBランキング10位以内年間参戦しランキング11~20位
ASB1000 / SS600ランキング5位以内年間参戦しランキング6~15位

*ランキングは2019年7月8日現在
*MotoGPクラスは2018年1月1日以降が対象
*ASB1000 / SS600= Asia Road Racing Championship

 

やこしいけれど、例えばMoto2ライダーの場合はこんな具合。

2019年7月7日のザクセンリンクが終わった時点で、ランキング1位のアレックス・マルケスは文句無くカテゴリー1。
最終的にランキング14位に成るが、ザクセンリンク終わった時点でランキング10位だった長島哲太もカテゴリー1。
だがザクセンリンク後にランキング11位だったレミー・ガードナーはカテゴリー2と成る。

同じくSBKでランキング15位だったレアンドロ・メルカードはカテゴリー1、ランキング17位のレオン・キャミアはカテゴリー2に成る。

 

カテゴリー1(5ポイント)カテゴリー2(3ポイント)がライダーごとに割り振られ、チーム内のライダーが合計8ポイントを上回るとプレミアムチーム、7ポイント以下ならチャレンジャーチームと成る。
どれにも該当しないライダーは0ポイント。

 

シード権

シード権は昨年8耐の決勝結果で、プレミアチームは総合最上位1チーム、チャレンジャーチームは、チャレンジャーチーム内で上位5番手までがシード権を得る。

そのシード権を持つチームがこちら。

プレミアチームチャレンジャーチーム
Kawasaki Racing Team Suzuka 8HHonda Dream RT SAKURAI HONDA
 TONE RT SYNCEDGE 4413
 TEAM FRONTIER
 Zaif NCXX RACING & ZENKOUKAI
 Honda Suzuka Racing Team

この5チーム以外はトライアウト対象レースを出走して結果を残す必要がある。
ヨシムラもヤマハファクトリーもHRCも名も無きバイクショップのチームも同様。
特別扱いしてくれない。

 

 

(2)トライアウト

トライアウトとは参戦資格を得る為のレース。
試験と言っても差し支えないかと。

このレースで規定の成績を修めたチームは鈴鹿8耐に参戦が許可される。
それがトライアウト。

 

12月14日セパン8時間耐久レースセパン上位20チームから選出
4月5日全日本ロードレース選手権シリーズ  第1戦 鈴鹿2&4鈴鹿サーキット上位10チーム
5月17日鈴鹿サンデーロードレース鈴鹿サーキット 

 

鈴鹿2&4中止による代替開催

4月26日全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦ツインリンクもてぎ 上位10チーム

 

セパン8時間耐久レースは、昨年モルビデリが走ったあのレース。
20位以内に入ると鈴鹿8耐への参戦権が得られるので、日本からも多くのチームが頑張って参戦した。

頑張ってセパンに参戦して鈴鹿への参戦権を獲得したチームはこの12チーム

Honda Asia-Dream Racing withSHOWA
Yamaha Sepang Racing
BMW Sepang Racing
TEAM PLUSONE
TONE RT SYNCEDGE4413 BMW
Team Kodama
KRP SANYOKOUGYOU & will raise RS-ITOH
TEAM HANSHIN RIDING SCHOOL
T.MOTOKIDS icu Takada I.W NAC SANYO
TransMapRacing with ACE CAFÉ
Yamashina Kawasaki KEN Racing & Auto Race UBE
TEAM SUGAI RACING JAPAN

8耐でお馴染みの名前がずらりと。
頑張った甲斐が有り早々と参戦権を獲得出来たので、余裕を持った準備が可能な筈だった。
筈だったのに。

 

だがその後、世界は混乱の渦中へと。
2&4、その代替イベントのもてぎ、そして鈴鹿サンデーロードレースは中止。
もはやトライアウトなんてしてられない状況。

 

「この未曾有の危機の中、本年度の鈴鹿8耐出場チームにつきましては、過去の実績等々を鑑みまして....」

って感じに、主催者が選ぶ事に成るんだろうと思う。
トライアウトやってたら順当に上がってくるだろうってチームを。
ヤマハファクトリーとかHRCとかヨシムラやモリワキや....って。

ただ、現在参戦権を持つチームにしてもこれから選ばれるチームにしても、本当に8耐に出れるのかは不透明。
世の中、はっきり言ってそれ所じゃ無いからね。
はっきり言ってレースやってるような状況では無い。
安全面でも、そしてさらに現実的な経済面にしても。

テレビで見てる側からしたらやってくれた嬉しいけれども、この世界経済の状況では参戦出来るのか、レースなんてのが成り立つのかどうかは不透明。
スニーカーと短パン有ったら事足りるような競技じゃないのだから。
250万円のバイクに数百万円のパーツ組んで、4万円~のタイヤとガソリンを浪費しながら用事も無いのに同じところを8時間もグルグル走るイベントが開催できるのかどうかは甚だ不透明なお話だ。

明日をも知れない小さなチームにしても、恐らくは創業以来最低最悪の危機を迎えるだろう巨大企業にしても同じ。
リーマンショックどころじゃ無いこの状況で、レースなんてしてられるのかって話だ。
FIMが500万円くらい援助してくれたら小さなチームは大いに助かるのだろうけど、まぁ絶対無い。
国や三重県の援助なんてさらに無い。
有る訳無い。
そりゃそうだ。

 

と言う訳で.....
どうだろうねぇ。
どうだろうなぁ。

テレビで見てるだけの私としては是非ともやって欲しいけれど、どう考えても.....

MOTOR CYCLE

Posted by TOMMY