エナジードリンク戦争

2016年6月4日

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MotoGPを初めとするモーターサイクルレース界において、現在最も重要なスポンサーの一つがエナジードリンク業界。
以前のタバコメーカーと同じく、大きなウエイトを占める。

現在のMotoGPにおいては、このエナジードリンク界の二大巨頭が支配する。

ご存知、モンスターエナジーとレッドブル。
今やエンターテイメントスポーツには欠かせない二つのブランド。
一体、どれだけ金持ってんだろうって思う。

チームとしては、ヤマハがファクトリーとテック3の両方にモンスターエナジー、そして来期はKTMがレッドブルを身にまとって参戦する。

ライダー個人に着くスポンサーとしては

レッドブル
マルケス、ペドロサ、ビニャーレス、ブラドル等

モンスターエナジー
クラッチロー

こんな棲み分け。

以前は、見た目も成績もカワサキと間違われるGo&Funってのも有った。
緑の巡航ミサイルの異名を取った、かどうかはともかく２度程ヤマハを撃墜してた緑のバイクのアレだ。

実はあれもエナジードリンク。
Go&Funってブランドのエナジードリンクだ。

ちなみにそれに乗ってた人は現在も、ロリスバズとジャックミラーを同時に撃墜すると言う撃墜王ぶり。
流石にヤマハを墜とすにはスピードが足りないけど、撃墜王ぶりはまだまだ健在だ。

青山博一、そしてニッキーヘイデンがホンダのオープン機でGPを走ってた当時、着いてたスポンサーがDrive。
これもエナジードリンク。
これもMotoGPでは撤退。

全日本やMXではお馴染みのRockStarは、今の所はGPではお見かけしない。
スズキ成分が高いエナジードリンクなので、スズキがサテライトを走らせるなら登場も有りえるかも知れない（空想）

現在のMOtoGPにおいてはレッドブルとモンスターエナジーが支配している状況。
チームもライダーも、多くの方達が長年なにかとお世話に成ってる2大ブランドだ。
だが、今回の大規模シャッフルにより、その状況は少なからず変わってしまう事に。

スズキのファクトリーライダーであるマーヴェリックビニャーレス。
Moto2時代よりヘルメットに載せてたレッドブルは来期よりモンスターエナジーに。
Moto3時代はWild Wolfと言う良く解らないドリンクを載せてたけれども、Moto2以降は安定のレッドブル。
それが来期はモンスターエナジーに宗派変え。

そして、現在頭の先からバイクの色までモンスターエナジーに染まりきってる、ポルとブラッドリーのコンビは、来期はそろってレッドブルKTMへ。
GP125からモンスターエナジーを頭に載せてたポルも、来期は全身レッドブルに。
パンツの中に荒ぶるモンスターを潜ませてたポルも、来期はパンツの中に荒くれるブルを宿す事に。
どの道、パンツの中では獰猛な獣がのたうち回る事に大きな違いは無いけれど。