GIVIのトップケースの盗難対策

2020年8月3日

GIVIのトップケースの盗難対策について。

結論から言えば、そんなモノは無い。
ごめんなさい。

おわり。

 

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って訳にも行かないのでもう少し。

結論では、パーフェクトな防犯対策は残念ながら無い。
ホームセンター、場合によっては100円ショップで売ってる道具でガシガシしたら開くようなプラスチックのケースにそんなモノは無い。
少なくともGIVIのモノロックケースに限ればそりゃ無理な話だ。
盗まれたくないなら持ち歩くしか成さそうだね。

だが、亀仙流の修行じゃあるまいし、GIVIのトップケースを背負って歩くのは現実的では無いので、まぁ多分大丈夫だよねと、特に根拠無く自分に言い聞かせる以外に手は無い。

 

 

まぁ多分盗まれない。
きっと大丈夫だろう。
盗まれないんじゃないかな？
でもちょっとは覚悟しとけ。

と、言い聞かせる以外に手は無いのだが、それにしてもこれはちょっとどうなのかなぁって気はしないでも無い。

これは、GIVIのモノロックケースのベースマウント裏側。
す、凄くネジ丸出しです。

 

このバイクの持ち主さんは、駐車場に頻繁に駐車するタイプの人なので、有る程度の防犯性は求めたいとの事。
駅や公共施設のバイク駐車場に長時間駐車する事が多いので、もうちょっとどうにかしたいのだと。

そう簡単にレンチが入らない構造のバイクなら問題無いんだけど、このキャリアのように、いらっしゃいませ！と言わんばかりに丸出し全開ってのは少々頂けない。
チェーンの居酒屋並みの敷居の低さはちょっとね。

 

このナットはフリクションリング入りの緩み止めナットなので、実際にはスパナ一本では外せないのだけど、それでもプライヤーでボルトを掴んでやれば外せる。
また、このバイクではキャリアに空いた穴にボルトを通してるので完全にボルトを抜く必要が有るのだが、キャリアのデザインによればナットをちょっと緩めるだけでベースマウントが外せる事も有る。
1分も掛からず外せるってのはちょっと由々しき問題だね。
別にトップケースに全財産や家の権利書や秘伝のぬか床やへその緒なんかの貴重品を入れてる訳では無くても、やっぱり簡単に盗まれるのは由々しき問題だ。
ケース自体もまぁまぁ高いし。

 

と言う訳で、ちょっと工夫してみた。
少なくとも１分では外せない程度には。
本当にトップケースなんて盗んでいく人が居るのかどうか、って今回のお話の根幹を揺るがす件についてはまぁともかくとして。

 

 

と言っても、そこらに転がってた鉄のフラットバー（厚さ6mm）の2箇所に穴空けてタップでネジ切るだけの簡単仕事。
材料費は100円くらい。
最適解は常にシンプルなのだ。

要するにこの鉄板をボルト留めしてやろうって事。
裏からは外せなく成るので防犯性は遥かに高まる。

 

黒皮をざぁぁっとディスクで研磨して、ミッチャクロン→つや消し黒で適当に塗装。
埃入っちゃったけど気にしない。
剥がれたらまた考える。

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取り付けはこんな感じ。
純正の固定金具にこの鉄板を1本プラスするだけ。
純正固定金具は外せても、この鉄板は裏からでは外せないのでケースごと持って行くのは難しい。
これでもうスパナ一本にビクビクする事は無い。

 

100％の盗難防止対策なんてそりゃ無理な話。
でもこれだけで外からはそうそう簡単には外せなく成るので、ケース丸ごと盗難についてはかなり改善してるとは思う。
ケースを破壊されたり、サンダーでキャリアごとカットされたり、バイクごと盗まれた場合はどうしようも無いけれどね。
まぁそりゃそうだ。

 

実際にトップケースを丸ごと盗んでいくトップケース泥棒なんて居るのかどうかは知らないけれど、少なくともスパナ一本で外せるよりは幾らかはマシなんじゃないかとは思う。
材料費は100円だし。

 

 

なお、キャリア本体はピン付きヘキサローブで固定。
前にも書いたけれど、今時トルクスに防犯性なんて大して見込めないのだけど、まぁそれでもスパナ一本で簡単にキャリア丸ごと外せる現状よりは幾分はマシなんじゃ無かろうかと、甘くも淡い期待を力いっぱい込めて。