ハイテクを使いこなせと簡単におっしゃる

 

F1に比べると遥かに市販車両に近い構造のMotoGPマシンなのだが、昨今はその構造がどんどんややこしく成ってきてる。

ここ数年来のトレンドは、カーボンスイングアームに前後ホールショットデバイスと。そこから派生したライドハイトアジャスター。
リアのホールショットデバイスなんて意味有るのかな?って時折言われたりもするようだけど、現在のトレンドは前後ホールショットデバイス装備。
開幕戦でプラクティスで絶好調だったモルビデリが沈没丸と化したのは、どうやらそのホールショットデバイスが誤作動したのが原因だったらしい。
走行中も作動しっぱなしだったとか。

そもそも、こんなの付けたくは無いんだろうとは思う。
壊れたり、操作ミスったり、重くなったり、整備性が悪くなったりとロクな事は無いのだから。
ライドハイトアジャスターなんか、走りながら手動で作動させるのだから大変だ。
電子制御出来れば操作の面では楽なんだろうけど、残念ながらレギュレーションで禁止されてるのでスマンかったな。

トラクションコントロール~ローンチコントロールに始まる電子制御は、一時期はかなり辛い状況だったと一部の人はボヤいてたが、共通化されて5年も経ったので随分進化したと言われている。
それでもやはり電子制御だけでは限界が有るのは否めないので、物理的な構造の面でもサポートするのが必要なんだろうね。
その辺を上手く使うのが大事なんだよと、あんまり良く知らないけど口尖がらせて偉そうに言ってみたりして。

 

前後ホールショットデバイス、ライドハイトデバイス、カーボンスイングアーム。
ドゥカティから始まったこれらのトレンドは今や各メーカー標準装備と成った。
スズキを除いて。

 

クラシカルなデザインのエアロデバイスに、アルミスイングアーム、リアホールショットデバイス。
5年前のバイクみたいな雰囲気だけど、これが昨年のチャンピオンマシンなので、結局何が良いんだろうって思う。
別にスズキが目新しい事に手を出さないとか、熟成した技術を昇華させるのが上手いとかって話でも無いんだろうけど。

ちなみに、開幕戦で何時ものように『ふと気付いたらそこにリンスパターン』が炸裂したアレックス・リンスだけど、後半沈没したのは消耗が原因らしい。

Alex Rins (Suzuki/6.): Launch-Control vergessen!

ローンチコントロールを入れるの忘れたんだって。
あら、そいつはうっかり。

 

ただ、やっぱ地味だけどスズキはやっぱ強いね。
ミルが普通にプラクティスから今回の調子を出せて、リンスが上手い事スタートして後半までスタミナが持てば、次ぎの結果は変わって来るかも知れない。
かもね。
それは、週末をお楽しみにって事で。