非情なる現実

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第一戦:カタール

=FP1=
5位:Maverick VIÑALES  1’55.847
16位:Aleix ESPARGARO  1’57.096

=FP2=
4位:Maverick VIÑALES  1’55.644
11位: Aleix ESPARGARO  1’56.293

=FP3=
5位:Maverick VIÑALES  1’54.976
11位:Aleix ESPARGARO  1’55.491

=FP4=
8位:Maverick VIÑALES 1’56.037
15位:Aleix ESPARGARO  1’56.547

=Q1=
5位:Aleix ESPARGARO  1’56.238

=Q2=
3位:Maverick VIÑALES  1’54.638

=RACE=
6位:Maverick VIÑALES
11位:Aleix ESPARGARO

今年のMotoGP開幕戦=カタールでのスズキファクトリー二人の成績。
FP1~FP3まで終始4~5位に着け、Q2で予選3位=フロントローを取ったビニャーレス。
決勝は6位とファクトリーライダーとしては最低限のリザルトを残す。

一方エスパル兄ちゃん。
FP1の16位から始まり、FP3で11位と無念のQ1落ち。
そのQ1でも無念の5位でQ2には上がれず。
そして決勝は11位と、サテライト勢の後に着く、正直落第点と言える成績。

思えばこの開幕戦での各セッションのリザルトが、スズキファクトリーライダーの二人のパワーバランスと来期の明暗とを分けたと言える。
かも知れない。
プレシーズンテストを含めて華々しいスタートダッシュを決めたビニャーレスと、いきなり躓いたアレイシとの明と暗とが。

では、開幕戦のカタールから前回のサンマリノまでの、二人の戦績を見てみよう。

■予選結果■

2016suzuki1-1

■赤グラフ:マーベリック・ビニャーレス
■青グラフ:アレイシ・エスパルガロ

オランダとチェコでは上回ったものの、後は全てビニャーレスには遠く及ばない結果。
しかも、5度のフロントローを取ったビニャーレスに対して、2列目が3度の成績。
さらには屈辱のQ1居残りも経験する。
正直、ファクトリーライダーとしては少々物足りない成績だろう。

だが、所詮は予選結果。
決勝でちゃんと結果残したら文句無いさ。

■決勝結果■

2016suzuki2

■赤グラフ:マーベリック・ビニャーレス
■青グラフ:アレイシ・エスパルガロ

あらまぁ、なんて事でしょう。
1度の優勝を含む2度の表彰台を獲得したビニャーレスに対し、最高リザルトが5位は正直スマンかったな気分だ。
何より、リタイヤの多さが少々目に着く。
マシントラブル等の不可抗力も有れど、ビニャーレスの1回に対して5回のリタイヤは多い。

特に目立つのが、ビニャーレスのヤマハファクトリー入りとイアンノーネのスズキ入りが発表されたイタリアGP以降の失速。
もうガッタガタ。

精神的な物だろうか?
それは大いに有るだろうね。
スズキの中心選手として、やって来たプライドが叩き壊されたのだから。
チームとの間に抱えた信頼関係の問題も有り、その後の大失速も良く解る話だ。

でも、そのイタリア以降が極端に悪かっただけで、それ以前が抜群に良かった訳でも無いので、これも必然なのかも知れない。
残酷だけど、シートの数は決まってるので仕方無いのかも。
予選でフロントローを取って、表彰台に一回でも乗って、もうちょっとテレビに映る活躍してたら状況は変わってただろう事は容易に想像出来る。
今年は大事な年なのは解り切ってた事なのだから、開幕前からガッチリ結果残して頑張る必要が有ったのだ。
今更仕方ないけれど。

実際、アプリリアへの移籍は残念だと、そう思う人もきっと多いだろう。
勿論私もそう思う。
明らかにポンコツなバイクで戦う来期以降、下手したらそれでキャリアが終わって仕舞いかねないのだからそりゃ残念だと。

でも、それもこれも、突きつけられたリザルトと言う名の非情の現実の前には、致し方無いのかも知れない。
重ね重ね残念な話では有るけれども。

でも、1989年生まれと、2年後でもまだ30歳手前。
まだもう人頑張り出来る年齢なので、KTMに乗る愛しいの弟を叩きのめしたりしたら、まだ2年後の契約更新季にも芽は有るだろうと思う。
どうにかこうにか頑張って欲しいなと、切に願う。

0912aleix

元気出せよ、お兄ちゃん。

0912rossi

そして、ロッシさんは中指立ててコミュニケーションするのは止めてあげて欲しい。
もうお兄ちゃんのライフは残り僅かなのだから。
もう止めてあげて!

MOTOR CYCLE

Posted by tommy