何処からが偽物なのか、どこまでも果てなく偽物なのか

2021年3月30日

仕事を辞め、入院したり家でマクロス7見たりと、そんな日々を過ごしてる時の事。
前の職場での同僚の一人が連絡を寄越してきた。
会社を辞めて起業しようかと思ってんだよと、そんな連絡。

ああ、それはそれは結構な事だ。
がんばってねー、と気の無い返事をしてた。
こっちは忙しいんだよ。
多忙美なんだよ！と思いつつも電話で話を聞いてみると、中々スリリングなビジネスを考えてるみたいな。

それは中国。
具体的な話はこんな所では書かないけれど、要するに中国に渡って中国企業の製品を日本や欧米に輸出するって、そんなビジネス。
類似のビジネスやってる人はゴマンと居る、特に物珍しいビジネスでは無いのだけど、それでも居抜き店舗を借りてスナック始めるよりは敷居は高い。
そして知っておく事、覚えておくべき事も遥かに多い。
少なくとも一杯飲み屋を開くよりは遥かに。

中学生の頃から、誰か紹介してくれと言われても、トラブルは御免なので大体はお断りするのが常だった。
それは十二分に大人に成ってからも同じなんだけど、まぁ仕方無いかと知り合いの一人を紹介してやる事に。
その起業を考えてる彼も中国担当の人間だったので、少なくとも私よりは遥かにそっち方面には明るい人間なのだけど、中国でビジネスするに当たっては、より詳しい事情通の人と顔見知りになっておいて損は無いさと。
こんなサービス滅多にしない美と言いつつ、事情通に連絡を取ってやった。

連絡を取ったのは、元JETROの人で、アジアビジネスに非常に造詣の深い人。
アマゾンで中国ビジネス本を買って読むのも大事だけど、やはりその本書いた人よりも詳しい人間と直で話をする機会は重要だろうと。

後は若い者二人にお任せするよと、その後の事は私の伺い知る所では無いのだけど。
でもそれが効を奏したのかのかどうなのか、その後本当に起業して、今の所はまぁまぁ上手い事行ってるみたいなのでそれは良かった、と思う。

中国と言えば偽物。
偽物と言えば中国。
ってイメージは有ると思うけれど、それって別に中国に限った話では無く、ヨーロッパでも偽物は存在する。
幸いにも私自身は遭った事は無いが、ヨーロッパに行く際に良く注意を受けたのは偽警官。
偽札チェックするから財布出せと、偽身分証明書を提示した偽警官が路上で偽尋問をしてくるそうで。
もう偽だらけで何のこっちゃって話なんだけど。

これって、南ヨーロッパのスペインやイタリアは勿論の事、そんなのには一見無縁そうなオランダでもドイツでもベルギーでも有る事だそうで。
偽物や偽者は何も中国に限った話では無いのだ。